『ゴキゲンな風に吹かれて』          ――ゴキゲン自由学校・生徒会長日誌 -16ページ目

『ゴキゲンな風に吹かれて』          ――ゴキゲン自由学校・生徒会長日誌

校則●1 明るく楽しく。元気よく気分よく。
校則●2 背筋を伸ばして颯爽と歩こう。 ※野暮・無粋厳禁
校則●3 考え過ぎちゃダメ。 「テイキリージー!気楽にね」
校則●4 人の数だけ生き方がある。 「隣人を愛せよ」
校則●5 いつも何かを喜んでいなさい。

■0913

最近行きつけになっている古本屋でこんな本を買いました。


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ギャビン・ライアル著「深夜プラス1」 (ハヤカワ文庫)。


冒険小説の名作ですね―。まだ数ページしか読んでませんが、もう一気にその世界観に引きこまれてしまってます。ハイ。


でも深夜プラス1と言えば、新宿ゴールデン街のバー「深夜プラス1」という人も多いのではないでしょうか。


先年なくなった俳優でコメディアンの内藤陳さんのお店で、日本冒険小説協会の事務局も兼ねてます。


もうずいぶん昔のこと。わたしが初めてお店を訪れた夜。本好きの会員が連夜どっさり訪れているという評判は聞いていたものの、その熱気たるや、ドアを開いた瞬間、無数の話し声と煙草の煙に一気に包まれた。


ガスってる店内に目をやると、カウンターの中に内藤さんが立っていた。笑顔でこちらを見る内藤さんと目が合った。軽く目礼すると、おッ新顔じゃん、という目になった。内藤さんは前にいるお客に、ちょっとそこ開けてと言い、彼らの背後にあった丸イスを間に入れさせた。ここ座んなよ。内藤さんが言った。わたしは両隣のお客にスイマセンと言い、丸イスに座った。そして内藤さんに今晩は、と言った。


「会員かい?」

「いえ、会員じゃないです」

「そう。ウチは会員の店だからさ。でもいいよ。何飲む?」


わたしは内藤さんに角の水割りを作ってもらった。お通しは麦チョコのみ。麦チョコをポリポリやりながら飲む水割りのうまさを、この夜初めて知った。目の前の内藤さんは、会員たちとの会話を楽しみながら、フォア・ローゼスの極薄の水割りを延々と飲み続けていた。


その夜を境に、お店に週イチ程度で通うようになった。内藤さんがいる夜もあったし、いない夜もあった。いれば会長会長と次々会員たちに話しかけられ忙しそうにしていた。わたしはカイチョウではなく、ナイトウサンと呼ばせてもらっていた。会員たちとの話が途切れれば、ポツポツと会話もしてもらえるようにもなっていた。


「多読を誇らず、少読を恥じず」


これが日本冒険小説協会のモットーらしい。


いっぱい読んでるなんて全然関係ないから。いい本に出会うかどうかだからさ、読書は――


2mほどの“本の塔”がギッシリそびえ立つ自室でいっぱい本を読んできた内藤さんと、読書について話しをさせてもらった最後、内藤さんはそう言って笑った。


その頃わたしも、たくさん読んでいるというその一点だけで、その座の頂点に立っているかのような、勘違いクンや勘違いチャンをたくさん見てきてうんざりしていたので、まったくそのとおりだなぁと、ひどく納得した。


その多読をベースに、店内で偉そうにしている輩は内藤さんが追い出してしまうという話も聞いた。


実際そんなシーンは見たことがないが、がっちり内藤さんにこらしめられている、ピントがずれたサラリーマンたちは何人も見た。


「決して売り渡さないもの、それは自尊心」と語っていた内藤さん。


ここに内藤さんの言葉が残ってますので抜粋して載せます。


*****


~日本冒険小説協会 会長 内藤陳のご挨拶より~  抜粋


「血が男の中に流れている限り、不可能ということはないんだよ」   デズモンド・バグリィ著 高い砦

 
おれは、何もかも失ったコメディアンくずれの男だ。失うことのできるものは、もう命くらいしか、残っていない。

ナイトー・チンというのが名前だ。

以前をいえば、日本でも指折りの、ハードボイルドコメディアンだった。だがおれの女房は「夜毎の酒」で、おれの親友は「オモシロ本」だった。こいつがあるばっかりに、おれのアタマは狂ってしまった。だがおれは、そのどちらも手放すことができなかった。

