早春の激しい雨の日である。最近の私の心に似つかわしい。 

 

とても長い間、アメブロを更新していなかった。ツィッターと5チャンネルには大量に書いた。

 

 

 母が1月12日に亡くなって二ヶ月が経った。精神的なダメージは心の奥底にまだ残っているし、

 

インターネット上ではずっとたぶん警視庁公安部のものと思われるハッキングが続いて、落ち込みが

 

増幅される日々が続いた。母の遺影と位牌を見ると、91年間生きてきた母の台所に立つ姿、洗濯を

 

する姿、掃除をする姿、書道を書く姿、祈る姿などが何重にも重なり、押し寄せてくる。

 

 遺影の母は楽しそうに笑っている。母はユーモラスなところがあった。鷹揚で度量のある性格だっ

 

た。私は過保護なくらい愛されたと思う。まだ若かった頃の母の姿が脳裏に浮かぶ。いつも胸を張っ

 

てどっしりと堂々と歩く母。

 

 岩手の和賀郡湯田町という豪雪地帯に生まれ、小学校まで深い雪の中を何キロも歩いて育った母だ

 

ったからさすがに根性があった。私はある意味出来のいい子供で成績は非常に良かったから、母には

 

自慢だったかもしれない。未だに母の恩に報いるような業績をあげていないことをただ申し訳なく思

 

うばかりだ。母は看護学校を卒業した高学歴の人間ではなかったけれど、物の道理は分かった人間で

 

直観力が鋭く、ズバリと本質的なことをいう人間だった。私の直観力の鋭さは母から受け継いだもの

 

だと思う。決して教養のある人間ではなかったが、宗教性と人間の許容力があったし、馬鹿正直な人

 

の好さがあった。

 

 

 脳梗塞になってからは家で介護されていた。介護施設に入るのは絶対に嫌だと頑なにいうので家

 

族で介護をしたが認知症もわずらい、わけのわからないことを言ったり、赤ちゃんみたいに家の中を

 

ハイハイしたりして手がかかって本当に大変だったが、どこかいつもかわいいところを残していた母

 

だった。変に強運なところがあって、葬式の日も四十九日の法要も信じられないくらい暖かくいい天

 

気になって、家族で「運のいい人だ」とみんなで感心した。都会的な洗練からは程遠い母だったが、

 

奇妙に教養ある人からは信頼された。

 

 

 「運は天にあり、といわれている。運を天にまかせて生きる。まかせただけでよいか。運命は天に

 

支配されて、人間はどうすることも出来ないものか。そうではない。運命の種は自分がまくのであ

 

る。芽生えは自然が許すが、原因はこちらにある。だから、種をまきかえる。原因をつくりかえる。

 

これが運命をかえる力となる」。

 

 母がよく読んでいた、中心社を主宰する常岡一郎氏の「運命をかえる」という文章である。

 

平明で単純だが言ってることは奥が深い。母は徳のある人間だった。

 

安らかに眠れ・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

晩夏の青い小径を

 

踵を夕陽に向けて

 

夏と秋のブランコに揺られ

 

片目は豊穣

 

片目は極貧

 

夏はしつこく引っ張るし

 

秋は遠くで眺めている

 

 

 

 

君はいない

 

君はどこにもいない

 

這いつくばって

 

アリの穴までさがしてみても

 

君はいない

 

やがて夕陽が沈んでいく

 

夏の盛りをごっそり盗んで

 

たくさんの踵を引き連れて

 

無数の踊り手が沈んでいく

 

そして忍び寄る秋が

 

反対の水平線からこっちを眺める

 

誰も見てないうちに

 

誰も知らないうちに

 

世界は赤く変わっていく

 

君が年に一回しか来ないから

 

俺は年に364日は

 

スーパーのトイレの中だとか

 

駅前のベンチだとか

 

そんな場所で浮浪者とたむろしたり

 

生活保護の爺さんと一杯やったり

 

 

 

警官に呼び止められてチンポを蹴られたり

 

変なおっさんの家に転がり込んで

 

アダルトビデオを三時間も見せられたり

 

そんなことばっかりしてるのさ

 

織姫は上品で高貴でおまけに淫乱ときたもんだ

 

 

 

364日はほかの男と遊んだり

 

放送局のトイレにルージュでいたずらしたり

 

タンポンにライターで火をつけたりして

 

好き勝手に生きているのさ

 

