死体遺棄容疑などで小林遼容疑者を逮捕 容疑認める
新潟市西区のJR越後線の線路で、近くに住む小学2年(7)の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、新潟県警新潟西署捜査本部は14日、死体遺棄と死体損壊の疑いで、現場近くに住む会社員、小林遼(はるか)容疑者(23)を逮捕した。
殺害についても関与をほのめかしているといい、事件は発生から1週間で急展開を迎えた。
7日午後3時ごろに下校。自宅から約300メートルの踏切付近で友人と別れ、自宅そばの生活道路を1人で歩く姿が目撃されてから足取りが途絶えた。その後に連れ去られたとみられる。
(201805142323/産経ニュースより一部抜粋)
事件から約1週間、事件が急展開しました。
14日の朝、『新潟県警が重要参考人から任意で事情聴取(20180514/共同通信)』という速報がありました。
一般的なパターンであれば、逮捕に繋がる可能性が高いかと思っていました。その後、夜には逮捕状を請求という報道が流れました。
被害女児のランドセルや現場から容疑者の指紋が発見された事、女児の自宅や現場付近で容疑者の車両が確認されていた事などが逮捕の決め手になったとの事です。
詳細は、これから捜査が進む中で明らかになると思われますが、記事にあるように、女児は自宅のすぐ近くで被害に遭った可能性が高い事は当初から指摘されていました。
法務省が報告している犯罪白書によると、子どもが誘拐などの被害にあう事件には幾つかのパターンがあります。
大きく、時間と場所だけを見てみます。
子ども達が被害に遭う時間帯は、おおよそ午後1時から5時頃に集中しています。
また、被害にあう場所については、自宅から半径500m以内で約50%の事件が発生しています。
この2つの事は、何を意味しているのでしょうか?
時間は、子ども達が学校や塾から帰る、下校時間に事件が集中している事を意味しています。
場所については、集団下校していた子ども達が、自宅付近で1人1人別れて行く、その1人になった所で被害に遭う場合が多い事を意味しています。
今回の事件は、残念ながらこの典型的な事例となってしまいました。
同様の事件は、過去にも幾つも発生しています。
平成16年11月に奈良市。
平成17年11月に広島市。
平成17年12月に今市市(現日光市)。
平成26年9月には神戸市で、6~7歳(事件当時)の女児が殺害される事件が発生していますが、いずれも下校時に連れ去られていました。
容疑者が通学路や現場付近に住んでいたという点も、今回の新潟の事件と共通でした。
最近は民間ボランティアの方がたによる子ども達の見守りなどを目にする機会が増えています。
子ども達の登下校時間に街中の人の目を増やすことは重要です。
今回の事件については、まだ詳細は分からない部分がありますが、子ども達が被害に遭う事件の多くでは車両が使用されており、またこの車両に子ども達は自ら乗り込んでいます。
つまり、犯罪者の方が上手で言葉巧みに車に乗せてしまっているという事です。
これは他の大人の目のない場所で行われています。
逆に言えば、それらを見ている大人がいれば未然に防ぐ事が出来たかも知れないという意味でもあります。
勿論、口で言うのは簡単で、実際に毎日子ども達の登下校を完璧に見守る事は難しいかも知れません。
しかし、こういった最悪の事態を防ぐ為には、それしかないのも事実です。
海外では、子ども達を1人歩きさせない為に、保護者が効果的に協力しあっています。
事情で子どもを迎えに行けない場合には、友人や他の親に協力して貰い、友人宅で待たせるなどしています。
子ども達は社会の資産であるという考え方で、大人達が協力して子どもを守るという共通意識があるのもその特徴だと言えると思います。
これは日本社会が見習うべき点だと思います。
子どもを守るという1点において家庭、学校、地域社会や企業は個別に動いていては隙が生じてしまいます。
そして、その隙において悲劇的な事件が発生してしまいます。
家庭と学校と地域社会が1つの輪になって、子ども達を囲い、守ること。
悲劇を繰り返さない為にも、この事が重要になると考えています。
最後になってしまいましたが、被害に遭ってしまった女の子のご冥福をお祈りすると共に、ご遺族の方々に哀悼の意を表します。