いまは、新宿のゴールデン街でマクツと呼ばれる酒場「深夜プラス1」で神をやっている。この裏町でさえおれは嬉しい。この裏町でさえ、ひとは世界中からおれのところへやってくる。その人びとには、優しさがある。粋な会話とバカ話がある。ホモシロ本とオモシロ映画の世界がある。

そして、おれは、いまでもコメディアンなのだ。日本でも指折りの、売れないコメディアンなのだ。


*****


お酒を飲みながらの内藤さんとの会話は、今となれば本当に懐かしい。ありがたい出会いだった。


「お昼のコーヒー我慢して文庫本買うんだよ―」


笑みを浮かべて優しく語る内藤さんの言葉が、今も頭の中で響くときがある。



■0915

オールスター競輪前橋大会が終了した。武田(茨城)が優勝した。軽くひと捲くりしたレースだった。わたしは3日目には打ち切っていたので、テレビ観戦だけだった。




■0916

昼過ぎだったでしょうか。NHKを観てたらキューン、キューンとテレビが鳴り出して、緊急地震速報です、と言い出した。


軽いグラグラが来て、どこまで大きくなるのか身構えていたら、結構な揺れが始まった。


わたしはデスク前から立ち上がりテレビを押さえた。2011年の大地震の時にテレビが床に落ちて画面を傷つけてしまって買い換えた経験があるから。


床に直に積み上げてある本は崩れてバラバラになって、壁から一枚のサインが落ちてガラスを割った。緒形拳さんのサインである。


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わたしの中にある名優の条件として、演技を超えて、人間という枠を超えて野の獣になれるかどうか、というのがある。


『ゴッドファーザー』 アル・パチーノ

『ディア・ハンター』 ロバート・デニーロ

『シャイニング』 ジャック・ニコルソン


・・・・・などなど。


日本の俳優の中で、これまで三人だけ、人間から獣になった俳優がいる。


『蜘蛛之巣城』『七人の侍』など黒澤映画で主役を張り続けた三船敏郎。

『野獣死すべし』『ブラックレイン』の松田優作。

そして『復讐するは我にあり』の緒形拳。


緒形さんは書家でもあるので、滅多な事では外に自筆のものは残さない。だからこのサインは非常に貴重なものだ。


このサインを緒形さんに直接書いてもらったときのことは今も鮮やかに覚えている。


あるテレビ局内にて、わたしは胸を高鳴らせ、緒形さんを待っていた。一ファンとして、お慕いする下僕として、どうしても緒形さんのサインが欲しかった。


長く続く廊下の奥に一つの集団が見え、こちらへと向ってくる。今さっき撮影を終えたばかりの緒形さんが中央にいた。わたしは緒形さんの前まで行って、緒形さんサイン頂けませんか、と言った。突然のことにビックリした緒形さんは、特徴的なあの大きな目でこちらを凝視していた。わたしは緒形さんの目を見た。そのときわたしは緒形さんに、わたしという一個の人格を測られていたのだと思う。ちょっと間があって、わたしが差し出す色紙とペンを受け取ると、さささとサインを書いてくれた。緒形さんはその間一言も言葉を発しなかった。取り巻きのプロデューサーたちが面倒くさそうな顔でわたしを見ていた。


今思えば、わたしとしては出過ぎた行動だったと思う。しかし、今日絶対サインを貰うと決意して、若きわたしは行動した。行動し、成就した。純真は人を動かすということがわかったし、こんな自分にも何かを成し遂げた感が残って、そのことが嬉しかった。


気持ちを固く決めて、その人の前に立って、懸命に自分の言葉で語れば、大なれ小なれ必ずそこには化学反応が起きる。思いが通じることもあれば通じないこともあるだろう。しかしそれは成功とか失敗とかいう話ではない。それこそが真の出会いであり、そこからしか人生のチャンスは生まれないということだ。


