昨夜、「NEET」に関するテレビを見ました。
「引きこもり」もその範疇にはいるのかもしれませんが、それよりも枠が広く、要は何もしていない若者です。
親がいなくて天涯孤独なら「ホームレス」になってしまうのですが、親の庇護の元楽な生活を送っているんですね。でも、この番組を見ていて彼らは決して特別なタイプに人間ではないと感じました。
人間誰しも楽をして暮らしたいのは、当たり前ですから何もせず何となく自堕落に暮らしていく事はある種の理想かもしれません。
しかし、そういう生活を続けていても楽しいはずはなく、やはり彼らの中にも葛藤はあるのです。
このままではいけないという自己嫌悪もあるでしょう。それなのに、少しの勇気がないために踏み出すことが出来ない。こういう人たちを支援するための仕組みも出来てきているようです。
そういう少しの手助けがあれば、何とかなるでしょう。
ただ、それだけでは無い気がしました。楽をしているのは彼らだけではないと...。
バブル崩壊後に企業の考え方も変わり、終身雇用の崩壊、派遣社員やアルバイトへのシフトが激しくなりました。確かに企業にとっては厳しい情勢の中ある程度は仕方のないことかもしれませんが、
経営者も楽な方の選択をとっているのではないでしょうか。
その企業にとって本当によいことなのか、近視眼的な思考で今の経営だけが安定すればそれでよい。
その先の事など何も考えていないような気がします。経済情勢は決して良いとはいえませんが
そろそろ10年20年先を見通した経営にシフトしなければいけないのではないでしょうか。
また、会社の中で社員を育てるという風潮もなくなり、良き先輩が少なくなっているのも原因かもしれません。
初めての就職で失敗して、次に踏み出せない若者も多いようです。失敗して会社を去るにしても
良き先輩がいたならば、もう少し楽に次のステップにいけるのかもしれません。
企業だけでなく、親の問題も大きいでしょう。
甘やかして育てたり、無関心で育てた結果、子供がこのような状態に陥ってさえも、正面から立ち向かおうとしない親たち、見ていて腹が立ちました。
親とは、子供をきちんと一人前にして社会に送り出す責務を負っていると思います。
少なくとも一つの社会の中で暮らしている以上は、その社会の中で責任を果たすべきです。
こういう人たちが少子化問題にも何も発言せず、自分たちが何とかしのげればそれでよいと思っているのです。自分たちの子供や孫の世代が幸せに暮らすために今努力すべきです。
自分の子供に対して責任の持てない親たちが、ひとたび会社に行けばフリーターや派遣社員を使うことに
よって自分たちの食い扶持を確保しているのですから悪循環としか言いようがないですね。