おはようございます
早いものですね。
令和5年度の始まりです
昨日は3月の最終日で
最後の卒業生を見送りました。
りとるまーち、
わんすてっぷの両方に
卒業生がいらっしゃったので
各施設でのお別れ会に
参加してきたのですが
木曜日にわんすてっぷへ行った時
久しぶりに会った児童が
背は伸びてるわ、
声が変わってるわで、
浦島太郎状態の私
『私のこと分かるの??』
と児童に訊ねたら
フルネームで教えてくれました
めちゃくちゃ嬉しかったです
写真だけでは伝わらない成長に
感激しました
今週は
卒業の寂しさの余韻がありながら
新規利用者の受け入れ準備に
忙しくしていまして
やはり
初めまして
の、利用者に対しては
児童、成人問わず緊張感があります。
ご家族から
利用者のエピソードをお聞きして
ある程度人物像を描いても
就学前施設や学校から
お話をお聞きすると
当たり前のことですが
一致している点や
異なる点が出てきます。
できるだけ
たくさんの情報を集めて
支援方針の糸口を探らないと
ご利用者本人が
不利益を被ることになりますし、
事故につながることもあります。
だからこそ
それぞれの場所で過ごす姿を
客観的な視点で報告し合うことが
支援を必要とする方にとって
大事なことなんです。
その上で
具体的な支援方法を
複数名で出し合い
トライアンドエラー有りきで
様子を観察しながら
必要なところを修正する…
ご家族や支援者など
ご本人を取り巻く人々が
現状を客観的に評価して
継続するか、
修正するか、
次のステップに進むかを
検討しますが、
最も大事な点は
ご本人の負担にならないことです。
○○であるべき
○○が出来るようになって欲しい
○○になってもらわないと困る
様々な思いはありますが
それはあくまでも
周囲の人の思いであって
中心にいるのはご本人です。
ご本人の発語が少ない場合は尚更、
周囲の思いを心の内に留め
客観的な観察が必須ですが、
高齢者や障がいのある方々に対して
支援者もご家族も、ついつい
『できないんだから
私たちがやってあげなきゃ』
と先々手や口を出してしまいます。
本当に難しいことは
周囲からの支援が必要ですが
先々と手や口を出すことで
ご本人の
学ぶ機会を奪っていることや
やってもらって当たり前
という意識の植え付けを
周囲がしてしまっていることに
気づいておられないことが
多々あります。
逆に
何もせず座ってくれてたらいい
というような言葉掛けを乱用し、
支援者の業務軽減を図ったり…
誰しもが平等に持つ人権を
忘れてしまうものなのか?
と思うこともあります。
このような事故がありました。
同業者のニュースでは
虐待や不正請求が殆どでしたが
吹田市で死亡事故が
起きてしまいました。
マニュアルは何のために
作るのでしょうか。
ハンディのある方を守るために
せっかく掲げていた筈ですが
いつしか
『まぁ、いっか』
となるのでしょうか。
家庭での防災意識が薄れるのとは
訳が違います。
命を預かる仕事に
携わっているという意識は
何処に消えてしまうのか。
事故から3ヶ月と少し経過しても
ご遺族のコメントは
『本当のことを話して欲しい』
でした。
言葉そのままに受け取れば
何も解決していないから
遅すぎるニュースになったんだと
悟ることができました。
数年前に豊中市で起きた
池での死亡事故の悲劇が
また…です。
このニュースに落胆していると
今度は放デイからの発信で
一時保護になった経緯があり、
きちんと行動をしていたことに
感心していたら
まさかの一時保護施設で死亡事故。
しかも
一昨年前の事故が今頃流れる…
数ヶ月前どころではありません。
こんなことが起きるなんて
想像しておらず
ただただ驚き
残念な思いでいっぱいになりました。
それと同時に
我々スノーフレークにも
同じような事故が
起きる可能性が有り、
新年度の始まりの本日に
ピリッと襟を正して
業務に就かねばならない
と思ったので
今日のブログに投稿しました。
明日は
世界自閉症啓発デーですね。
改めて
色々と考えさせられた
ニュースでした。
それではまた明日