うた僕らは声を荒げる完全な悪は排除すべきと、暴力を振るう。強行に強行を重ね自由意志を封じ込め正義のためならばあらゆる方法も辞さないと、「悪」の首の骨をへし折る。間違いじゃないでも正しくもない逆説はふたとおり。そう見せかけてひと通り。「彼らは悪魔だ。ーそうだ、そうだ。なぜなら、僕らが悪魔ではないからだ。ーそうだ、そうだ。だから壊そう、慎ましくも思えるあの悪魔どもの生活を。怒りに見せかけた、天使のわがままの鉄槌でもって。ーそうだ、そうだ。そうしよう。奴らを根絶やしにしてやろう。」