今年もたくさんの展覧会が全国の美術館で
企画されています。素晴らしい芸術を楽しむ
時間、今年も大切にしたいと思います。
今年最初の美術展は、六本木へ。
新国立美術館です。
黒川紀章先生の作品ですね。
ガラスを上手に使った、曲面の美しい美術館
のたたずまいです。
セザンヌ展が始まりました。
パリとプロヴァンスと題されたこの展覧会。
オルセー美術館をはじめ、世界中の美術館から
セザンヌの油絵、水彩、デッサンが、90点も
そろう、国内最大級の展覧会です。
「近代絵画の父」と言われるセザンヌは、
印象派から始まり、時代とともにその画風は
変遷していきました。
今まで、セザンヌと言えば、肖像画と静物画
でしたが、この展覧会では、たくさんの風景画も
見ることができました。
お気に入りの3点は、いずれも晩年の作品です。
パリ市立プティ・パレ美術館より、
「アンブロワーズ・ボラールの肖像」1899年。
たくさんの肖像画が展示されていましたが、
これが一番好きでした。
オルセー美術館より、「青い花瓶」1889-90年。
セザンヌらしい静物画です。とても美しい絵でした。
青の色がとてもきれいでした。
こちらは有名ですね。
やはりオルセー美術館より、
「リンゴとオレンジ」1899年頃。
果実に与えられた存在感はセザンヌの
静物画の特徴ですね。
セザンヌは、言いました。
「私は一つのリンゴでパリを驚かせたいのです。」
その後、キュビズムの画家たちにも、多大な
影響を与えたセザンヌ。
その始まりとなった大作、「四季」のすべての
展示は圧巻でした。
この展覧会では、最晩年のアトリエも再現されて
おり、とても興味深いものでした。
私は、昨年は結局2点しか描かなかったので、今年は
もうすこし描いて、一輪の薔薇の絵で横浜を驚かそうと
思います、なんて、、、
訪問した日はエイプリルフール、、、





