種まきの話(最終的に・・) | ディアナバレエスタジオブログ

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静岡県藤枝市のディアナバレエスタジオのブログです!

イメージ 1スタジオの看板のジャスミンの花が咲き始めました
スタジオをスタートした時に、母と植えた小さな苗がこんなに大きく育って看板のついている木枠を隠してしまうほど(笑)
花付きがいまいちだけど、咲くのを楽しみにしています。
4月も終わりですね~。
なんだかあっという間に春も終わるような。
中学生は修学旅行に行き、幼稚園児、小学生は授業参観、家庭訪問ですね。
新学期にも慣れて、疲れが出る頃でしょうか?
ゴールデンウィークが待ち遠しいでしょうねにひひ
残念ながら、バレエはお休みなしで頑張ってもらいますが・・

最近、初級クラスで、「がんばる」ということについて話したことがあります。
よく聞くのが、
「がんばったけどできなかった」
がんばるって、簡単にいえてしまう言葉なんだけど、その中身はその人の中身によると思うんです。
たとえば、ある人はある程度やって終わらせて「がんばった」という。
でももし、その横に、できるようになっても、まだ引き続き深いところまで掘り下げようと続けている人がいたら?
本当に一生懸命頑張る人って、なかなか「がんばった」っていわないですね。
まだまだ足りないと思ったり、今日はここまで行けたけど、まだ先に行きたいと思う前進する意思があるからだと思います。
小さい子に、「がんばったね。えらかったね」というのは、時と場合により、その子の進歩にもよると思います。
練習せずにさぼっていた子が、「がんばったけどできなかった」といったときに、バーにしがみつきながら、ジャンプの練習をしていた子を呼んで、「この子の前で私は本当に頑張ったって言える?」ときいてみました。
髪まで汗でぬれて、真っ赤な顔をしている子の前で、ようやく、「頑張ったとは言えない」と理解しました。
ちなみにその子は、毎回頑張って、問題をクリアしようとしているけど、なかなかクリアできないんです。
悔し泣きすることも。それでも毎回、張り切って来る。
今日こそは!!と頑張って練習する。できなかったらほかの人がやっている時もずっとやり続ける。
こんな根性の持ち主が、小学校低学年でほとんど全員ですから、かわいくて仕方ないです

「できなかった」「できた」ここで判断するのではなく、「やるか、やらないか」でその人の人間性は上がると思います。
その子の性格や、思考力、理解力にもよるので、どこまでやったら頑張ったという判断はそれぞれでしょうが、
やってみようとおもうきもちがあるかないかでその先の人生って変わると思うんですよね。
自分から動いてみる子を育てるのに、3、4年かかりますが、今ではそれも身につけ、成績もよくなり、人にやさしい子供がたくさんいることが苦労帳消しな、いや、それ以上に幸せです。
悔し泣きしてる子に肩をたたいて「頑張ってたんだからいいんだよ!つぎがんばろうよ!」なんて、いっちょまえなアドバイスをしてるところをみると(ちなみに自分たちもクリアできてない)
「お、か~っこいい~!!」なんて心の中で思いながら、私は見て見ぬふり。
レッスンの最後に、「そんな、優しい子がいたのがうれしいなと思ったよ。」というと、
「あぁ~!せんせい、みてくれてたんだ~!」って顔して喜ぶちび子たちです(笑)
悪さしてるのも、サボってるのも見逃さないけど、優しくしてあげたり、あきらめずに努力してるのも、ちゃんと見てるにきまってるじゃんグッド!

とにかくやるべし!頑張ったかどうかは、自分ではなく人が評価するものである。
そんな評価をほしがるよりも、やるだけやる。やれることをやれるだけやる。
それだけやってできなかったとしても、そんなことはたいしたことではない。
いつか花咲くから。でも種をまかねば何年たっても花は咲かない。