皆さんこんにちは。

2月も半ばを過ぎましたね。

先日は満開の梅林を堪能しました。

春の気配を感じます。

すでに鼻をぐしゅぐしゅさせている方もおられますが、

花粉症の季節も近づきましたね。

 

しかし皆さんの一番の関心事は、

あの感染症ではないでしょうか。

武漢肺炎の新型コロナウイルスだけじゃなく、

アメリカではインフルエンザも猛威を振るっています。

店頭からはマスクが消え、

皆さんがいかに敏感になっておられるかが分かります。

 

そんな中ですから、

少しだけお伝えしたいことがあります。

それは、マスクの役目なんですね。

 

まず使い捨てマスクで

どれだけ病原菌ウイルスは防げるのだろうかという問題です。

マスクの役目として、

頭からかぶるタイプのものであれば、

それなりにウイルスや細菌を

シャットアウトする効果は期待できますが、

耳にかけるタイプの

普通の使い捨てマスクでは

すべての細菌、ウイルスを防ぐことはなかなか難しいそうです。

しかも多くの感染は「眼の粘膜」から始まります。

 

マスクの役目

マスクは、じゃあどのように効いているのか…

それは、口内を乾燥から守るということです。

自分の粘膜を乾燥から守るためにあるのです。

マスクをすると口腔粘膜の潤いが保たれて、

バリア機能が高まるということです。

 

つまりそういう理由であれば、

本当は紙より布製のマスクが一番いいのですね。

 

特に「竹布」のマスクは繊維自体が抗菌性を持ち、

保湿性、消臭性も優れているので安心です。

また使い捨てのマスクと比べて、エコロジーで経済的です。

ここ最近、使い捨てタイプとはいえ、

毎日毎日、何百万枚ものマスクが捨てられていました。

使い捨てマスクは作られたときから

すぐに捨てられるということが決まっています。

なんか、もったいない。

布製マスクを駆使してエコで乗り切りたいものです。

 

漢方の宮崎薬局

https://www.miyazaki-y.jp/

からだにおせっかい

「桂枝湯」

平素から体が弱い人が、急な気温の変化にあったとき、

体の対応が上手くできないと、風邪をひきます。

こんな時に使うのが白虎湯や桂枝湯です。

 

今回説明する桂枝湯は、

そんなカゼの初期に、

火照った感じよりも寒気が強い場合に使いますと、

比較的短時間でカゼ状態から回復することができる

急性病の漢方薬です。

傷寒と中風

同じように、寒気を目標に使う

急性感冒のお薬には麻黄湯がありますが、

これは、『傷寒論』と言う書物の中では、

「傷寒」という病を治すと言われています。

つまり寒邪に傷つけられた病気で「傷寒」です。

一方、

桂枝湯で治る病気のことを

「中風」と言っているんですね。

 

風が命中する

さてこの中風、

『金匱要略』という書物にも

同じ『中風』というのがあります。

こちらは、実は、

脳卒中・半身不随のことを言っているんですね。

 

字は同じように書きますが、

脳卒中の『中風』と、この桂枝湯証の『中風』とは、

意味は違うんです。

脳卒中の中風は「中(なか)の風」で、

この場合の中は形容詞ですが、

傷寒論の中風は「風に中る(あたる)」という、

いわゆる命中の中で動詞なんです。

中国語でも発音が違うんです。

知らないと誤解してしまいますよね。

 

防御システムの停滞

感冒の「中風」は、

外からの寒冷刺激である「風邪(ふうじゃ)」に

晒されたために、防御システム(神経)が

おかしくなったことを言っています。

 

ふつうは暖かくして栄養を摂って寝ていれば、

自然と体勢も整ってきて

治る(元にもどる)ことも多いのですが、

漢方薬では、

これを即座に動かし整えることで

カゼを短期間できちんと治すものです。

前線と後方支援の調和

もともと桂枝湯が効くような人は、

栄養力が上手く供給されないために、

防衛力が不足した状態のヒトです。

ですから、

外界の流動性の空気を嫌がります。

 

桂枝湯は、

体の栄養力と防衛力を調和させるお薬です。

皮膚から筋肉までの、表証と言われる体表面の様々な症状、

頭痛、ゾクゾク寒気、神経痛を治します。

普段から胃腸が弱い人の

急性感冒によく使われるケースが多く、

とても使いやすい漢方薬なのです。

 

漢方の宮崎薬局

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からだにおせっかい

暖冬ではありますが

やはり寒さと乾燥で感冒が流行っていますね。

特にインフルエンザに関しては、

皆さん過敏になられているようです。

 

医療現場では、

オセルタミビル(タミフル)とザナミビル(リレンザ)などの

抗ウイルス薬が承認され、盛んに推奨されていますが、

これらはたくさん使われている割には、

罹患者への貢献度は意外とわずかで、

統計上でも治療効果が薄いということで

問題視されていますし、

予防効果も見られなかったことから、

漢方薬での治療にも再び注目が集まっています。


風邪のことを感冒

インフルエンザは流行性感冒(流感)

と呼ばれますが、

基本的に体の防御反応が起こる仕組みは一緒なので、

感冒だろうが流感だろうが、

漢方での対処法では特別に分けるものではありません。


漢方では、

皮膚と内臓の神経は

つながっていると考えています。

その体表の神経が

外気温や湿度の高低差に耐えられずに反応が悪くなると、

カラダはもとの状態に戻そうとするんですね。

それをもとに戻そうとするスイッチが入って、

その差が大きければ大きいほど反応が大きくなります。

その全身症状を引き起こした状態が感冒、

いわゆるカゼなんですね。

 

発熱を切っ掛けとして

様々な防御反応が起こります。

それを速やかに発汗して完了できれば、

全身が整い、現在の気候に最適な状態となり、

病気に強くなります。

 

その一方で、

適切に発熱できなかったり、

発熱の余波で消耗し内臓まで弱ってしまうと

症状が長引くのです。

ウイルスは原因ではなく結果

と捉えているのが、漢方の見方ですね。

 

クロレラエキスの「源液」や「503」などで、

風邪やインフルエンザの症状を楽に乗り越えられたり、

すんでのところで罹患しなくて助かった!

という話はよく聞きますが、

つまりカラダが整った状態が一番強いのです。

たとえ、

「効く」と言われるどんな抗ウイルス薬を使ったとしても、

カラダが整っていなければ、

何の意味もありませんね。

ウイルスだけ見ていてもしょうがないのです。


基本的には、

インフルエンザも風邪も、

暖かい部屋で不安なくゆっくり休むことができれば、

必ずいつしか体は整って治っていきます。


本当はそんなものなのです。

それを、

「インフルエンザは風邪じゃない!」

とのポスターとともに

半ば脅すような啓蒙をされると、

みんな必要以上にびくびくしてしまい、

クスリクスリのオンパレード

街中マスク星人であふれかえってしまうのです。

「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」

のことわざ通りで、異様な光景ですが、

昨今はマスクをしていない方が

後ろ指をさされる妙な時代になりましたので、

これからはこれが普通になるのでしょう。

漢方薬は、

風邪やインフルエンザの初期でも、

体力が強い方と弱い方でも違いますし、

熱感がある方と悪寒がひどい方でも分けられます。

大きく分けて4パターンで対処されています。

 

さらにカゼを初期に全うできず、

中期や後期に入ると、

またそれに合わせた漢方薬がありますので、

体のリズムに合わせた治療をしたい方は、

知っておかれるといいかもしれません。

スッキリと治したいものですからね。
 
これからも健康と美容のお役に立つ情報を

お伝えしたいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願いします。

 

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