地震直後、ライフラインが切れてることで、都内とか近隣の浦安市以外の実家に脱出
されていた方が、ちらほら戻ってきてらっしゃるようで、
まだ下水が復旧していない地域はある中で、それでも、浦安に戻ってきている話を聞くと、
やっぱり親戚の誰かのお世話になっていても、二週間が限界なんだろうなと思ってみたり。
そういう方々も、同じ浦安でも被害の無かった地域でウィークリーマンションを探したり
一時的に住めるアパートを探したりしているみたいですが
新町の新築アパートが入居キャンセルが相次いでいる現状で
どうしても、浦安じゃないと暮らせない浦安の企業で勤務の方などはしかたないけど
以前から決まってる引越し以外は、1~2ヶ月だけと言うのは保険のこともあり、
難しいのではないでしょうか?
敷金礼金無料の不動産屋はあっても、短期契約は対応しているとこは少ないんじゃないかな?
そこは、すでに都内に引っ越してしまった方などの方が、賢いと思いますね。
うち的には結局避難せず、計画停電はあっても、
無事に春休みが終わるのかな~なんて
楽観してはしているんですが。
気になるのは放射能物質の拡散ですよね。
福島県の土壌から、プルトニウムが検出されたと聞いたり、
農家の方が、自殺されたりと言うニュースを読んで、
本当にお気の毒だなと思います。
でも、今の団塊の世代以上の方は、頭が柔軟でパソコンも使いこなせる方がいる中で、
他に生きる術を見つけたり、発想を変えてみると言う事が
長い人生生きてきたおかげで、できない人もいる。
私自身も、そういう父を自分の中で、救えなかったと後悔する思いもある。
父は、生命保険の満期が切れた翌日に、
介護や学費の為に、自宅を担保に入れたりして作ったローンの
返済方法はどうするのかと詰め寄った農協の職員によって、
殺されたような物だ。
父はその日、悩んだんだろう。母は胃がんで危篤状態を脱してはいたが、
祖母は老人ホームで痴呆症でお金もかかるし
弟は、海外に研究に出ていたし、末っ子の弟はまだ医学生だったし
娘二人は嫁に行き、それぞれ暮らしは立てていたが、迷惑はかけられないしと
悩んだんだろうな。
元々血圧が高かった父はその日居間で脳出血を起こし
一人倒れて死後1日経って、連絡が取れないので
地元の警察の方に確認して頂き発見していただいた。発見していただいた
警察の方には、秋口だったので、父の体をきれいにしていただき冷蔵保存まで
して下さっていて、今でも感謝の想いは消えない。
うちに借金があることは知っていた。だから、末っ子の弟が夜勤のバイトでためたお金を
父は返済に充てていて、借金の保証人にもなっていた。
末っ子以外の3人は、だから、父にお金を貸さなかった。
それぞれ、100万以上のお金を貸すではなくすでにあげていたし
それ以上の借金を自転車操業的に繰り返すなら、
自己破産してくれと、そうして、身一つで長男もしくは次男宅に
身を寄せて欲しいと再三言っていたのだ。
それが出来たなら、父は、一人で倒れてなくならずに
すんだかもしれない。
でも、それは、父にはプライドがあって出来なかったのかもしれない。
父の弟にも迷惑がかかるからと言う事もあったのだろう。
でも、父の亡くなった後、父の弟は、容赦なく子ども達である私たちに
借金を肩代わりしろと言ってきたし、私達は、わずかに残った
生命保険で末の弟だけをローンの返済から助けだし
全ての財産を放棄した。
当然父の弟は全てを相続し売却した。
それでも最後に借金がいくばくか残り
その分も返済を迫られたが、法律的に財産債務共に放棄の
手続きをしているのでそれ以上の請求は出来ないはずなので、
その後私達兄弟は全て住んでいた場所を引っ越して、
父の弟(叔父)に居場所はしらせていない。
母は胃がんなのでしかたないけど、父の事は、助けられた命だったかもしれないと
後悔することもあるが、全てを背負って、亡くなって行ったのが
父の生き方だったと想い、兄弟姉妹、今いる自分の家族を大事にして生きている。
父は一番自分の子ども達に迷惑をかけたくなかったのだと思う。
だけど、もしもあの時、少しだけ思い直したり、むしろもっといい加減に考えられてたら
父はまだ生きていたかもしれないと思うととても残念でたまらない。
だから、今、希望をなくして、仕事もなくして、地位も名声も財産もなくして
辛いと思っている人がいるなら、命の方が大事なんだよと
言いたい。
たくさんのものをなくしてもまた働いて、お金を貯めれば、
買えるから。幸い、日本は生活保護も手厚いし
何が大事で何を捨てる必要があるのか。
そこは見失わないで欲しいと思う。
また、元気になれば、社会に恩返しをすることだってできるのだし。
今は、命を一番に大事に、柔軟に生き方を模索して欲しいと思う。
団塊の世代のジュニアはどうやってサポートするか、そこを考えないとね。
私には実家はもう無いが、そんなことを感じた今日です。