「フュリオサ」最高! | 釣りのある生活

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釣りのブログです。
映画、自転車、スキーのこともたまに書きます。
釣りは主に陸っぱりソルトルアーで、ヒラメ、スズキ、ブリ系青物をサーフや磯から狙ってます。
でも心は渓流トラウトです。

「マッドマックス」は世界的大ヒットシリーズだけど、日本の映画ファンが育てたと言って良い。

特に1作目は本国オーストラリアとその次にヒットしたのは日本。

カワサキZ1000やホンダ、ヤマハなどの日本製大型バイクが大活躍するから、公開当時は映画館の周りはバイクの路駐だらけで凄かった記憶がある。(映画館のウラに住んでいたからね)
その人気を決定的にしたのが「マッドマックス2」。
第3次世界大戦で文明は崩壊。暴力が支配するデストピアの世界観は圧倒でそのビジュアルは様々なメディアに影響を及ぼして、特に日本では「北斗の拳」が有名。今だったら訴えられるかもしれないほど似た世界観だった。
3作目の「サンダードーム」は不評だったけど、アメリカではティナ・ターナー出演の話題もあってヒット。
その後マッドマックスシリーズは30年ほど休止。監督のジョージ・ミラーは「ベイブ」「ハッピーフィート」など子ども向けの映画を制作してる間もマッドマックスシリーズ復活のために動いていた。
9年前に再起動した4作目「怒りのデスロード」がシリーズ最大のヒットとアカデミー賞6部門受賞と作品賞にもノミネートされシリーズ最高傑作と称された。

そしてこの5作目は「怒りのデスロード」のスピンオフ的な位置付けの作品だが、1作目に近いエモーショナル的要素が多く、女性や年配のファンでも楽しめる要素が増えた感じだった。

マッドマックスの世界観は完璧に作り上げられていると言って良く、アニャ・テイラー=ジョイのヤングフュリオサは身体の線が細いもののまずまず。イケメンのクリヘムは初のヴィランを楽しそうに演じていて悪くは無いが、バイクを古代ローマの戦車のようなスタイルで乗り回すなど、悪戯好きなヤンチャな軽さを感じてしまい、フュリオサとの対決にちょっとマイナスな感じがしてしまったのが少しだけ残念。
しかし「怒りのデスロード」に全く引けを取らない面白さ。
もう一度観に行くぞ!