私が司法試験を受験していた頃、家族法(親族・相続)の分野は余り試験に出ませんでした。短答式試験で、民法60問中2~3問出るか出ないかといった程度。
ですから、当時の受験生は家族法を詳しくは勉強しませんでした。表面をさらっとなでる程度です。私も正直いうと…、お茶を濁す程度の勉強しかしていません。(^_^;)
もちろん、実務に出れば、離婚、離縁、遺産分割などなど、否が応でも、家族法が日常的に顔を出しますから、その都度勉強するわけです。
条文・判例といった基本的事項や実務的な取扱いなどは随分と詳しくなったつもりですが、やはり理論的なバックボーンをみっちりと勉強できていないことは今なおコンプレックスとなっています。
同じ民法でも財産法の分野と比べて、何となく理解がフワフワとした感じ、というか…。上手く表現ができないのですが、多くの弁護士が同じように感じているところではないでしょうか。
で、この度、(相続法に関してのみですが)少しく勉強しなおすことにしました。テキストは、随分以前に購入したなりになっている伊藤昌司『相続法』(有斐閣、平成14年)。
著者の立場は少数説に位置していますが、それだけに問題意識が鋭く、かえって通説の側の立場もよく理解できるように思われます。
ま、ぼちぼちやるつもりです。