インパクトって奥深い | So-kunのブログ

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好きなゴルフと音楽のことについて色々と書いてます。
ゴルフは始めて5年くらい。大して上手くないのに、スイングについて語ったりします。
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暑いっス。暑いを通り越して熱いっス。

昨日は五輪女子サッカーを観戦したおかげで寝不足です。でも、勝ったから寝不足した甲斐はありました。

さて、まだ8月にはなってませんが、8月中は基本強化月間と勝手に位置づけまして。

主にテーマはインパクトイメージの見直し&強化です。そういえば前に書きましたね。


結論から言うと、かなり迷っているというか、ちょっと混乱気味になってます。

基本はTGMで言うところのBasic Motionを参考にインパクトゾーンでの動きとイメージを見直しているのですが・・・

本当は集中して毎日でもレンジで練習したほうが良いのかもしれませんが、そんな時間もお金もありません。
基本は素振りなどで色々な動きを試して確認するようなやり方をしています。



しかし、色々と考え始めると、これがまた奥が深いですね。

例えば、新飛球法則のD-Planeによると、球の飛び出す方向は、8割以上フェースの向きに左右されることが分かっていますので、(インパクトの瞬間から球が離れるまでの間をインパクトゾーンと定義すると)インパクトゾーンの間はなるべくフェースをスクエアにキープすべきということになります。

TGMのフライングウェッジやフラット・レフトリストなどの作法も、このことが基本になっています。

しかし、そう考えて、あからさまにインパクト付近でフェースをスクエアにしようと意識すると、これがまた上手くいかないんですよね。

色々な意見があると思いますが、クラブという道具はフェースの開閉をすることを前提に作られていて、開いたフェースを閉じながらインパクトすることで最もパフォーマンスが得られるようにデザインされていると思います。

「じゃあ、インパクトゾーンでフェースをスクエアに保つことと矛盾するのでは?」

と、思いますよね。普通・・・

僕も、その辺が上手く整理できなくて悩んでいました。

ただ、TGMの原書の中には、クラブフェースとボールがコンタクトする際の幾何的な説明が図解入りで説明されています。(この図が物凄く難解ですw)

その説明によれば、インパクトの瞬間ではフェースは開いた状態でボールにコンタクトし、さらにクラブヘッドはアウト方向、かつダウン方向へ向かいながらボールを押しこんでゆき、最後スクエアになった状態でボールがフェースから離れるということらしいです。

要するにクラブヘッドはインパクトから、さらに下方向へ沈み、上から見た軌道ではインサイドアウトに動くということです。

クラブがボールに接触して離れるまでの時間は、ゼロコンマ何秒か忘れましたが、とにかく物凄く一瞬です。こんな短時間の出来事を意識することは人間には不可能だと思われます。

しかし、距離にすれば(ヘッドスピードにもよりますが)20cm弱くらいと言われていて、これは人間が十分目視して意識できる範囲ですよね。


要するに何が言いたいのか・・・・段々訳が分からなくなってきましたが・・・・

人間の意識と、実際のクラブの動きにはかなりのタイムラグがあるということを常に念頭に入れなければいけないかもしれません。

TGMの説明はあくまで客観的な物理現象で、ハイスピードカメラなどで計測して初めて分かるような世界の出来事です。

ゴルファー本人が客観的な物理現象をイメージしながら動くと、決して同じようにはなりません。そこが難しいところです。

例えば、自分の意識よりも実際のクラブヘッドは早く反応するようです。
自分がインパクトの直前でフェースをスクエアにするイメージで動かしていても、実際にはインパクトの大分前でクラブは動き始めています。
タイムラグを計算に入れるなら、インパクトの瞬間は思い切りオープンでフェースを入れて、フォロースルーで初めてスクエアになるくらいのイメージでちょうど良いのかもしれません。

よくフォローで音が「ビュッ」となるようにスイングしなさいと言われます。
ビュッと鳴る音の正体はフェースが閉じるときの音だと思いますが、これがフォローで鳴るくらいのイメージで、実際にはちょうどインパクトゾーンでスクエアになるくらいだと思います。


このイメージのズレって、とても曲者です。
理論的に突き詰めれば突き詰めるほど、このズレや錯覚に騙されてしまいやすい気がします。

理屈とは別に、感覚的なことを重視するべきなのは、こういう理由からなんでしょうね。