カルビーさん、コイケヤさんの原点 | 粗悪おじさんの(無駄な)知恵袋

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主に生活上役に立たなそうだけども、知ってるとなんとなく得した気分になれそうな事を調べていきます。

※調査記事と日記記事を分けたかったため、

過去に別ブログで書いた記事をそのまま持ってきています。


大手お菓子メーカーのカルビーさんとコイケヤさん、
私個人の勝手な思い込みでは、
どちらも原点はポテトチップスだと思っていたのですが、
会社沿革を見てると、どうもどちらもそうではないようだったので、
調べてみた結果の紹介。

1.設立
まずは、そもそも企業が何年にできたのかというところから。

カルビー:1949
コイケヤ:1958

企業としては9年ほどカルビーさんのほうが先輩にあたるようです。
ただカルビーさんは、社名がカルビー製菓株式会社となったのは1955年で、
1949年は、松尾糧食工業所を松尾糧食工業株式会社として
法人に改組されたそうです。
また、その後1973に社名をカルビー株式会社に変更しているそうですが、
社名にカルビーという文字が入ったのは、この1955年からになります。


2.起業後の商品
起業されてからポテトチップスが発売されるまで、
各会社はどういった商品を出していたのか。

【カルビー】
1949:カルビーキャラメル
1955:かっぱあられ
1964:かっぱえびせん
1971:仮面ライダースナック
1972:サッポロポテト
1973:プロ野球スナック
1974:サッポロポテト(バーベQ)
1975:ポテトチップスうすしお
その後、のりしお、コンソメパンチと発売されていく。

【コイケヤ】
1958:ポップコーン
1962:ポテトチップスのり塩
その後1967に日本で初めて本格的なポテトチップスの量産に成功。
(wikipediaでは1962の欄に書かれてますが、
 コイケヤ会社沿革では1967となっています。)
コイケヤさんの現在主力としているスコーンやドンタコスなどは、
もっと後に発売されています。


こうして見ると、会社としてはカルビーさんの方が歴史が長いが、
ポテトチップスの歴史はコイケヤさんの方が長い事が分かる。
また、カルビーさんは様々な種類のスナックを出した後、
ポテトチップスに力を入れ始めているが、
コイケヤさんは創立後早い段階でポテトチップスに力を入れ始め、
流通の少なかったポテトチップスの量産化にまで成功している。

ちなみにカルビーさんのプロ野球スナックですが、
え、チップじゃないの?って思われる方も多いと思います。
最初はプロ野球スナックという、チップじゃないお菓子で販売され、
その後プロ野球チップスとなって活動されているそうです。


3.ポテチの歴史
書いてて気づいたのが、
販売の早かったコイケヤさんのポテトが1962年という事で、
ポテトチップスが本格的に歴史を積み重ね始めて51年間。
まだ100年も経ってないという事になります。
私が生まれた時にはすでに市場に多く流通しており、
もっと遠くの昔から作られてたものだと思い込んでましたが、
私の父親(たしか63)が生まれた時には
まだポテトチップスが販売すらされてなかったと思うと、
なんか不思議な感じがします。

ポテチの他にも、
今となってはあって当然と感じている物の中に、
実はそんなに古くない物って結構ありそうですね。
駄菓子類なんて特に多そうな気がします。