だってもしあのときサインではなく、弟子にしてください! と自分が言っていたら、事はどう転がっていたか。それは断られるに決まっているだろうけど、緒形さんが気まぐれを起こして、あぁそうかい、いいよ、という可能性だってゼロじゃない。そういうこと。夢想するだけでも楽しいことだ。


今この、昔は確かにあった若々しいエナジーがまったく不足、欠落しているのを感じる。行動することでしか自分を変えていけない。成長していけない。そんなことは重々わかっているのに。


今日サイン額が割れて、そんなことを思いました。


これを機に、もっといい額に緒形さんのサインを入れて、あの日の瑞々しい自分を忘れないようにしよう。


■0902

今日は朝から新宿へ。調べたい内容の本をまとめ買いしようと思ってます。


まずは1丁目のコーヒーショップで一服です。初めて入るお店ですね。


オープンスペースがとても気分いいお店です。交差点を行き交う人たちが正面に見えます。ヒューマンウォッチングが趣味の方には最適なカフェかと思います。


直近涼しかった気候も今日は朝から暑い日差しが戻っており、わたしアイスコーヒーを飲むことにしました。


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こうやって時間を気にせず、一人気ままにたそがれてる時間が何より好きなんですね、わたし。


小一時間、文庫本をめくったり手帳を眺めてスケジュールを確認したり、まったりしました。


さて、そろそろ出発しましょうか。まずは東口の紀伊国屋本店へ。


・・・・・ ないな・・・・・


気を取り直して西口のブックファーストへ。


・・・・・ ないよ・・・・・


その分野の本はあっても、欲しい内容のものはなかった。本探しなんて、まあこんなものです。神田の古本街へ行ったほうが良かったかな。


こんな日は新宿サンスイの白川さんの顔でも見て、さっさと帰ったほうが良さそうだね、こりゃ。



■0904

近くの古本屋でこんな本を手に入れた。


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わたしはこの三人が昔から好きで、特にロバート・ハリスなんかその著書はほとんど読んでおります。


彼の「エグザイルス」を読んで、知り合いが海外に旅立っていった、なんて話もずいぶん聞きました。


10万円もあれば、とにかくアジア圏なら1週間は旅ができることに、みんな気づいたんだろうね。


実体験から言わせてもらえば、まったく自由ってものはカネがかかるので、その点をどうやってこの三人は打破していったかということもしっかり書いてあります。


思いっきり生きるとはどういうことか―― 自由の獲得を人生の目標にしている方には大いに参考になるかと思います。



油井さんも、黒澤映画「影武者」に出演してる、その筋の人には超有名人。アウトドアライフを日本で最初に提唱した人としても知られております。


トークライブを収録した本なので、スイスイ読めて、本物の自由人たちの痛快な言葉の数々、薫陶も受けられ、楽しい読書時間でした。



■0911

本日全休日。ナインイレブンですね。


あの日あの時、どこでどうしてた? と世界中で語られる日です。


わたしが暮らすアパートメントから見える空はこんな感じ。小雨模様です。


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ベランダで飲むコーヒーがうまい。この至福な時間、永遠なれ。コーヒーテーブルはエアコンの扇外機です。


しっかしなぁ―― あの日から13年経つんですね。早いものです。


あんな地獄絵をテレビは生中継し、それをわたしは見入って、ショックを受けて、それを忘れたくて、思い出したくなくて、ただただ働いてきただけ・・・ みたいな13年でした。


今日アメリカでは、オバマが国民向けにテレビ演説をし、シリアに空爆を開始すると宣言しておりました。


イスラム対欧米の戦いはいつ終わるのでしょうか。人間同士でありながら、いったい何を争っているのか。


痛めつけられた過去への報復―― が、やっぱりこの戦いの底流にはあるのでしょう。日韓、日中関係も、この問題でギクシャクしてます。それぞれの清算できない過去ってことなんでしょう。


もっとミニマムな話をすれば、人間関係、男女関係もまったく同じ。ちょっとした過ちをいつまでも許せないでいる。気持ちが離れ、体が離れ、もう二度と会わない関係、会えない関係へと陥っていく。許せないという気持ちは何より強い人間の感情で、性だから仕方ないことなのかもしれません。


