おはようございます

昨日はバタバタと
あっという間に時間が過ぎていきました
そして本日から11月・・・早っ

あと2ヶ月で2020年が終わるだなんて
呆然ですよ、ホントに。
なんせ春に入社した職員の歓迎会が
忘年会兼歓迎会になるほど
ズレにズレてますからね
忘年会シーズンは混雑するので
ガラガラの内に
サクっと開催しようと思いまして
ちょっと明日、
ほぼ貸切でご飯を食べてきます。
先日、保護者の方々がご来店され、
ご一緒に来られたお友達から
ご質問がありました。
そのご質問が
本日の表題となっております。
実際のご質問は
「児童指導員って何?」
でしたが、
私たちがチャレンジしている
「保育士」が
令和3年の法改正で
専門職の位置づけから
下がるような気配があるので
こちらで
取り上げておこうと思いました。
保育士は厚生労働省管轄の
国家資格です。
試験に合格し、
都道府県知事の登録済みの者が
「保育士」と名乗り、働けます。
試験に合格していても
未登録の者が
保育士を名乗って働くと
罰則の対象となります。
学ぶ内容としては
管轄が厚生労働省であることから
0歳から18歳迄の児童について
定められた「児童福祉法」の下に在る
様々な事業についての知識や、
0歳から6歳迄の発達過程など
専門的に習得しています。
また、社会福祉士や精神保健福祉士と
知識範囲が一部重なっていることからも
福祉の専門職と言えるでしょう。
よく似ている資格で
「幼稚園教諭」がありますが、
こちらは文部科学省管轄の資格なので
次に取り上げる、
「児童指導員」の要件に入ります。
では、「児童指導員」とは
何でしょうか。
そもそもこのような資格は
存在しておらず、
元々取得している資格が
児童指導員の要件を満たすことで
「児童指導員」として
配置出来るように定めています。
例えば、
小、中、高校の教員免許取得者や
社会福祉士、精神保健福祉士取得者、
大学で社会福祉学、心理学、教育学、
社会学を学び卒業した者、
または大学院に入学した者、
そして
高校卒業資格が有り、
児童福祉事業に2年以上従事した者
が対象となります。
児童指導員の要件は
こうやって並べてみると
非常にアンバランスに思えます。
今から大学に行って
心理学や教育学を
専門的に履修するのは
非常に難しいですし、
社会福祉士や精神保健福祉士は
受験資格自体の
ハードルが高いです。
つまり、
児童指導員の要件の中で
唯一、
知識やスキルの基準が無いものは
児童福祉事業に2年以上従事した者
なのです。
平成30年の法改正の時に
配置が必要になった児童指導員ですが
もともと配置要件は
ここまで厳しくなかったことから
当時はこの要件を満たせない者も
この事業に携わりたい
という気持ちをもって
働いていました。
ところが法改正によって
保育士と児童指導員の配置が
求められました。
保育士については
通所する児童の実年齢と
発達年齢との差が考慮でき、
福祉の観点で学んだことも含めれば
配置が推奨されるべきだと思います。
児童指導員については
通所する児童の実年齢に合わせた
教育の観点がもてるというところや、
心理的、社会的な学びから
適切な支援を考えられると思うので
やはり
配置が推奨されるべきだと思います。
でも、
先程書かせていただいたように
実務経験の年数で
児童指導員になった場合は
その知識や観点において
一定の基準が存在しないのです。
ましてや
いくら運営規定や
ガイドラインがあるとはいえ
認可をおろす時に
法人の上層部のスキルは
問われることはない訳ですから
自分が
実務経験を積んだ施設の方針と
他施設の方針は異なっている
と考える方が正解でしょう。
これでは
配置基準として成り立ちません。
例えば
一般の人が里親になる為には
座学や実習を経て
都道府県に認定される
という過程ですし、
小規模保育事業をする場合も
子育て支援員研修を修了すれば
自治体に認定される仕組みに
なっています。
放課後等デイサービスの
質を上げるべき
と長らく言われているのですから
他の専門職にもあるように
実務経験年数で
児童指導員の要件に
値する者に対しては
都道府県等が開催する研修の受講、
試験、実習を修了した者
という条件を付けて
有資格者の価値を
上げるようにすれば
資格取得希望者が増えて
学びの機会になるのではないか
と思います。
学びの機会が増えれば
必然的に質の向上に繋がり、
児童にとっても
プラスになるでしょう。
これらは私自身が
2年の実務経験で
児童指導員となったからこそ
感じた「差」なんです。
職員は学生時代の数年間に
学びながら何度も実習に行き、
福祉もしくは教育の資格を
取得した訳ですから
実務経験が2年の私と
同じスキルではないのに
児童指導員と一括りにするのは
あまりにも差があるように
感じていました。
私がもっているのは
我流の障がい児育児だけですしね。
そのスキル差を縮めるためにも
児童指導員の職員に
保育士試験へのチャレンジをもちかけ、
一緒に受験することにしたのです。
チャレンジをしてみて感じたのは
実務経験と知識が結びつく場面が
とても多かったということです。
眠気に勝てず
翌日に持ち越しこともありましたし、
思うような結果が出ないことに
焦りましたけど
実りある時間だったと思います。
先日契約をした保護者さんから
言われたことですが、
どんなに立派な説明をされても
通ってみないと中身がわからない。
でも、見学時の僅かな時間でも
そこの施設の考え方が
見えて来ることもある。
このところよく聞く言葉です。
全部は見えなくても
ちょっとしたことが目に入り、
ここはやめておこう
という気持ちになるのは
とてもよく分かります

肌で感じるって
こういう事なのかもしれません。
デイサービスだけでなく、
病院や塾だって同じですし、
会社だって入社してみないと
分からないです。
でも、
パッと飛び込んだお店の雰囲気を
肌で感じるように
やっぱり滲み出て来るものですよね。
だとしたら、
一定の報酬制度が定められた
福祉なんですから
基準値をきちんと揃えて
どの施設に行っても
守られているラインを
明確にしておきたいですね。
そこで過ごすのは
子ども達ですもの。
さて、長くなりました。
また明日から頑張ります!
あすてるの11月のケーキは
マロンパウンドケーキ
なので

良い香りに包まれながら
11月7日の土曜営業を目指して
準備を致します

それでは本日はこのへんで。
また次回お会いしましょう

皆さま、
良い週末をお過ごしください
