レコードの穴と溝 -3ページ目

寿司に内定した勝ち組の魚との対話

バイトが長引き帰宅は0時過ぎ。親の土産、高級寿司折りがちょっと乾いてしまっていた。しかし、とてつもなく旨い。全員が毎日旨いものを食えたなら世界はかなりの高確率で平和になるだろう。まあつまるところそれが一番難しい問題でもあるんだろうけど。意外と総合的問題である。

一方、旨い魚と旨くない魚、どちらが魚として幸せなんだろうという事も考える。まあもちろんそんな事は関係ないんだろう。人間にとっては大問題なのだが。旨い魚はほんとに旨かった。もう歴然たる差があるのだが、当の魚にしてみれば全く同じ身分である。これが凄く不思議で仕方がない。

理性的に考えれば「同じに決まってるだろう」となるのだが、いざ食うと「でもこれはさすがに違うんじゃないか?」と、なってしまう自分の剥がれ落ちやすさに杯を傾けて寝る事にする。

Hi-Standard / Making The Road

今日、渋谷の風俗案内所に流れていた。このリアクションの難しいシチュエーションに対し、何か色んな感情がごっちゃになり、不思議と懐かし~い気持ちになった。


Hi-STANDARD

メイキング・ザ・ロード


今日流れていたのは“nothing”。この名盤の中でも“changes”に次いで好きな曲であった。というかまあ、このアルバムの中で好きな曲、という考えがそもそもバカげている。凄いもんは全部凄いんだよなあと、今日ごちそうになった高級お寿司とイメージを重ね合わせて悦。ガリはもちろん醤油まで明らかに違う。

余談だがつい先日横山健がシングルを出しているので、この機会にチェックしてしまう事にする。

toe / the book

旬を逃さないうちに取り上げておかないと。


toe

the book about my idle plot on a vague anxiety


1stフルアルバムになる。雰囲気のあるインストですごくまったりとしている。モヤモヤして煙が立ち込めている感じ。生音ばかりなのに現実離れした空気が出せるのがすごい。似合わない言葉だが立派。

今までの作品だともっと生々しく、そこが好きだったのでちょっと落ち着きのあるのは少し残念だが、多分今作はリスナーよ付いて来いという事でもあるのかもしれない。何だかんだ言って最近けっこう聴いてるし、いい作品だと思う。人に薦めて「好きじゃない」という人はいても「嫌い」という人は少ないだろうと思う。「反逆する風景」とはいえけっこう風景にとけこむ、BGMに適した音楽。

ディスコvsディスコード

今日は金も無いので、タワレコでいろいろ試聴した程度で特に何もしなかった。


最近四つ打ちがやたらに多い。わりと好きなのでついつい惹かれて試聴したりしてしまうのだが、四つ打ちだと何となくメロディとかごまかせているような気がする。けっこうちゃんと聴かないと傑作と駄作の見極めが難しい。

おそらく決定的な1曲が出れば、四つ打ちブームも収束していくように思う。今はシーン全体で決定的な1曲を模索しているところなのだろう。お笑いブームなんかも、決定打となる芸人がいないから、そこそこの力を持つ若手がたくさん、みたいな状況になっていて、それは逆に言えば、決定打があると後進に対しての重石になってしまう、すなわち下方へプレッシャーをかけてしまうということなのだろう。


個人的には、自分の気持ちが四つ打ちに向いているのは危険である。テクノ好きだった中3のイタい時期へ精神状態が向かい始めている気がするからである。

AS MEIAS / st

気に入ったのばっかり紹介するわけじゃないよという意味も込めて、これ。


AS MEIAS

ASMEIAS


結論から言えばそんなに気に入りはしなかった。正直ヴォーカルの同じbluebeardに関しても、好きだけど、好きの中ではまあぼちぼちという感じだったので今回も順当な判断だと思う。でも何となく人には手当たり次第に一回聴かせてみたくなる。なんかどっかで誰かのツボにどハマりしているような気がするので。決して悪いわけではないし、客観的に見てもけっこういいような気がするんだけど、他人のどハマりの瞬間見たさが先行してしまう。演奏がやけにややこしいけど、歌声がやけにきれいな、やけなアルバム。

借金発、フェチ経由、渋谷駅ターミナル行

今日バイト帰りのバスに乗っていて、ぼーっと自分のフェチ心について思いを馳せていた。


まず第一に「夜、帰りの車窓」フェチである。

まあ一種の夜景フェチでもあるのだが、ぼんやりとオレンジな感じとか、だらっとした脱力安心感とか、帰途のセンチメンタリスムなど内包した「夜、帰りの車窓」は、単なる夜景とはやはり一線を画してかなりエモ度が高い。


