生きることの質
- 生きることの質 (岩波現代文庫)/日野原 重明
- ¥1,050
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図書館で、ふとめにとまった1冊。
日野原先生といえば、聖路加病院理事長、「生き方上手」などの著書がベストセラー。
お名前は知っていましたが、本を読んだことはありませんでした。
図書館で目にとまったとき、読まなくちゃ、と直感しました。
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ここ最近、自分の生き方、命についてよく考えます。
若いときは、死はまだまだ遠く先にあるもので、できるだけ考えないように、見ないようにして過ごしてきました。ずっと死ぬということ、命に限りがあるということに漠然とした恐怖がありました。だから、目をつぶり、まだまだ先のこと。今が楽しければ大丈夫、と思ってきました。
今から12年前、当時16歳、高校1年生だった弟が、不慮の事故で亡くなりました。その事実を受け入れることができず、避けて避けてきました。ようやく受け入れられるようになったのは、最近のことです。
そして同時に、自分の死も身近に感じるようになり、長いようで短いこれからの人生をどうて生きていけばいいのか、時折考えます。
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”本来の自然のありかたで起こることは快いもの。”
”本来、死とはそういうもので、眠りにつくように、忘却の中に消えていくものである。”
医師としてたくさんの死と向き合ってきた先生の言葉の説得力と、暖かさ。
読み進めるうちに、死への恐怖が和らいでいきました。
いずれ、みんな、あの世へいくんだから。何も怖いことなんてないんですよね。
何かやらなければ!と焦りを感じていた時期もありましたが、
特別なことをするばかりが、いいことなのではなく、
この世に生をうけたことに感謝し、
毎日健康で暮らせることに感謝し、
ありがとうの気持ちを忘れずに暮らしていくことが、
まずは私のやるべきこと。
小さな幸せを積み上げて、ふと振り返ったら、大きな幸せができあがっていた、
そんな人生を目指したいなと思いました。