大変遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。


 さて、冬の学判がおわりました。長期休みの最後にある学判は、理社などの忘れてしまった分野を見直しておく良いきっかけになります。今回は久しぶりに社会をサポートしました。地理分野の基本事項は案外覚えていたため、歴史分野の総復習につきあいました。といっても、サブノートの年表のところを10数枚コピーしたのと、ネットで見つけた各時代の要点 を解説したくらいです。やはり、奈良~室町時代あたりの定着が悪いことを自覚したらしく、該当部分の予シリを熟読していました。学判では珍しく社会の一番出来が良かったので、復習した甲斐はあったようです。


 以下、学判の全体的な印象です。

・問題の難易度
 組分け、週テストと比較して、基本的な問題が多い感じがしました。しかし、そのわりに平均点は高くありません。範囲の無いテストということで、これまで学習してきたことをうまくアウトプットできるかが問われているのに対し、まだ多くの5年生が定着不足でアウトプットできないということなのでしょう。


・受験者の減少
 前回と比較して、女子で1000人ほど減っています。よく言われているように、これは早稲田アカデミー生が冬の学判を受験しないないことの影響でしょう(早稲アカ関係のブログでは学判の話題は全くありません)。早稲アカ生が受けない影響は、結果資料集の紙版が配布されれば、前回と80%偏差値を比較することにより、概ね推測できますが、SAPIXが抜けるほどの影響はないでしょう。


・男女差
 解答、解説が男女別でなかったことから、今回の学判も男女で同一の試験問題であったようです。組分けにおける女子比率推移 でも述べたように、男子>女子が明確になってきており、平均点の差は前回の12点から、22点と拡大しています。
 下表は女子、及び、男女総合の平均、標準偏差から、女子偏差値と総合偏差値 の関係を計算したものです。


 女子 総合 差分
25 24.7 -0.3
30 29.5 -0.5
  35 34.3 -0.7
40 39.1 -0.9
45 43.9 -1.1
50 48.7 -1.3
55 53.5 -1.5
60 58.3 -1.7
65 63.1 -1.9
70 67.9 -2.1
75 72.7 -2.3


 例えば、今回の女子偏差値が65だった場合、男女総合で計算すると63.1と1.9だけ小さな値になります(ちなみに前回(夏)の学判では、総合偏差値63.9に相当)。組分けと比較する場合は、早稲アカ生不在で、外部性が加わっているという母集団の違いを除いても、ざっくり言って、女子上位層に関しては、今回の学判の偏差値は少なくとも2ポイント程度、下駄をはいていると考えておく必要があります。

 当ブログの看板(?)記事である週報データの分析ですが、前記事のように断片データでなく推移としてまとめたものや、リアル感のあるものをネット上に無制限に公開したままにするのは不適切でないとの考えに至りました。そこで、このような記事は数日の公開後、限定公開に移行させることにしました。


 限定記事の性格上、アメンバー承認は「四谷系のテストを受けている方(自己申告)」を大まかな基準しようと思います。見逃した方、検索などでみつけた方で、興味がある方は申請ください。




 

 今回の組分けでもう一つ有意義だったのが、社会の平安時代の問題です。全くできていませんでした。日頃、「組分けなんて途中経過、組分け用の勉強なんて意味がない。」と豪語している子どももショックを受けたようです。組分け対策としてではなく、昔の単元を定着させる方法としてどういう学習スケジュールを立てるか見ものです。


さて、第7回の組分けの結果を集計してみました。


   旧S     旧C   旧B   旧A
新S 72% 10% 0.2% 0.0%
新C' 28% 54% 9.2% 0.1%
新BA他 0.7% 36% 91% 99.9%


 表の見方)
   数字は縦にみてきます。例えば、旧Sの列と新Sの行のクロスした

ところにある72%は「前回Sだった人の72%が今回もSになった」ことを

意味し、いわばS残留率(キープ率)を示しています。


若干Sの残留率が増加しているようです。


男女比については別途報告します。

 第7回組分けの「算数は最後から2番目の大問の(1)までは順調だった。」という感想を聞いて、これは危ないなと感じるだけでの経験は積んできました。案の定、大問2からミスをしています。しかし、このミスは今後の対策のヒントになりそうです。


親)(3)番を間違えているねえ。
   (「2けたの整数」を見落としているなあ。2ページ目からは

    大事なところに線を引いていあるのに、なぜか、ここには
    線が引かれていないし)

子)えーと、「3で割ると2あまる」だから...
   (3×□+2などと書きはじめる)

親)(あれ、もう始めちゃうの...)

子)小さい方から、10番目か...

親)ストップ、ストップ。問題を読んでないじゃない。

子)あ、2けたの整数か... 


 どうやら問題を最後まで読む前に問題を解き始めることに根本的な原因があるようです。問題を読み飛ばしているので、当然、「2けたの整数」には線を引くことは、おろか、気づきもしないのでしょう。おそらく、「3で割ると2あまる」→考える→「小さい方から10番目」→考える→答え、というステップになっており、問題の把握と、解く過程が混ぜこぜになっているのです。最近の組分けでのミスが大問2に集中しており、大問3以降に少ないのは、小問のある大問3以降では、読み飛ばしでは題意をつかむのが難しいため、最後まで読まざるを得ないからかもしれません。

 これまではケアレスミスを減らすため、「丁寧にやろう」「問われているところや、大事な条件に線を引こう」とアドバイスしてきましたが、「問題を最後まで読んでから、解き始めよう」を加えることにします。また、「時間が足りずに最後まで解けないことは気にしないように」も付け加えます。