FEAT 2011/DECEMBER/08 20:41:07
これは美味い!!
牡蠣というキャラクターの個性がしっかり伝わりつつ、牡蠣以外の旨味が牡蠣によって殺されてもいません。
まずはスープを一口。
最高・・・。
ファーストタッチは極めて柔らかで、静かでありますが。その旨味は濃厚です。
牡蠣の個性により、めんりすとさんの醤油ダレ(私の印象では甘味をのせず、香味野菜のハービーな色彩を感じさせながらの醤油の風合いって感じ。わかんないけどね)の個性を、甘く柔らかに感じさせます。
それはきっと牡蠣の旨味が持つ甘味であり、牡蠣の旨味がもつ油脂感や弾力のあるほろ苦さであるのだと思いますが、醤油ダレと牡蠣の個性が肉の肉まで繋がり合っているように感じます。
ここに鶏の味わいも加わり、より一層厚みある旨味が感じられますが、この個性が湿り気あるいくらか艶美なコクを感じさせ、これはなんとも素晴らしい。
固体である料理が液体に変化する瞬間から直後に見せるようなとろみを感じさせるかのごとき旨味に溢れています。
表現が美しくないことを申し訳なく思いますが、このスープの口内での馴染み方は圧倒的に才能豊かなものであり、それがまるで体液や唾液と調和できる液感を目指し生まれたスープなのではないかと思えるほど。
そんないくらかの暗さをも持つその味わいは、風味のキレを目指すものでもなく、いくらか混沌とした色彩を帯びてはいるものの、後味ではまるで味噌を感じさせるように、円熟された深い旨味を感じさせます。
私の好みがちな、素材の個性がその風味の輪郭をきりっと立たせたまま組み上げられたタイプの味わいとは異なるのですが、牡蠣という強烈なインパクトの素材を使いながら、ここまで体に馴染む、落ち着きある風味を終始感じさせるのは、ちょっと食べる側もあわててしまうようなクオリティーの高さで、アンビリーバボー。
例えが適切かどうかわかりませんが、昆布という素材に感じたいと思わせる個性を全て内包しながら、昆布の持つ弱点は見せないというような個性・・・。
もちろん昆布の味とも性格とも全く違うものではありますし、何より私は昆布がそれほど魅力的な食材と感じていない方ですが、いずれにしても私にはそのように感じたという次第。
そして、麺。
平打麺の玉子の風合いが牡蠣の磯の風合いに馴染むのは、またも素晴らしさに涙です。
これ、最高!!
しかも牡蠣醤油のいくらかの暗さは、麺のもつ色鮮やかでフレッシュ感ある味わいによって、随分と親しみやすい性格のものにも感じさせられます。
これは大満足でしょ!!
トッピングの牡蠣は、旨味を柔らかに弾力を感じさせつつ、随所に身の張りとローストによる締まりを覚えるもの。
牡蠣旨さ全開で、牡蠣臭さを抑えたテクニカルな作品です。
めんりすとさんらしい名作が、また一つ発見しちゃいました!!
