たった一日だけ

 

たった年に一日だけ気が向いて

 

 

 

俺はアルマーニのスーツを着て

 

静かに輝く川原の岸辺にじっと立って

 

君が川向うから

 

手を振って

 

懐かしかったねと手を振って

 

川をじゃぶじゃぶと

 

 

 

太ももまでびしょ濡れになって

 

パンツまでびしょ濡れにして

 

ざぶざぶ川を渡って

 

俺の腕の中に抱きかかえられるまで

 

じっと我慢して星が落っこちて

 

銀河からバラバラ星が降ってきて

 

 

 

ベガとアルタイルが出会った日を

 

織女と牽牛が星の降る夜に出あった日を

 

たとえば若狭の貧しい孤独な産小屋の天井の上に

 

満天の星空が煌めいた中で

 

女が力綱にすがって一人で子供を産む時に

 

男たちが卒倒するような叫び声をあげて

 

織女は本当はお化けみたいなものだから

 

 

 

年に一回会えるだけでいいのかもしれないな

 

君は美しいし

 

おまけにエッチだし

 

ずらりと並んだ野球選手を端から端まで

 

ばりばりと食いつくしてしまうんだ

 

そのプリっとしたお尻を日本海に向けて

 

バーーーーンとおならをすれば

 

 

 

北朝鮮のミサイルも落っこちるし

 

中国の戦闘機も蚊みたいなもので

 

ロシアはバルチック艦隊の記憶に震え上がるのさ

 

織女は高貴な姫だから

 

牽牛みたいなやつと会ってはいけないんだけど

 

好きになっちまったものはどうしようもないのさ

 

 

 

七夕の漆黒の真夜中に

 

誰も見ていない宇宙の真空の広場に

 

俺と君はどこからか現れ

 

ベガの波動とアルタイルの波動が混じりあって

 

新しい星を産むんだ

 

君は嬉しそうに笑うだろう

 

けたたましく笑って

 

また遠いどこかに走り去ってしまうんだ

 

 

 

 

 

七日の夜に一度投稿したものですが、表現にやや問題があると感じ、投稿をやめましたが、その

 

まま直さず投稿することにしました。

 放射状に広がった、骨の髄まで抉るような氷柱が飛んでくる厳冬の朝、私は突然飛び起きてト

 

イレ掃除を始めた。タクラマカン砂漠の砂嵐に洗われたような、これでもかこれでもかと振りか

 

かる小便の驟雨で、黄土色に染み込んだ便器を純白にするんだ!という突然の一念が湧き上り、

 

水色の古ぼけたブラシでゴシゴシとこすり始めた。

 

 顔をそむけたくなるような臭気が立ち上り、私は思わず顔をそむけた。「これが俺の小便と大

 

便の残り香だ!これが生み出したカスの集積!聖者でも痴人でも天才でも絶世の美女でも、毎日

 

毎日吐き出すショウベンとクソ!そのかたまりだ」。

 

 

 私が小学生だった頃、母が毎朝トイレ掃除をしていたのを思い出した。母は若く美しく、岩手

 

の山奥で生まれたのだ。その母の出来そこないの村一番のクソガキとして、私は原野を走り回っ

 

ていた。黄金の毛並みのキツネが洞穴に住んでいて、クソガキに色々教えてくれたってわけだ。

 

その頃から私の夢はトイレの清掃人になることで、特に汚いと言われるロシアやイタリアの公衆

 

トイレをピカピカにすることを夢見ていたのだ。

 

 必死にブラシを動かしていると体がポカポカ暖かくなってきた。黄土色の便器はみるみる真っ

 

白になっていって、便器にたまる湖水が澄んだバイカル湖のようになった。覗き込むとオリオン

 

座が映っていた。この湖水に愛する彼女の大便が肛門から滑り落ちて、ぽちゃんと浮かぶのだろ

 

うか?彼女の肛門を想像することは私を興奮させなかった。ただバイカル湖に浮かぶ浮き輪のよ

 

うな大便の行方は謎めいていて、珍しい金魚に食われるのか、湖水の下にあるという宮殿まで落

 

ちていくのかもしれなかった。

 

 

 私はポケットにあったスマホを取り出すと、愛する彼女のツイートにいいねをした。彼女が作

 

った塩ラーメンの写真が載っていた。彼女が一人の時何をしているのかわからない。凍てつくバ

 

