今月、日本コロムビアからメジャーデビューを果たした東京都府中市発のバンドです!
私自身、府中には縁があったので、直接演奏を観る機会はなかったもののkoboreは拠点にしているバンドとして有名だったので、曲を聴いたことがありました!
この度メジャーデビューするときいて、驚きでした!
そして、なんとあらゆるところの有線放送でメジャーデビューアルバム『風景になって』のリード曲『HAPPY SONG』が流れているのです!
最初流れてきたとき、これはkoboreじゃね?と思い、すごくファンというわけではないのですが、縁のある地のバンドが全国区になったことに興奮しました!
今までMVがアップされている『幸せ』『ヨルノカタスミ』『ダイヤモンド』『爆音の鳴る場所で』しか聴いたことがなかったのですが、
曲によって、バンドの雰囲気ごとガラッと変わるなという印象でした。
ボーカルの佐藤赳さんの声色がかなり変わっているように思います。曲のテーマ毎に、違う人物になったかのように感じます。
これまで聴いていてこのようなイメージがありましたが、このメジャーデビューアルバム『風景になって』を通して聴き、さらにkoboreには多種多様なタイプな曲がありました。
koboreというイメージよりも、アルバムに様々な曲があることで、様々なイメージを持つことができます。
『FULLTEN』は1分27秒で駆け抜けるメロコアを彷彿とさせるビートのナンバー。
一曲目の幕開けにふさわしい曲です。
『るるりらり』、『FULLTEN』からの流れをしっかり繋がっていますが、激しさは抑えられ、ライブでは明るくシンガロングができそうな爽やかなナンバーです。
次の曲、有線でたくさん流れている『HAPPY SONG』はTHE爽やか邦ロック!夏の青空の下で聴きたい疾走感溢れる曲です。
そして次の曲『HEBEREKE』では、またツービートのメロコアチックな爆上げナンバー。
個人的には同じ日本コロムビアでデビューしている先輩バンド、フォーリミを彷彿とさせました。
5曲目、『イヤホンの奥から』。この曲は1番好きです!「誹謗中傷」が絶えないこの世の中に対して歌っているのではないでしょうか。
この曲がもつメッセージで前向きな気分になれるはず。たくさんのひとに聴いて欲しい!
6曲目『夜に捕まえて』はkoboreの得意としている『夜』がテーマの曲です。
疾走感や勢いがありつつも、メロコア風のツービートを歌っているバンドとはまた違う印象を受けます。
ボーカルの歌唱力が特に光っていると思います!
7曲目、『なんにもないの』。ここでテンポが一気にゆるやかになり、聴かせる曲に。
美しいアルペジオに、ドライブがかかりつつもグルーヴ感のあるベース。
そしてボーカルの甘い声に癒され、
なんにもないの なんにもないの とネガティブなワードですが、
けどそれでいいの 「きっとうまいくさ 頑張ってこい」
とエールをくれる曲です。
『君とじゃなくちゃ』
Aメロでリフレインされるフレーズが特徴的。
直球のラブソング!な歌詞。
大切なひとを頭に思い浮かべながらまったりと聴ける曲です。
『なんにもないの』から『二人だけの世界』どんどん聴かせる曲が多くなっていき、先ほどの激しさやアツさがあるとは想像できないくらいです。
『ボクタチノアシタ』、koboreの音楽に対する姿勢が真っ直ぐなメッセージとして込められた曲です。
自分自身、アツい、鼓舞するようなバンドは大好きですが、koboreは余計なあつくるしさがなく、淡々と魂を燃やしているのがいいです!
声がきれいで歌い方がていねいなのを貫いています。
ライブできくとまた印象が変わりそうです。
ライブバージョンをきいてみたい!
最後の曲『当たり前の日々に』。
このご時世だからこそ心に染みる歌詞です。
当たり前にできてたことを大切に生きていこうと思えます。
この曲がくれるパワーは大きいです。
アルバム全曲について簡単に印象を書いてみました!
koboreのインディーズ時代の楽曲は、音源の入手が難しいのでしっかりときいたことはありませんでしたが、これを気にぜひきいてみたい!
このアルバムを聴いてそう思うひとも、多いことだと思います!!
楽曲の幅が広く、盛り上がる曲からしっとりと聴ける曲まで魅せられるバンド。
聴き手で受け取り方は異なるかもしれませんが、自分は、koboreには余計なあつくるしさがなく、爽やかで、でもかっこつけすぎてないところが新しいバンドらしさでいいと思いました!
いろいろなカラーの曲がある分、多くの邦ロックファンに入り口があるのではないでしょうか!!
猛プッシュされているバンドなので、今後の人気の伸びや活躍が凄まじいことだと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!