2008シーズンを振り返る(3) | Re:ReysoL~バックスタンドから~

Re:ReysoL~バックスタンドから~

レイソル中心。サッカー全般。ホームではバックスタンド。アウェイではゴール裏から(じゃない時もある)

天皇杯を振り返って。


88回天皇杯は準優勝という結果でした。「準優勝」の文字だけを見れば、決して悪い結果ではないはずです。全日本サッカー選手権で準優勝。日本の中で2位という結果。


柏の初戦となった11月2日、4回戦対草津戦。サポーターの気持ちは色々あったと思います。「またやっちゃうんじゃないか」去年のHondaFCのことがありますから、仕方が無いし、自分もそういう気持ちも少しはありました。


ただ、相手はJ2草津。負けるわけにはいかない試合。試合は終始柏ペース。しかしなかなかゴールネットを揺らすことはできない。後半になって相手が1人退場。これでやっといけると思うも・・・なかなか最後がダメ。


決勝点が決まったのは後半82分。観客は嬉しい半分やっとかよという気持ち半分だったと思います。なんせ1人少ないJ2草津相手。1-0という最低限の結果を残すも、試合後のレッツゴー柏はなし。


5回戦は2週間後の11月15日、対京都。


この試合も結局は1-0で勝利することになりますが、そのゴールはポポのフリーキックから。内容は京都の方が上だった。ゴール前まで運ぶことはできては最後のシュートが打つことができないのはいつまで経っても変わらない。


それでも勝ってベスト8。準々決勝に進む。この時は嬉しさだけでした。何より12月20日まで柏のサッカーを観ることができるんですから、これほど嬉しいことはない。


ただ・・・嬉しさだけだったのは試合終了から車に乗って高速に入る辺りまで。高速に入ってから、のんびりと考える。決して良い内容で勝ったわけではない。いつまで経っても良くならない内容に若干の不満。


準々決勝はリーグ最終戦となった12月6日から2週間後の12月20日。


天皇杯の楽しみに、普段は行くことのできない地方会場に行くことができることがあると思います。ただ、やっぱり金銭的にきつい。マリノスの鳥栖に比べればまだマシだったと思いますけど・・・


準々決勝対広島戦は・・・3-2と激戦を制す。


前半開始早々の3分にアレックスのFKを古賀が頭で合わせて先制点。ただ、その後すぐに佐藤寿人にやり返される。それでも前線からプレスをかけ続け、ポポが相手DF陣のミスを見逃さずにカット、ミノルが決める。それでも再び佐藤寿人にやり返される。


先制→同点→追加弾→同点弾というのは精神的にかなり痛い。これが逆だったらまた違うんでしょうけど、獲ってとられてというのはなんか突き放せないというか、ちくしょうという気持ちが強い。


2度のビハインドを追いついた広島はその後試合を支配。柏は防戦一方の時間が続く。特に後半の終盤から延長戦の広島の攻撃はすごかった。でもそれを防ぎきった柏のDF陣もすごかった。この試合で広島サポはあの金髪を覚えてくれたことでしょう。


この試合も相手の方が内容は良かった。それでも勝てたのはなんでだか良くわかりませんけど、勝ったもんは勝った。準決勝進出。


準決勝は対FC東京。ここまで来ると元日国立というものがはっきりと見えてきました。サポーターも元旦もだいぶ意識してきていたでしょうし、静岡まで来て負けるのは絶対にいやだった。


東京はなんでもACLのTシャツを販売していたらしいですが・・・ちょっと早すぎた。ただ、先制点はFC東京。東京に移籍してからはかなり調子が良いようでしたし、柏もかなり警戒はしていたでしょうけど・・・


やっぱりスズタツは良いなぁと思います。太田が来てまったく出番がなくなってしまいましたけど、それまでは柏のスピードスター。あの日もだいぶかき回されてしまいました。帰ってこーいと願う。


柏も前半はチャンスがありましたけど、決めきれず。アレックスの頭で合わせたやつはゴールラインを割ってはいませんけど、今季1番良い形だったと思います。


後半柏はフランサを投入。これで試合の流れもだいぶ変わる。なんかクロスボールに足を伸ばしてシュートも、痛そうにしていたので「やったか?!」と思いましたけど、なんとかイけるということで本当に安心。


その何分か後に同点弾。あの場面で冷静にキーパーの股下を抜ける技術はさすが。ホント、あのゴールでこの試合は勝てると思いました。


そして後半43分。チュンソンのゴールにはマヂ感動。あのゴールの後はとにかく早く終わってほしいと思っていました。個人的にキープは嫌いなんです。最後まで攻めて終わってほしい。でも、あの時ばかりはキープでも良いと思っていました。


最後主審の手が挙がった時は、本当に嬉しかった。まさか元日に駒を進めることができるとは思ってもいなかった。京都に勝ってベスト8。あのときでもう満足してましたからね(笑


逆転でも2-1。決勝へ。


決勝はガンバ。正直、相手の過密日程を考えればマリノスよりもガンバでよかったなと思っていました。


元日に国立に行くのは初めてでした。そもそも元日には家にいるのが普通。意外と皆さん元旦から出かけてるんですね。


元日の国立は・・・やたらと寒かった。早く試合が始まらないかなぁと、そればっかり考えていましたね。試合開始40分前になれば選手達がアップに出てきますから、それまでひたすら我慢。


試合前のミーティングでまさか岡山が来るとは思ってもいませんでした。あれでかなりテンションアップ。選手たちがアップに出てきて、コールが始まり飛び跳ねる。そこからのことはもうあんまり覚えていなかったりする。


覚えているのは古賀ちゃんのおしいヘディングシュート。あれが決まっていればと、今でも思うときがあります。


気付けばガンバのゴール。それでも最後まで飛び跳ねたのは覚えてる。


準優勝という結果は決して悪くはない。日本の中で2位。でも、嬉しいもんじゃない。


来年こそは。