「支那そば」と言われたラーメン、大陸発祥の小麦粉を練って細くしたものはのんとなく「ラーメン」と言ってしまいます。
これは太さや形で色々名前が変わる「パスタ」を、総じて(本当は逆ですが)「スパゲッティ」と呼んでしまうのと同じでしょう。
ラーメンとは「拉」、伸ばす麺とい事らしいのです。
さて、前置きが長くなりました。
先日帰省して初詣の帰り道、それこそ「ラーメンでも食べて帰ろう」という事になりました。
しかしながら、1/2の街では閉まっている店も多く、且つ人があふれていてすぐに入れるお店はありませんでした。
その時、妻が一本外れた道の先に中華屋さんを発見しました。
そこには「刀削麺」と書かれていました。
刀削麺とは小麦粉の玉を抱え、包丁でそれを削るようにして麺を作るものです。
私は昔あったテレビ番組、『なるほどザワールド』か『進め電波少年』でその存在を見た事があり、ずっと食べたいと思っていました。
おそらく20年は恋い焦がれていた事でしょう。
その待ち人の姿がこちらです。
麺が伊勢うどんのようにちょっと太めで不揃いです。
初めて食べましたし、作ってくれた人は大陸系っぽく舌が合わないかもと心配していましたが、とても美味しくペロリと食べてしまいました。
「麺」の世界の奥深さを舌で感じました。