イカル湖のほとりに立つ彼女を想像してみた。彼女は権力の中枢にいる。権力の共同体。バイカ

 

ル湖に映るシリウスを見ながら、私はそのことが何を意味するか考えた。

 

 

 「恋人たちの共同体は、彼らが望むか否かにかかわらず、彼らがそれを歓ぶか否かに関わら

 

ず、また彼らが偶然によって結ばれているか、狂気の愛によって、あるいは死への情熱によって

 

結ばれているかに関わらず、社会の破壊をその本質的な目的としている」

 

 

 モーリス・ブランショの「明かしえぬ共同体」のこの言葉が強く胸に迫ってきた。ブランショ

 

の思考は透徹している。さあ、もう便器は純白になった。彼女の肌のように。この腐った共同体

 

の運命など知ったことではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 3日前に安倍晋三の国葬があった。全体的な印象言えば、「日本は情けない国になったなあ。

 

国葬だというのにこの程度のことしかできないのか・・・」というものだった。エリザベス女王

 

の国葬のように、一回限りの真の厳粛さ、心からの弔意、考え抜かれた構成、完璧なカメラワー

 

クからは程遠く、空疎で軽く、演出力もない。

 

 

 エリザベス女王の国葬では、イギリス国教会のキリスト教という確固とした柱があったのだ

 

が、安倍晋三の国葬では中心になるものが何もないのである。天皇の大喪の礼では神道という確

 

固たる中心があるのだが、安倍晋三の国葬では空虚な無機質的な空間が広がるだけ。

 

 国民の民意を無視して強引に強行された国葬も内容が素晴らしければ、少しは納得するもの

 

の、国民生活のためになることを何もしてこなかった安倍晋三の葬儀に相応しい軽さだと感じ

 

た。岸田と菅の弔辞も私は眠くなってしまった。特に友人代表として菅が述べた弔辞には問題が

 

ある。弔辞の最後に述べられた、山形有朋が盟友の伊藤博文の死に際して、悼んで詠んだとい

 

う、「かたりあひて 尽くしし人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ」という歌につい

 

てどのマスコミも何も論評していない。

 

 

 菅の話によれば、衆議院第一議員会館の安倍の机の上には、岡義武著の「山形有朋」が置いて

 

あって、この歌にマーカーで印が付けられていたというが、これは菅が作り上げた嘘だろう。ど

 

うして安倍が、まだ生きているのに、「かたりあひて 尽くしし人は 先立ちぬ 今より後の 

 

世をいかにせむ」などと、自分がすでに死んでしまった観点から、自分の運命を予見することが

 

できるのだろう?国葬の弔辞にこういうデタラメというか無教養が平気で述べられることが、式

 

の格式を低いものにしてしまっている。こういうことをマスコミの記者が誰も指摘しないという

 

のも驚きである。

 

 Youtubeの「一月万冊」ではこのあたりの話がかなり詳しく分析されている。やはり読書と教

 

養は大事である。

 

 

 

 「云々」という漢字も読めなかった安倍晋三が、岩波文庫の「山形有朋」を読んでいたとは、

 

ちょっと想像もつかない。菅の弔辞のこの部分に感動して涙したという議員も多いというのはお

 

めでたいことである。もともと国会の承認もなく、法的な根拠もなく、岸田の思い付きで決まっ

 

たような国葬である。安倍晋三の政治を思い出しても、消費税増税や、格差社会の拡大、日中や

 

日韓の関係を最悪にしたこと、モリカケサクラ問題、公文書偽造問題、北方領土交渉の失敗、安

 

保法制、特定秘密保護法、共謀罪の強引な強行採決、そして統一教会との長年にわたる癒着など

 

評価できるものが何もない。こんな政治家を一流の政治家だったなどと持ち上げる、似非右翼

 

や、似非学者や、評論家がうんざりするほどいる。殺害されたのは気の毒だが、日本の将来にと

 

って安倍晋三が消えたことは本当に良かったと心から思う。

晩夏の夕暮れに

 

烈しかった夏の残光の中に

 

星たちは沈んでいく

 

見えないつながりも沈んでいく

 

永遠の愛も朽ち果てる

 

 

SNSの中の狂おしい憧れ、嫉妬、冷笑

 

この国の人々の賛美、非難、怒り

 

青ざめた背中をさらしたまま

 

ツィッターの悶えは遠い星まで膨れ上がって

 

呟きと中傷はうめいたまま沈んでいく

 

 

インスタで輝いている女の尻を

 

食い入るように眺めて褒め称える

 

ぴかぴかの尻!

