前回HHKBについて綴ったのはまだ1ヵ月も前じゃないけど、まいっかといった感じでまたHHKBを語っておく。

 

 

 

ボクはPCがないと仕事にならない職に就いてるけど、キーボードを使った作業はかれこれ20年以上続けてきて、HHKBほど使ってて満足感の高いキーボードはこれが初めてです。

 

ボクがこいつに満足しているのは、まず何よりコンパクトキーボードであるからです。

あくまでこれは「仕事で使うには」が条件で、プライベートでゲームする際は通常のテンキーレスキーボードのようなF1~12があったりDELキーが一撃で押せたりする方が嬉しいのだけど、平日の日中ずっと触るであろうキーボードはHHKBであることに喜びを感じています。

 

 

ボクのHHKBは見ての通り日本語配列なんだけど、世のHHKBファンは英語配列を好む傾向が強く、一部においては日本語配列なんか眼中にないという人もいそうです。

が、HHKBのメリットって英語配列だからということに限った話ではないわけで、ボクはむしろ日本語配列ならではのメリットをちゃんと味わえているので、英語配列では絶対に不可能な自分なりの使い方をしています。

 

 

日本語配列の最たるメリットは、やはり方向キーが実装ることでしょうよ。

これのおかげで、何回も連続してカーソル移動をしつつ入力したい作業を行う際は、キーを押す回数(個数)が少なくて済むのでタイプミスも起きにくいし脳が疲れません。

 

次にメリットと感じるのは、英語配列よりもキー数が多いことです。

特に最下段のキー数のことなんですが、ボクは右にも左にもFnキーが欲しいので、そもそも日本語配列はデフォの段階でFnキーが左右どちらにも配置されているのは嬉しいのです。

そしてキー数が多いということは、キーカスタマイズの幅が広がります。

ボクの場合、現在はスペースの両隣のキーについて、左にある無変換キーは半角入力に、右にある変換キーを全角入力になるよう変更しており、元の無変換/変換の機能はFnキーを押した時に使えるようカスタマイズしました。

 

仕事で使う以上、結局、日本語を打つ方が多い。けど、コーディングはアルファベットや記号を打つ方が多い……

んだけど、文章打ってたら横文字はもちろんモジュール名は半角英数でタイプしたいケースもたくさんあるので、全角/半角の切り替えは頻繁に発生するのです。

その際、元の全角/半角キー1個だけだと、今どっちだっけ?を確認するのも面倒だったり、うっかり無駄に2回押しちゃって切り替え出来てなかったりと、入力効率を落とすケースもたまにあるわけで、これを単独キーで割り当てることで気にせず切り替えることを可能にしています。

この手の工夫は他の人もやってるっぽいです。

 

 

そして、ボクがHHKB日本語配列として感じるもう一つのメリットとして考えているのは、

 

たまに他人に操作してもらう際に躊躇されるないこと

 

です。

HHKBは日本語配列と言えど、F1~12がないこともありやや特殊ではあるけれど、それでも一般のノートPCに実装されている日本語配列キーボードの配置と比べてもあまり差がないでので、英語配列みたいに

 

「え?あれ?カーソル動かすキーどれや?」

 

とか

 

「ちょ、BackSpaceキーどこ?」

 

てことにはならないわけです。

 

まぁこれは一人でこもって作業してるだけなら全くどうでもいい要素だし、そもそも自分のHHKBを他人に触らせてやるものかと考える人にとっても当てはまらないでしょう。

 

 

 

将来的にもし英語配列でも単独で方向キーが実装されるなんてことがあったら、乗り換えるか考えるかもしれないけど、そこだけが理由で高額なキーボードを買うには至らない気もするな……

 

 

さて、ここからは配列とは関係ない話ですが、外観のカスタマイズは見ての通りキートップくらいです。

 

 

普段使う際はチルトスタンドも使用していません。

ボクは、自分に合わせてカスタマイズするのも好きですが、モノに自分を合わせるのも得意です。

 

ボクの場合、HHKBを持ち運ぶこともあるし、自宅内でも使用するキーボードを切り替えることがあるため、固定位置に置きっぱなしではないんですね。

そうなると、チルトスタンドは毎回出してしまってを繰り返すのが面倒になってしまったのです。

使い始めはチルトも立ててました。が、この繰り返しがめんどくて「もういいや」ってなって、ついに使わずとも自分がそれに慣れました。

 

 

そして底面です。

 

 

見ての通り、何か貼ってあります。吸振マットです。

正直これはあってもなくてもあまり変わらないので、HHKBを買ったばかりの人で買うか迷っている人は買わなくて良いです。

まして、チルトを立てて使う人には一切意味のないアイテムです。接地しなくなるので。

 

ただし、チルトを立てずに使う人で、机の性質上滑りやすいと感じる人はあっても良いかも知れません。

この吸振マットは例えばガラス面のようなツルツル表面の机の場合、ビタッと吸着するので、とてもがっしりと固定されます。

 

 

そしてDIPスイッチです。

 

 

ボクは完全にデフォ状態です。

 

Windowsでしか使わないし、CtrlキーをFnキーと入れ替えるわけがないし、もちろん他のキーの入れ替えも必要ない訳で。

仮にキーカスタマイズするならアプリ使う方で統一した方が分かりやすいしな。

 

SW6の節電モードOFF機能も使いません。

HHKBを使うにあたって、長時間も触らず放置するケースって仕事中だと昼休みくらいしかないわけです。

プライベートだったら別に電源ボタン押してスリープ解除する手間くらい気にならないので。

 

 

そんなHHKBを使ってもうちょっとで3年くらいになるんだけど、さすがにキートップは使用感出てきました。

 

 

最近のHHKBのキートップは昔のタイプと比べて品質が改善されているらしいことをどっかで読んだ気がする。

白タイプのものは黄ばみにくいんだとか。

 

墨モデルの場合黄ばみは分からないとしても、さすがに凝視すると色むらが発生してきているのは分かります。

定期的にアルコールで拭き掃除したりはするものの、まぁ新品同様をずっとキープするのは難しいものがあります。

 

しかし、キートップ自体はそうとう頑丈に出来ているので、壊れたらキートップ交換って考えてたら、恐らく一生交換しなくて済みそうです。

いつか無刻印にしようかとか考えるけど、仕事でパスワード入力することを考慮するとどうしても踏み出せない自分がいる……

 

刻印の有無にかかわらず、もしキートップを買うとしたら雪かな? 白もツートンになるのがいいよな。

同じ墨だと芸がないので、白か雪になるんだけど、これがどっちも捨てがたいんよなぁ~~

 

どうせなら、墨ではなく真っ黒っていうキートップも出してくれたら買ってしまうかもしれん……

コストかかる割に大量に造れないだろうからやらんだろうけど。

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