自分を受け入れること。 | 今日はどんなことしようかな?

今日はどんなことしようかな?

合同会社スノーフレークが運営する障がい者就労継続支援B型の「あすてる」が水曜日、
一般社団法人パルフェイトが運営する障がい児通所施設の「わんすてっぷ」が金曜日、
そして
両法人の代表が「法人代表」が週末を担当し、更新しています!

おはようございますニコニコ

お正月が明けたと思ったら

関東では緊急事態宣言が出て、

寒波もやって来ました。

2021年も出足から

落ち着かないので

心配をしておりますショボーン

でも!

今年最初のデイでは

合同外出をしましたルンルン

12月は余り来られなかった児童も

前日から楽しみにしてくれていて

当日も遊びを満喫してくれたので

とても嬉しかったですイエローハーツ

また企画をしたいと思います。




ところで今日は

わが家の話をしたいと思います。

りとるまーちが移転をした年、

畑の野菜を収穫する日が

何度かありました。

しかし昨年は、

収穫体験の企画は出来ませんでした。

コロナ禍だから

という訳ではなく、

畑を管理していた父が倒れ

畑の維持を断念したからです。

倒れた時、

既に植えられていた

苺や茄子、玉葱などは

友人と家族が交代で手入れし

なんとか収穫に繋げましたが

素人では、

とても維持出来ない広さなので

昨年中に畑を閉じました。

父は半年の入院生活を終え、

自宅に戻りましたが

右半身に麻痺障がいが出ていて

同行者有りの

杖を使いながらの歩行となり、

少しの距離で休みを要します。

食事は左手を使い摂っています。

記憶は残りにくくなり、

夕食を摂りながら

その日の昼食献立を訊ねても

忘れてしまっています。

なので

リハビリの一環で

右手にペンを持ち、

献立をメモに書いておき、

夜、一緒にメモを見ていますが、

食べた直後であっても

煮物の中の食材は

3つ覚えるのが精一杯で

食べて目の前から無くなると

忘れてしまうのです。




こんな様子の父ですが、

私が出勤している間は

誰が関わっているかというと

週イチ登校も

ちょっと怪しい?息子です(笑)

父と息子の二人で

散歩に行く時には

ヘルプマークをつけたバッグを持ち、

外出をしています。

訪問リハがある日は

PTの歩行訓練に同行し、

父の様子や出来事など

色々と話をしながら

歩いています。

私が帰宅すると

PTと話した内容を

詳しく報告してくれるので

非常に助かっています。




先日のPTとの会話の中で

道路によっては

背後から自転車や車が多いことがあり、

そういった道を

父と歩行するのは心配だと

息子が話すと

そのPTは息子に

「耳が良いよね。」

って感心してくれました。

なので、息子は

自分が聴覚過敏であることと

発達障がいをもっていることを

伝えました。

そのことからPTは

どんな聴こえ方がするのか、

どういう障がいなのかを

息子に訊ねました。

すると息子は、





例えばね、

こうやってPTさんと話していても

周りの音も聴こえてしまって

PTさんとの会話が聴こえにくいから

集中して聴こうとして

疲れちゃうこともあるんだよ。

障がいの名前はね

広汎性発達障がいって言って

自閉症スペクトラムの中の一つでね、

脳に障がいをもつ、

知的障害と自閉症の混合タイプなの。




このように説明をしたようです。

実に流暢に語るので

PTも驚いたと思いますが、

息子が自分のことを

きちんと説明が出来たのは

自分自身を

受け入れているからであって

その受け入れは、

周りが息子自身を

受け入れてくれている

という経験から生まれる

「受け入れ」だと思います。




私は

障がいによる凸凹を説明する時、

ゲームに例えて

ステータスポイントで

説明をしていました。

戦士は物理攻撃と防御が高いけど

魔力が低い。

魔法使いは魔力が高いけど

物理防御が低い。

補い合って一緒にボスに挑むのが

必須なんだから

凸凹で良いんだよ、

困ってるって言っていいんだよ、

と伝えました。

そして、いつか

血液型や星座を言うみたいに

周りに言えたら良いね、

とも。

こんな説明をして来たからか

まずは自分の特性について

躊躇うことなく

息子は自ら周囲に伝えられています。




自分の障がいについて

自ら正直に伝えることで

悪意を持っている人から

何か悪いことをされるかもしれない

という不安は勿論、有りました。

だからこそ

社会に守られるように

手帳の取得や通院、居場所探し、

進む先の選択をして来ました。

しかし、なにより、

まだ起きてもないことに

不安を抱えて過ごすより

良い効果のことを考える方が

私たちにとっては

とてもスマートなことでした。

同じ24時間を過ごすなら

後者の方が得ですし、

周りの人も笑ってくれて

協力者も出てくるので、

一石何鳥にもなるなぁなんて思って

常にポジティブ(笑)です。




父の介助をするようになって

説明が上手くなったと

自負する息子は

コツコツとリハビリをする

父の影響があったのか

体育で身体を鍛えようと、

1月からは週2回の登校をする

と、決めたようです。




偶然、

あまり登校が出来なかったから

父の行動パターンを知っていた。

だからこそ

父の介助もスムーズに行えた。

父の介助をしたから

頑張る姿を間近で見られた。

そして息子は

登校回数を増やすことにした。








人生って

まわり道は有っても

無駄な道は無い

と思えた出来事を

皆さんにお伝えが出来たので

そろそろ終わろうと思います。




読んでくださって

ありがとうございましたおねがい