しかし、だからこそというか、綺麗事ではなく、やっぱりわたしはどこかで人を許したい。


井伏鱒二「山椒魚」の有名なラスト。カエルが山椒魚に言う言葉を、自分が出来るかどうかなんですけどねー。むずかしいなぁ。


*****


13年前の今日、米WTCビルから人がぱらぱら落ちてくる映像が、今も忘れられません。それを見たから、ということもないのでしょうが、とにかく悔いのない人生を、と若きわたしが考えたことを思い出しました。


失敗して反省するのはいつものことです。ただしそれを後悔することはもうしません。


いつまでもこの地球に存在していられる命ではありません。残り時間を考える年齢でもあるのでしょう。大袈裟ではなく、世界のために、人間のために何が出来るか――


愛し合ってるかーい! と叫んだ忌野清志郎大先生も、今はもういません。彼の歌声でも久し振りに聞きながら、今夜は静かに、ともかく静かに、一杯飲ります。


■0820

今日は全休日。物書きの大先輩、作品多数、偉大な脚本家岩澤勝巳先生と久し振りの「立川会」、競輪&飲み会です。


日々の仕事で忙しくされてる先生をわたしが、そろそろ我々も暑気払いでもどうでしょう? 重く一杯飲りましょうとお誘いし、じゃあ20日に立川でS級決勝があるからそこでいきましょう、となりました。


午後立川に到着し、てくてく歩いて競輪場へ。オケラ街道を歩いていても、わたし以外人っこ一人誰もいません。車もとおりません。もう競輪ファンのみなさんは現場で車券を握り締めているのです。わたしが遅刻しているだけなのです。


この道路の突き当たりが立川競輪場。様々なドラマが生まれ、ファンを魅了してきました。あの日あの時のあのレース・・・ ファンなら誰もが一つはこの競輪場に「強烈な」思い出があります。


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8レース終了後だったでしょうか、場内に入りました。入口付近の広場でこんな人を見かけました。


彼にいったい何が起こったのでしょう??!!


ただ外が暑いだけではなさそうです。こんな風景に出会えるのも公営ギャンブルの味わいの一つとわたしは考えます。


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いつもの観戦ポイントまで歩いていくと、先生はすでに到着していました。半年振りの再会です。先生もわたしも競輪観戦は、俗に言う「金網派」です。


岩澤先生は、作家で世界的カシノギャンブラー、森巣博先生に似てらっしゃると思っておりますが、どうでしょう?

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決勝までしっかり打ってみましたが、車券は二人して「あさっての車券」を買いまくり、最後までピントが合いませんでした。こんな日もある、ということです。


決勝レースなんてこのまま行けば優勝と思われた本命選手が落車ですから言う事ありません。あまりの不注意ぶりというか、その走りの集中力不足というか、ふつふつと怒りが込み上げてきます。


まあまあ生きて帰れるんだから今日はそれで良しとしとこう、と先生に言葉をいただき、何とか胸の内を冷却。ようやくわたし、そうですね、飲も飲も、飲みましょう! という気分になりました。


*****


夕刻。いつもの居酒屋のいつもの席に腰を落ち着け、さっそくお待ちかねの飲み会開始です。


ここからぶっ通し、明けから入って22時までビール4ℓ、赤ワイン4本を胃に収めました。


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先生とお酒を楽しんだ人ならわかると思いますが、とにかく先生との酒は楽しい酒です。

じっくりとした口調で先生は、今ある仕事のこと、業界話、創作話、文学、映画、政治経済、男と女のこと、などなど、話は多岐にわたり、しかもどの話も濃厚に開花し、飲むほどに酔うほどに、一緒にいる人をいっさい飽きさせることがありません。