そして今日ふと気付いたのは、「夜、マンションに帰る女」フェチである。

これは説明が難しい。名称だけだとストーカー扱いも覚悟しなければならない。付けまわすとかでは全くなく、たまたま目に入るのがいいよね、ということです。

なんというか、夜、マンションに吸い込まれてゆく女性の後姿に、彼女らの安堵感のようなものをビムビム感じるのである。見かけると自分もものすごくホッとするわけである。料理で言えば煮物。要はニモ度の問題。

ちなみに、買い物の帰りとかの、近所的一時外出からの帰宅などはフェチ対象外である。これはOLとかと見た目判別のつかない若妻とかもまったく関係なく。まあわりと見た時に違いは分かるものである。


たぶん社会の中で外圧にひとしきり晒されていて、それが解放された瞬間、すなわち具体的にはオートロックのドアが開く瞬間にエロスを感じるのだろう。エロスかどうかは分からんが。


帰りのバスの中ではこんな下らない事ばかりいつも考えている。

しかも今日は財布に18YENしか見当たらずバイト先で年下の少年にバス代を借りた。いつになく冷たく、重たい500YEN玉だった。

Husking Bee / ANTHOLOGY(1994~2004)

HUSKING BEE

ANTHOLOGY(1994~2004)


誰が何と言おうと、べつに誰も何とも言わないが、一番好きなバンドはハスキンと断言したい。

どれから紹介してよいか迷ったので、とりあえずベスト。どうせなら全曲新録してほしかった。

彼らとしては去り際に遺したものながら、ベスト盤ということでご新規さんの入り口になるというのは、何とも深い輪廻を勝手に感じる。

流行りの美メロとか哀愁エモエモ系とかって感じではないけど、ほんのり枯れ気味で味わい深い、じわっと熱いパンク。

深みのない思考のせいで、深みにはまる。

学生くんだりが奮発して焼肉を食べに行く。庶民的なたたずまい、値段もお手頃、しかし味は超絶という“隠れた名店”的なところ。ビールにもキムチにも目もくれず、イロモノ的なおもしろ注文もせず、ただ肉を黙々とあぶって食べる。しゃぶしゃぶ的に言えばあぶあぶ。自分のようなアメ横で育った上野好きには堪えられない。


昔の先輩のブログを偶然発見する。普通の日記的なブログだが、かならず最後に「今日のBGM」というのがあって、これがR●J丸出しの選曲ともどもけっこうイタい。たまにコメント欄に「絶対BGM聴いてないだろ」など書かれていたりするのがあまりに痛々しいので、このパンドラボックスはそっとしておくのが吉だと判断。次会った時、多分自分ばっかり気まずくなるんだろうなあ。


ブログの文体とはどのように書けばいいんだろう、とまだ戸惑っている。よく、しゃべり口調でなれなれしく書いてる人がいるけど、あれは自分には出来ないなあと思う。一応初対面の人が見るわけだし。

でも読んでて落ち着くのは割となれなれしい方かなとも思うので、悩みはそれ自体悩みになり始めた。


ていうか、いまだに携帯のメールについても同じような悩みを抱えていると気付き、ますます深みにはまる。あれもどういう調子で書いたらいいのかいまだにわからない。

Nine Days Wonder / with Euphoria

旧作の紹介もぼつぼつやっていかないと。ブログにも体裁っていうものがあるんだと、妙に体面を気にしだしてるけど、まあ始めの内はおっかなびっくりでもしょうがないか。


Nine Days Wonder

with Euphoria


これは文句なしの名盤。それを知ってか知らずか、アマゾンにはジャケ写がない。ジャケ買いしたくなるいいジャケなのに。勝手によそから持ってくると著作権カンケイに引っ掛かるのでジャケ写は紹介できません。

著作権のせいでせちがらくなってます。ちなみに恋人とか友達にCDを貸すのもアウトだそうです。


内容は電子音がいい具合に絡んでいるヒリヒリしたエモい音楽です。説明って難しい。説明し切ってやろうという気もないし。どだい無理な話ですよ。無駄に頑張る事はしません。自分の中ではトップ3には入るという事だけは述べておきます。

Q AND NOT U / Power

妙なランキングが表示されるようになった。気にしたくないけどけっこう気になる。

ひとまずディスク紹介で記事を水増ししてみる。


Q and Not U

Power


先日解散してしまったせいで、遂に来日公演が観れないままに終わってしまった。来たの2003年だっけ?行っとけばよかった。

基本は飄々としていて、でもじわっとハードコアで、処々に浮き浮き程度のダンサブル。デリカシーのかけらもないアゲアゲという言葉は嫌いなので、浮き浮きという語を当てることにする。実際アゲアゲとかブチアゲってどういうこと?

男女問わず、わりあい人に薦めやすい。安いしこれ読んだらすぐ買ったほうがいい。ジャケ裏もなかなか変なノリで好き。