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飼い猫、趣味のグリーンやハンドメイド、宝塚、そして食べ物ネタに神社巡り…思いついたままに日々のアレコレについて書いています(*^^*)

我が家のお外猫、さくら耳隊のトム君。

本日10月13日、午前11時頃 虹の橋を渡っていきました。



トム君、3連休中まではいつもと変わらず元気でした。


連休明けの11日(火)にダルそうにしていてベランダの猫テントで一日中寝ていて、食欲もあまり無かったので夕飯時の話題で家族に

「なんだかトム君、体調悪いみたいなんだよね」

と話しました。


翌日の12日、ベランダの床で寝るトム君に朝ご飯をあげようと一の宮君が名前を呼んでも反応せず。


一の宮君が

「無視して寝てる」

というので私が餌を持ってガラスを開けても顔すら上げず(いつもはガラスを開けると近寄ってきます)


何かおかしい‼️と思ってよく見ると呼吸が早くとても苦しそうでした。


そして近づいてみると、のそのそとダルそうに起き上がり、土の上にゴロンと横たわり、10分後には横に敷いてあるアルミ板の上に横たわっていました。


その時に

「トムは虹の橋を渡る準備をしているんだ」

と思いました。


子供の頃からほぼ猫と一緒に生活してきました。

虹の橋を渡る子は体を温めようとすると拒否します。

冷たい場所に行きたがります。


私は時々、獣医師であるシワ男先生のインスタを見ることがありますが


シワ男先生いわく、動物が「枯れるように死ぬ」という表現で自然に沿って動物が苦しまずに死ぬ為に自分からする準備は


水分を摂らなくなる→脱水状態になる→意識が朦朧とする→体温を下げる→眠るように亡くなる


と説明していました(シワ男先生は自然死を推奨している獣医師ではありません)



私もこの流れを読み、今まで沢山の猫さん達を見送りした経験から、本当にその通りだな。と思っていました。


昨日の段階でトム君を動物病院に連れて行くことはできたと思います。(その前日はトム君は動けたので無理でした)


でも私はここまでになったトム君の状態を見て延命しない道を選択しました。


生粋の野良猫であるトム君をこの段階で少しの延命をする為に知らない場所に連れて行き、色々体を触られ、怖くて嫌な経験をする事に意味を見出せなかったから。



トム君をサクラ耳にして丸2年。

最近では指で鼻チョンも出来るようになったし、手からちゅーるも食べるようになりました。

餌をあげる時も隣りで待つようにもなったし、

「トムちゃん」と呼びかけると必ず聞こえない位小さな声で「ハウ」と返事してくれるようにもなりました。


そんな小さな積み重ねをしてきた2年間。


でもトム君は絶対に体を撫でさせてはくれませんでした。


そんなトム君が昨日の朝からは私が体を撫でると嬉しそうな顔をして私を見てくれていました。


昨日は運悪く足場屋さんが来ていたので、トム君はヨタヨタしながら身を隠してしまったので、もう帰って来ないのだと沈んでいたら夕方遅くにベランダに寝ていました。


また沢山お話ししながら体を撫でていると、いつもの猫テントに入ったので安心しましたが、夜寝る前に見ると、居なくなっていました。


身を隠して逝ってしまうのだろうと覚悟しましたが、トム君は今朝ベランダ下のアルミ板に横たわっていました。


トム君の姿が見られて嬉しかったのと同時に

「死んでる?」

と思って近寄ると僅かながらに呼吸をしていました。


そしてまたしばらくトム君に話しかけながら体を沢山撫でていると、突然顔を上げて赤ちゃんのような可愛い甘えた鳴き方で「ミュウ💖」と言ったトム君。私を見るトム君は笑っていました。


「トムちゃん、幸せなんだ。良かった😊お母さんもトムちゃんに会えて幸せだよ。またいつか逢おうね。トムちゃんお母さんのところに来てくれてありがとう。」

と話しをすると、何回か転びながら歩き、木の下にゴロンと横たわりました。

時間は朝9時頃でした。


それから1時間ごとに様子を離れた場所から見に行きました。


そして11時15分頃見に行くと全く息をしていないトム君がいました。


触るとほんのりまだ温かくて。


開いていた目を閉じる事が出来たので、きっと11時頃に虹の橋を渡ったのだろうと思います。


死に際して身を隠す事無く、最後まで我が家にいてくれたトム君が我が家を自分の家として我が家の庭から旅立ってくれた事がとても嬉しかったです。


枯れるように亡くなったトム君の最後は穏やかで、本当に寝ている様にしか見えません。


トム君の前にみーこちゃんや、しゃちょーちゃんはサクラ耳にしていましたが、2匹は一応)「お爺さんの飼い猫扱い」。


生粋の「野良猫」をサクラ耳にしたのはトム君が初めてでした。


そして野良猫はメスの避妊手術をする大切さは分かっていたのですが、オスはメスほどには緊急性は無い。と思っていましたが、去勢後のトム君の穏やかな生活ぶりと穏やかな性格に変わった事を見て、外で過酷な生活を送る一代限りの命をいかに長く存命させることができるか。

を考えると、やはりオスの去勢はかなり必要な事だと実感しました。


野良猫のオスを去勢する意義。


トム君に教えてもらった沢山の事の一つです。


最近では家族全員

「トムって可愛いよな」

と言うようになり(最初の頃はトムはみーこちゃん達を追いかけ回すので、息子達は「あのクソ猫‼️」と呼んでいましたwww)

トム君が一日中来ないと家族全員で心配するような存在だった可愛いトム君。


あまりの急逝に気持ちが追いついていけない状況です。


今はとめどなく泣けますが、悲しさや悔しさは無く、ただだだ寂しくて…です。


でもそれ以上にトム君と出逢えた幸せに感謝しています。


トムちゃん、我が家に来てくれて、そして我が家の家族になってくれて本当にありがとう。

いつかまた必ず逢おうね😊✨✨


コメントいただくと今日は泣けてしまうので、本日はコメント閉じさせていただきますm(_ _)m



トム君の夏のお気に入りはエコキュートの上

よくここでお昼寝していました




眠たげな顔のトム君




TNRしたばかりの頃のトム君





秋から冬のお気に入りはテラスの座布団の上。




後から来たサト君もスムーズに受け入れ、仲良くお昼寝する仲にもなりました。



お腹を見せてリラックス寝のトム君。





春の一場面。

サト君と一緒にポカポカ日向ぼっこ




推定年齢5歳。

一代の猫生を全うしました。

トム君ありがとう。