 

最高のケツ!!

 

ぷりんぷりんのおっぱい!!

 

 

 

すべては奈落の底に沈んでいく

 

もしかしたらこのときのため

 

SNSの真っ赤な賛美やどす黒い中傷は

 

あの女のすべすべした背中に生まれたのか

 

俺はただ衝動の命ずるままに砕け散る

 

 

 

虹色のパラグライダーは

 

SNSの憎悪を軽々と飛び越えて

 

子ども時代の海辺の黄昏へと

 

俺の使い古した脳髄を反転させる

 

まだ水鳥はここにいたのかと

 

 

 

もう思い出せなくなっている

 

もうわからなくなっている

 

君が緑色のスマホを手に取って

 

薄暗い心の嫉妬や怒りや中傷の湖を渡って

 

ほんとうに何を言いたかったのか

 

 

 

俺は叫びたかったのかもしれない

 

俺は呼びかけたかったのかもしれない

 

ほんとうは

 

SNSの言葉の狂気の流れを渡りながら

 

静かなひそやかな言葉の縁に沿って

 

 

ほんとうの言葉と

 

うその言葉のロープで編んだブランコで

 

かろやかに揺れながら

 

遠くから飛んできたパラグライダーが

 

晩夏の夕暮れに消えていくのを

 

 

わめきたてる声とさざなみのような笑い

 

押し殺した怒りと子どもたちの笑いが

 

この混沌とした世界ではごちゃまぜになって

 

晩夏の夕暮れに沈んでいく

 

もう見えなくなった星たち

 

 

 

 

 前回の記事で、統一教会の裏にはCIAがいて、統一教会の資金はアメリカに流れるというこ

 

とを書いた。マクロな視点で言えば、この問題は、自民党と統一教会、そしてアメリカのトライ

 

アングルの間に起きた問題であると言える。私は最終的には韓国の存在より、アメリカとの関係

 

の方が重要なのではないか?と思っている。

 

 昨日のTBSの「報道特集」で、統一教会とアメリカの関係が報道されたので非常に参考にな

 

った。

 

 

 

 ここではアメリカ統一教会の元幹部である、アレン・ウッド氏の証言が報じられている。ここ

 

で統一教会が宗教団体などではなく、世界支配を目指す政治団体であると断言される。右翼の大

 

物、笹川良一の話は興味深い。笹川は、「私は文鮮明の犬だ」と語ったという。アレン・ウッド

 

氏は、その時、「我々は世界を支配できる」と思ったという。統一教会に洗脳された人間がどん

 

な考え方をするようになるのかがわかる。

 

 安倍晋三の祖父の岸信介のレーガン大統領に送った親書も興味深い。岸信介は文鮮明の釈放を

 

頼み、「文鮮明は共産主義を誤りを正す、誠実な人間であり、彼の存在は現在も将来も自由と民

 

主主義の維持に重要だ」と書いている。中曽根康弘元総理も、文鮮明を高く評価しているのが驚

 

きだ。自民党政権は歴史的に統一教会とベッタリなのだ。

 

 

 文鮮明はアメリカの共和党の大統領に取り入り、レーガン、ブッシュ、トランプも統一教会に

 

お世話になったというのも驚きだ。それに必要な資金源のほとんどが、日本での多額な献金や霊

 

感商法で巻き上げられたものだったというのが、悲しい話である。安倍晋三が山上徹也に狙撃さ

 

れて真っ先にすっ飛んできたのが、ブリンケン国務長官だった。アメリカの言うことはなんでも

 

聞く男、アメリカの指令を最も忠実に守る便利な男が安倍晋三だったのだから当然だ。ネトウヨ

 

がアメリカ議会が、安倍晋三の功績を高く評価しているのを知って喜んでいるが、おめでたいと

 

いう他はない。アメリカにとって最も都合のいい男が安倍晋三だったのに過ぎない。

 

 

 安倍晋三は、神道にせよ、仏教にせよ、キリスト教にせよ、まともな宗教というものがどうい

 

うものなのか知らなかった。宗教に対する見識や免疫がなかった。だから統一宗教のような、ま

 

ともなキリスト教からかけ離れた、実質は政治団体と結びついて離れなかったのだ。彼は国民生

 

