リビングを歩く音に、今までなかった引きずる音がプラスされている。
一度立った後に座ろうとしても、足がうまく折り畳めない。
腰が曲がらない。
何度も何度もトライするのに
床まであと3センチってとこで断念。
座りたくて、ヨコになりたくて、それを何度も何度も・・・
見ていて辛い。
そっと手を差し伸べて
腕の中でヨコに寝かせて
そのままそぉ~っとベッドに移す。
1日に何度も。
ひまさえあれば
腰から足にかけてさすったり、マッサージしたり。
目に見えるカタチで
「年齢」が現れてきた。
しかも突然。急激に。
痛がる素振りはないし
元気はあるし食欲も普通だし
「老いた」というよりは「天候に左右されやすくなった」だけ
なんだろうけど
正直
この現実にまだついていけない。
まだ飲み込めないでいる。
きっと天候が安定したら。きっと。
ほんと、この時期がいや。
春がきらい。