ライフ イズ ビューティフルを観て。 | 子育てというボランティア

子育てというボランティア

すべての出逢いに感謝とそしてハピネスを!!

実はこの映画以前レンタルをしてはじめの数十分でなんやこれ~っておもって、
観ないで返してしまった映画なんだけど。

「なぜこの映画が感動の大作なのか?」と言う疑問がずっと頭を離れなかったので
レンタル落ちビデオを買ってきたというわけです。
それで観てみたんです。最後は涙が止まりませんでした。
すぐに私は主人公に感情移入しちゃうたちなんですが、
私はグイドのように、生きられるだろうか、我が子たちの心を命を守れるだろうか
と考えさせられました。

例えば、(あくまで仮定ですが、)中国と北朝鮮が組んで、
アメリカに宣戦布告をして日本人が、中国の捕虜となったりして、
船で北朝鮮に連れて行かれ強制労働させられたりするような事態が起こったら、
そんな中で、私は明るく生きて行かれるだろうか。

国力では必ずアメリカが勝って個人の自由や民主主義が尊重されるとは
言い切れないこのご時勢で、戦争が起こったりしたら、
無力な日本人達は、どうなってしまうんだろうか。

今日は映画を子どもたち4人と一緒に観ていたのですが、
子ども達には本当のこの映画の意味や命の重さはまだ理解できないようでした。
もちろんこんな戦争が世界に二度と起きて欲しくないと願う私自身
戦争を知らない世代の子どもだったわけですが・・・。

実際、世界ではすでに戦争は起こっていて、
中東には日本の自衛隊も派遣されていて、対岸の火事では済まされない時代です。

一人の人間として母として、この日常の生活の中で何ができるのか、
どうやって、子ども達にこの時代を生き抜いていく力を持たせてやったらいいのか、
本当に考えさせられます。
長崎や広島の原爆の記述は、国語の教科書からは
私達の生きていた数十年のうちに消えていました。

戦争が起こっているのに身近では感じ取れない命の重さ。
この国の国家の行く道に流されていくしかない小さな自分に
どうしようもない無力感を感じました。

映画って、本当に素晴らしいけど、こんな風に現実を突きつけられるのはつらいな。