活は見ていなかった。彼の政権期間、格差社会はどんどん広がり、民主主義の基盤が破壊され

 

た。安倍晋三の政治の功罪は今一度詳細に検討されるべきだろう。国葬で祭り上げるなどとんで

 

もない話である。

 

 

 昨日のNHKニュースウオッチ9で初めて、統一教会と自民党政権の関係についてわずかに触

 

れた。自民党の見解と野党の見解を並べただけのものだったが、アナウンサーやキャスターの表

 

情には、やっと触れることができた・・・という安堵の表情のようなものが浮かんでいた。

 

 NHKには岩田明子解説委員という、私的にも安倍晋三に最も近かったという、絶好の取材対

 

象がいて、公的な部分でも私的な部分でも、彼女ほど安倍晋三について知っている人間はいない

 

のだから、ここは国民のためにも隠蔽したりしないで、知っていることをすべてぶちまけてもら

 

いたいものだ。それが狙撃された前日も安倍晋三と電話で話したという、私的にも最も親しかっ

 

た記者の義務だろう。岩田明子著 「安倍晋三伝」が発売される日を心待ちにしている。

 

 

 

 

 本当はコンサートや詩など、アートに関することを色々書きたいのだが、7月は山上徹也容疑

 

者による安倍晋三狙撃事件があまりも重大だったので連続の投稿になった。もっと明るい話題を

 

期待している読者には申し訳なく思う。成人した日本人でこの問題について考えることから逃げ

 

ることはできない。これはオウム真理教問題を超える、日本の根幹に関わる根の深い問題であ

 

り、うやむやにすることは絶対に許されない。

 

 

 

 

 

 テレビを見ていても、自民党政権と統一教会の関係が全く分からないのでいらいらしていた

 

が、やっと先週末、BSーTBSが、「報道1930」という番組で、戦後岸信介政権からずっと

 

続いてきた統一教会との関係を、時系列に沿って詳しく解明してくれた。やっとテレビでもやっ

 

てくれたか・・・と安堵感に似た感情を覚えた。時間をかけて丁寧に作った報道である。

 

 

 NHKは相変わらず、ニュース7やニュースウオッチ9で警察発表をそのままわずかに報道す

 

るだけ。自民党政権の守護神としてNHKしか見ないお年寄りを騙し続けている。NHKの報道

 

姿勢に関しては、厳しく批判されるべきだと思う。安倍応援団のネトウヨはNHKの報道を見て

 

ほっとしているだろう。「何も問題はなかったのだ」と視聴者に印象付ける報道姿勢、編集テク

 

ニックには怒りを覚える。NHKスペシャルなどで特集を組むまで許さない。

 

 

 「報道1930」では、安倍晋三の祖父である岸信介の時代からの自民党と統一教会の関係を

 

丁寧に紹介している。岸信介の自宅と統一教会の本部は隣であった。その時代から、自民党と統

 

一教会は「反共」を旗印として、現在に至るまで長く親密なギブアンドテイクの関係を続けてき

 

た。統一教会が霊感商法で社会問題化し、団体の名前を変えようして、文科省が反対した時も、

 

安倍晋三は圧力をかけて、統一教会から、「世界平和統一家庭連合」に変えさせてしまった。

 

 

 統一教会の教えは、あまりにも異常であり、とてもまともな宗教と呼べるものではない。朝鮮

 

半島は男性器であり、日本は女性器であり、韓国はアダム国家で日本はエバ国家、エバ国家日本

 

はアダム国家韓国に奉仕しなければいけないという教えは、完全に狂っている。これはかつて支

 

配された朝鮮民族が日本民族に復讐しようとする考え方がベースにある。このような宗教に自民

 

党が強く癒着したのは大きな間違いであったと言わねばならない。統一教会にとって日本は金の

 

なる木にすぎず、日本のお金を吸い上げる危険な存在である。このような宗教団体は解体すべき

 

だろう。かつて、公安警察がオウムの次は統一教会だと捜査しようとした時も、政治の力でつぶ

 

してしまったのが安倍晋三である。

 

 

 統一教会の裏にはCIAが存在し、統一教会の資金はアメリカにも流れる。美しい日本などと

 

言って、保守を掲げながらも、安倍政権の実態は真の意味で保守ではなく、売国の徒と言えると

 

思う。山上徹也が狙撃しなかったら、自民党と統一教会の関係はこのまま続き、安倍晋三が三度

 

