ごきげんよう付けまつげみやたかなです。

はじめての方はこちら音譜


RADWIMPSってバンド、ご存じですか?
映画「君の名は。」の主題歌を担当していたり
売れてますね。


ボーカルの野田洋次郎くんと私は、
同じ高校の同学年でした。

彼は当時からバンド活動をしていて、
「俺は音楽で行く!」って決めてて
町田かどこかのライブハウスで歌ってた。


進学校で勉強しろと言われまくっている中、
彼はとっっても浮いていて

「みんな真面目に頑張って勉強してるのに、
そんなこと言ってるバカなヤツ」

と、私は彼を心底バカにしていたのでした。

茶髪で骨っぽく、制服が腰パンで怖そうで
チャラチャラしてるのも嫌いだった。
(ただの好みの問題w)


彼がろくに勉強せずに
慶應に受かったと聞いたとき、

「頭、よかったんかーーい!」

と、衝撃だった。


卒業から数年してバンドが激売れしたとき、

「才能、あったんかーーーーい!!!」

と、一人めちゃツッコミを入れた。笑


ついでに黒髪になってて、
見た目もそんな嫌いじゃなかったことに
そこで気づいた。笑←


バカなのは私の方だった。


彼は初めからそんなに勉強しなくても
慶應に入る地頭を持っていたし

自分の音楽的才能
自分の声の透明感
そして音楽を愛する情熱にも自覚的で

あの進学校の勉学礼賛の雰囲気に飲まれず
自分の夢をしっかり持ち続けていて
叶える行動もし続けていたんです。


すごかった、野田くん!!


というか、偉かった。

大人のいうことをストイックなまで
聞かないそのスタンス、よく保ってたよ。


大人のいうことを聞いた私は
自分の人生が詰んでることに気づいて
あとで大変なことになってしまったわけで

そこから、自分の人生を考え直したわけで
そこから、人生をやり直しているわけで

彼に比べると14年も遅れてしまった。


自分の人生を考えるのに
遅すぎることはないけれど、
早すぎることはもっとない。

そして遅いのは、やっぱりもったいないよ。

人生の残り時間のお楽しみタイムが
短くなってしまうんだもの。

なるべく長く楽しみたいもんね。


才能を隠してはいかん。
「日陰の日時計」くらい
意味ない存在になっちゃう。


そう考えると、
子どもを持つ親として、
なるべく色んなことを押し付けず
才能ややりたいことを伸ばしてあげて
守り育んでいかないといけないな、
とヒシヒシ思います。

私は守ってもらえなかったから。


余談ですが、

君と羊と青=群青

糸色体糸色命=絶体絶命とみせかけて、
「愛しき体、愛しき命」というメッセージ

などなど、彼の曲のタイトルや歌詞には
うちの学校出身ぽさが滲み出ていて、
やたら親近感がわきます。

高校の時誘われたライブ、
本当に行っときゃよかったです。
うるさいとこ嫌いと言って断ってしまった私をぐーで殴りたい。

仲良くしとけば歌作ってくれたりしたかな。
(↑がめついw)

もう会えない存在になってしまいましたが
そのうちライブに行きたいと思います。
こっそり応援。


あでゅ。