そんななか、先生が語った一つの話が印象に残りました。


先生の近辺にいる優秀なクリエイターが、日々の仕事が忙しくて、本来やるべき自分の創作時間が取れなくてイラついており、それを他責にして愚痴っている、という話。

先生はそのクリエイターにたいして――


心からあなたが自分のオリジナルな創作活動を「本気」で望んでいるなら、どんなに忙しくたって、睡眠時間を削っても創作をやるはずだ。だってそれがクリエイターの本能だから。そうしなければ居ても立ってもいられないはずだから。今活躍しているすべてのクリエイターだって最初はみんな無名で、その苦しい時期を皆が皆そうやって乗り越えてきたんだ。それを他の何かのせいにするのは土台おかしな話で、時間は自分で作るものなんじゃないのか


――と諭したそうです。


う~~~んん ――わたし、うなっちゃいましたね。

これはプロであれアマであれ、すべての創作者にたしいての啓示であり、まったくの正論で素晴らしい限り! ・・・なのですが、わたしにはちょっと耳が痛い話でしたから。この晩、もっとも印象に残った話でした。


やりたいやりたい、書きたい書きたい、作りたい作りたい、撮りたい撮りたいばっかりで何もやらないクリエイターが多いですからね。今も昔もでしょうけど。


そんなヤツはただの頭でっかちで面倒くさいだけの存在であって。功名心やカネ儲けの妄想ばかりで手を動かさない輩・・・ 頭から冷や水でした。


先生が経営する川越のお店「大黒屋食堂」(川越市仲町5-2)も連日お客さんで一杯のようです。どこかの大手定食屋の湯煎ものとかチ~ンものとか、そんなものとはわけが違う、日本の正統的定食を提供しているからでしょうね。川越をお越しの際はぜひお立ち寄りいただいて、本物の味と毎日お店に立つ先生とのお喋りを楽しんでください。



■0821

当たり前の話ですが、久し振りに二日酔いに苦しめられました。醸造酒は飲み過ぎるとやっぱり残ります・・・



■0825

遅ればせながらって言うんでしょうか、角田光代「八日目の蝉」(中公文庫)、読み始めました。もう冒頭の数ページから名作の予感がします!


村上春樹「ノルウェイの森」も、発刊から3年後に手に取って、それこそグイグイ物語世界に引きこまれ、読まされて、読書の快楽を存分に堪能、大いに楽しませてもらった経験があります、これも同じパターンになりそうです。


小説を読むことはあっても、どうしようもなく「読まされる」ことって少ないですからね。作家の実力を感じさせる小説に久し振りに出会いました。



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どんよりした雲が空一面を覆ってます。まるで北欧のそれのような重い雲です。雰囲気ありすぎ。気温も低いし。Tシャツだけでは寒いので、久し振りに長袖のタンガリーを着て外出です。

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こんな夜はきっと、コンビニでおでんが売れまくるんだろうなぁ、きっと。


わたしも何かウマイもの作って、がっつり飲んで、ぱらぱら読んで、そのままさっさと寝てしまお――


と思いきや、深夜、BSフジで「たけしの等々力ベース」なる番組に、伝説のレーサー、競輪レジェンド、滝澤正光が出演していました。


サッカーで言えば、ペレとかプラティニとかジーコとか、それくらいの存在です。


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たけしさんも修行時代、よく競輪場に足を運んだそうです。「京王閣にはホントよく行ったよ」と言ってました。


競輪はラインを考えるのが一番大事なことです。そのことを滝澤先生が詳しく解説してました。今「ライン」と言えば、スマホのラインのことなんでしょうが、わたしにとって「ライン」は、断然競輪のラインのことです。


たけしさんと滝澤先生の付き合いは30年あまりだそうで、滝澤先生の結婚式にも出たそうです。会話もツーカーで、楽しい番組でした。


*****


先ごろ引退を発表された日本アニメの巨匠、宮崎駿監督に、アメリカ映画アカデミーより、アカデミー名誉賞が贈られるとのブレイクニュースが入ってきました。


素晴らしいことです!! 


日本人としては黒澤明監督に次ぐ二人目の受賞です。偉大な才能を世界は見逃しませんね。それにしても、この国の、一個人の才能を見る眼ってどうなってるのか。彼をただの「優れたアニメーター」としてしか見てなかったのか。まったく残念な国です。


それはそれは昔から、彼は「世界のミヤザキ」でしたが、これで本当にそれが確定しましたね。


宮崎監督。おめでとうございます!!