総理に就いたかもしれないと思うと本当に恐怖を覚えるとともに、この実態を暴けなかった(あ

 

るいは知っていて黙っていた)マスメディアを強く批判したい。

 

 

 

  

 昨夜の「一年万冊」は自民党と統一教会と警察の関係にメスを入れた、ある意味危険な特集

 

だった。この番組の放送中、映像がクルクルと回り、音声が途切れるという、たくさんの苦情が

 

コメントで寄せられた。私がDAZNの鹿島アントラーズ戦で何回かやられたように、警視庁公安

 

部がハッキングをしたのかもしれない。警視庁公安部はCIAに操られている。真の日本の独立

 

とは何なのか?真の保守はどうあるべきなのか?今ほど問われている時はない。山上徹也の狙撃

 

で時代は変わってしまったのだから・・・・

 

 

 

 

 自民党議員の醜態、国家公安委員長の無神経ぶりにはあきれるほかはない。こんな政党に多く

 

の日本人が投票するとは全く狂っている。日本という国は大丈夫なのだろうか?あらゆる面で末

 

期症状が現れている。何も言わない、真剣に考えようともしない、サイレント・マジョリティー

 

の人たちに強く警告したい。「黙っている場合じゃないだろう!」と。

 NHKのニュースを見ていて思うのが、この人たち、本当に恥ずかしい人達なんだな、ジャー

 

ナリズムに携わっている矜持なんかカケラもない、弱くて哀れな人達なんだなという実感だ。

 

 自民党と統一教会の関係は、どこまでもなかったことにして、関心が消滅するのを待つことだ

 

けがNHKにできることなんだな。国民に事実を報道しないで、受信料収入だけはほしいと、そ

 

れは甘すぎるよ、お前ら!もう自民党政権の広告塔みたいになってるじゃん。ロシアの国営放送

 

のプロパガンダまでそう遠くない。岸信介以来の自民党と統一教会の癒着の実態について、まと

 

もに報道しなさい。何も言えない君たちが哀れで気の毒だよ。みんなで頭丸めて報道の一から勉

 

強しなおせよ、と言いたい気分である。

 

 

 

 

 上の動画でも、テレビ報道が全く自民党と統一教会の関係について報道しないこと、例えば、

 

NHKだけでなく、テレビ朝日の報道ステーションでも、元NHKの大越キャスターが、この

 

問題について無視するひどさが指摘されている。ツィッターでは、「自民党は統一教会だったん

 

だな」というハッシュタグが26万件ツイートされている現状で、テレビがいかに隠蔽しようと

 

しても無理だろう。

 

 

 大越健介キャスターは、国際勝共連合の名誉会長が設立した日本財団のアドバイザーをやって

 

いることが判明。今度は右派のYoutuberからも強烈に批判されている。大越健介キャスターは

 

本ブログでも初期の頃かなり登場している。この問題では左派からも右派からもテレビ報道が批

 

判されている有様だ。

 

 

 

 

 ツィッターでは、報道ステーションは統一ステーションにした方がいいなど、笑えるジョーク

 

が書かれている。上の上念さんは、統一教会のマスコミへの浸透という問題もあるのではないか

 

と提示している。これはまともには受け取れないが、自民党と統一教会の関係の報道のあり方を

 

めぐって、テレビの報道に大きな疑問が問われているのが今の状況だ。これだけネットの関心が

 

高いとなかったことにしようとしても無理だ。テレビ報道への信頼感が低下する前に、自民党と

 

統一教会の関係から目をそらさないでほしい。本当に危機感を持ってジャーナリズムの本分に立

 

ち返ってほいと強く願う。

 

 

 

 

 山上徹也容疑者のツィッターのアカウントがわかった。これで彼が何を考えていたのか、安倍

 

晋三前総理殺害事件を起こした動機や背景は何だったのか?かなりの程度推察できるようになっ

 

た。

 

 この事件に関しては、マスコミを見ていても何も本質が見えてこない。特にNHKの報道を見

 

ると逆に混乱してしまう。政権に常に忖度しているNHKは意図的に、自民党と統一教会の関係

 

など、政権にとって致命傷になりかねない危険なテーマに関しては、絶対に触れないような報道

 

をしているからだ。

 

 私はウツがまだ完全には良くなっていないので、NHKや警察のような巨大組織を相手にして

 

