アウト・オブ・シャドウランドを見て舞台から伝わった物。 | 子育てというボランティア

子育てというボランティア

すべての出逢いに感謝とそしてハピネスを!!

私は、演劇が好きな人間なので、このミュージカルから伝わってくるメッセージに
すごく感動したんですけど。
ディズニーシ―のショーを通して、感じるものは、
冒険とイマジネーション。

このアウト・オブ・シャドウランドでも、冒頭に
人に対する思いやり、問題を解決する想像力、困難に立ち向かう勇気
を頭では誰もがわかっていて、それが大事なこともわかっているのに
同じ冒険をする仲間を、影が薄い子だとか、なんだとかぼそっとディスってますね。
世の中の本音と建て前とか、理不尽というのを思い出します。

そして一人ぼっちになって、誰も助けが来ないかも・・・と主人公は周りの助けが来なかったらと不安に陥ります。
それって、きっと人生を生きていく間に誰もが感じる孤独と不安なんだと思います。

ミュージカルの内容は、これから社会に出ていく
若者に向けてメッセージのように見えて、
実は、どの年齢、どの世代の人にも、送られている。
人生の節目の時に感じる不安や自信の無さだったり、
知力、体力、判断力の衰えを感じる
私の様なアラフィフのおばさんでさえも
これから先の人生を歩きだすのに背中を押してくれるような
メッセージが隠されていると感じました。

それは、人の目や人が言う事など気にせず、自分自身の心のコンパスを信じる事。
不安や心配事ばかりを考えるのではなく、自分に今何ができるのか?
誰かの為に役立つことはできないか?人とつながることを怖がらないで。
何もしなければ失敗はしないだろうけど…成功する事もないんだと。
人生にチャレンジをし続けることの大切さを伝えています。

チャンスは自分の外にあるのではなく、心の内側にあって、自分を信じることが大事なのだと。一人の男の小さな夢が、世界を変えていったように。
他人から、さげすまれたり、後ろ指を指されたり、くだらないと言われても、
夢に向かって、自分の心を信じて明るくチャレンジする事が大切なんじゃないか?
人生は何歳からでもリスタートできると言われたような気がしましたね。

目に見えるシーンでは、シンデレラ城ミステリーツアーの輝く剣を思い出したり、
マレフィセントのカラスかドラゴンか、レジェンドオブミシカの神々が宿る輝く海
シンドバッドのストーリーブックボヤッジのテーマの大切な友情と冒険という経験。
ライオンキングに出てくる大きな夢と愛、自然への賛歌。
かなりよくばりにテーマを盛り込まれたミュージカルでしたが、
見る人の心によって、受け取るメッセージも変わってくるかもしれません。

パッと見ディズニー色が無いようなミュージカルに見えて、
本当はディズニーの世界で誰もに自己を解放して欲しいと
ここにきて、ゲストに喜びや明るいパワーをもらって帰ってほしいという
最高のおもてなしを体現したミュージカルだと感じました。

今までのキャッスルショーでも、愛と勇気と感謝が大事だと、
たびたびミッキーや仲間が台詞で言っておりますが
どうも子どもっぽかったり、素直に受け取れなかったりしていたんですが、
私は演劇が好きな人間なので、こういうミュージカルで、
ディズニー魂をぶつけてこられると感動します。

賛否両論あるでしょうが、女の子が自分自身の心だと仮定して見れば、
言わんとしている世界が見えてくるかもしれません。
いじめられていた子の心にはさらに強くメッセージが響くかもしれません。
素晴らしいミュージカルショーをありがとうございます。