今回ミネソタに行った理由 | 田舎モンが出戻った

田舎モンが出戻った

12年に渡るアメリカ田舎暮らしを中断し、サンフランシスコに2年滞在した3児のハハ
そしてまた東海岸に戻ってきたものの、下のムスメは日本に留学・・・空の巣症候群にかかってしまうのか???

さて大ボケ兄&同僚と会って
ビール飲みながら話した後
レンタカーを借りていたワタシらは
ダンナ弟を空港で拾ってから
ミネアポリスを離れ北北東に約3時間ドライブ
 

 
その地方は特に湖が多くて(小さいのは池だが)
道路は湖の周りを通るところが多く
景色はとてもよかった
 
 
やって来たのはダンナ父のヨメ3号(バービー)の
妹夫婦の家
 
ダンナ父もここに泊まっており
ワタシ達も泊めてくれると言うので
やって来たのだ
(条件の合うホテルが近くでは見つからず・・・)
 
バービーとダンナ父は10~5月はフロリダ
それ以外はミネアポリス郊外に住んでいる
所謂スノウバード
バービーがミネソタ出身なのである
 
 
そのバービーが数週間前
それも彼女の71歳の誕生日の前日に
脳梗塞で亡くなってしまったのだ
 
 
その前の日に腕の痛みからそこに血栓が見つかり
それを除去する手術をして
『もう大丈夫ですよ』と言われたそうだが
手術後何時間経っても目を覚まさなかったので
目を確認してみたら脳梗塞の症状が出ていたという
 
そしてそれから手術をしても助かる可能性は10%
それも植物人間になると言うことで
家族は相談して彼女を逝かせることにしたらしい
 
2年前に亡くなった彼女のお母さんは
コロナ禍のためお葬式もしていなかったので
2人のためのお葬式をすることになり
ワタシとダンナ、ダンナ弟とステップ弟が
ダンナ父のサポートをしに来たのであった

(ダンナとワタシが贈った花
アメリカは香典の代わりに花を贈るか
家族の希望する施設などに寄付をする)
 
この日のお葬式はダンナ父の頼みで
カトリック助祭のダンナ弟が行った
バービーとその母はカトリックではないモノの
家族に式を行ってもらえると言うことで
みんな了承したらしい
 
ダンナ弟は賢い人なので
カトリック以外の人にも沢山考慮しながら
色んな人に2人の思い出などを語らせて
心の温まる式を終えることが出来た
 
(既に火葬になっていたバービー)
 
その後は2時間ほど式場で食事をしながら
バービーの親戚や友人たちと話をして過ごし
晩ゴハンは1枚目の写真のレストランで
ダンナ父が奢ってくれた
 
翌日は埋葬のため更に1時間半ほど東の
バービー母の出身地に移動
 
ここは親戚とご近所さんが眠っている墓場
 
(バービーとお母さんがハグし合ってる)
 
この人工芝の下にはもう穴が掘ってあった
またここでダンナ弟が式をした後
2人が一緒に埋葬された
生きている時もこの2人の繋がりは
とても強かったらしいから
2人で眠れることが出来て良かったんだろうな
 
 
ダンナ父はここには眠らないと言う
この世を去ったらイギリスにある
自分の家族の墓地に帰るそうだ
 
バービーの姉妹は(3姉妹だった)
前日のお葬式よりこの日の埋葬の方が
悲しかったらしく涙が溢れまくってた
 
スーのマゴムスメちゃんもそれまでは
ヒキガエルを捕まえて遊んでたりしたが
(ワタシも撫でさせてもらった🐸)
この鉢が土に埋まり始めると
ウルウルになってた
 
(近くの親戚の家の庭にリンゴの木
上から2番目の写真のそば)
 
ダンナ父より13歳も若かったバービーが
あっという間に逝ってしまったことで
ダンナ父はとても落ち込んでいたけど
ひとつだけよかったのは
バービーが全く苦しまなかったこと
 
手術の後目を覚まさずに旅立った
お母さんも心臓発作であっという間だったって
 
ワタシも逝く時はこんなカンジで
ポックリと逝きたいなぁと
しみじみと思ってしまった
 
(その周りにたくさん咲いてたクローバーの花
小さい頃はよくこうやってネックレスや
ティアラなんかを作っていたなぁ) 
 
ダンナ父は1人で暮らすのが辛いタイプだけど
もう相手は探さないと言ってた
この先のダンナ父の様子がちょっと気になるけど
5人のコドモ達と12人のマゴ達が
いろいろと気を使ってくれると思う
この先も頑張って人生を楽しんでくれたらいいな