戦う自信はない。しかし、ジャーナリズム云々以前の問題として、一人の人間としてこの問題に

 

黙っていてはいけないという結論に達した。

 

 

 幸い、Youtubeの「一月万冊」というサイトで清水有高氏と佐藤章氏がこの一週間、かなり細

 

かい部分まで分析してくれているので、非常に参考になった。もう見た方もおられるだろうが、

 

テレビや新聞の報道しか見ていない方は何が問題なのか全く分からないと思うので掲載する。こ

 

の事件でマスコミの報道とネットの報道の優劣が鮮明に出てしまった。特に政権に忖度しなけれ

 

ばいけないNHKの報道は酷すぎる。

 

 

 ここ四日間続けて、ニュース7とニュースウオッチ9の気象予報士と女子アナが私の好きな水

 

色のお洋服を着てくれて、たぶん、私へのご機嫌取りか、「黙っていてくれ」というメッセージ

 

なのかもしれないが、警視庁公安部のハッキング問題で一度も取材に来なかったNHKに遠慮す

 

る気にはなれない。せっかく四日間も水色を着てくれたのは有難かったが、一人の人間として言

 

うべきことはちゃんと言わせてもらう。

 

 

 

 

 

 上の動画が今日アップされたばかりの、山上容疑者のツィッターの内容を分析した動画であ

 

る。驚くべきことに山上容疑者は政治的には自民党支持者であり、安倍晋三も支持していたとい

 

う。だから何か左翼的な立場から安倍晋三を敵視し、銃撃したわけではないということだ。

 

 佐藤章氏によれば、やはり統一教会の関連組織に安倍晋三がお祝いのビデオメッセージを送っ

 

てから、急に考え方が変わり、安倍晋三が統一教会の広告塔であるという認識にいたり、犯行に

 

及んだのではないか?という指摘だった。

 

 山上容疑者のツイートはかなり知的であり、全体的に矛盾が散見されるものの、引き締まった

 

論理性がある。国際情勢や日本の安全保障についても彼なりによく考えており、佐藤章氏にもし

 

っかりと反論するなど、レベルの低いネトウヨなどより視野も広いし、それなりに見識がある。

 

ただ、動画を見ればわかるように、自分のあまりに悲惨な境遇や過去の生い立ちを述べているツ

 

イートにはかなりのショックを感じる。

 

 

 今年の6月27日のツイート、「これ迄の彼は死んだ。今有るのは、厭世を湛えた路傍の石こ

 

ろのような存在。石は動かない、奥底の心が慟哭を叫ぶまでは」と誰かの文章を引用し、「いい

 

文章だな・・・」と感慨にふける。論理性だけでなく、文学も理解する感性もある。

 

 

 お母さんが統一教会にのめり込み、経済的に破綻し、家族が滅茶苦茶にならずに普通に大学に

 

行っていたら、このような悲劇的な事件を起こすこともなく、何かの分野で才能を発揮していた

 

かも知れないと思うと、あまりの運命の残酷さにこちらもうめきたいような気持になる。

 

 

 マスコミが扱おうとしない、自民党政権と統一教会の関係については、これだけネットや週刊

 

誌などで追及され始めると、報道せざるを得なくなっていくだろう。NHKもクローズアップ現

 

代やNHKスペシャルなどで詳しく解明してもらいたいものだ。それができないようならもう報

 

道には携わらないでもらいたい。それくらい大きな問題だ。

 

 

 秋には安倍晋三の国葬が控えている。このような不透明な背景を持つ人間を国葬にするなどは

 

絶対に反対である。国民の意見も大きく割れて、日本の分断と混乱が始まりそうな予感がする。

 

 

 

追記 

 

 

このブログを書いて数時間後に、山上徹也容疑者のアカウントが凍結された。どこかが圧力をか

 

けたのかもしれない。下のアーカイブから見ることができる。やはり山上容疑者のツイートは、

 

自民党や統一教会にとって都合の悪いものだったのだろう。彼が左翼で、かつ精神に問題がある

 

人間なら都合が良かったのだろうが、何せ自民党支持者で安倍晋三のことも評価している。これ

 

ではネガキャンペーンを張ることができないだろう。しかし、ツィッター社も情けないものだ。

 

silent hill 333 (@333_hill) / Twitter (archive.ph)

 

 

 

 私が好きな、フランソワーズ・アルディの歌を聴いて、気分を変えよう。