平素は各別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
この度、スタジオサークルは2020年8月1日(土)以降の撮影より、
料金を下記の通り改定させていただきますのでお知らせ申し上げます。
2020年 8月1日(土) 以降の撮影より
旧料金：¥22,000(税込) →
新料金：¥ 33,000(税込)
なにとぞ皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
スタジオサークル
代表／下塚 潤一
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コロナウィルス蔓延のご時世に値上げとは何事ぞ、と、
お叱りの言葉が飛んできそうな内容のお知らせではございますが、
ご理解のほどお願いしたく存じ上げます。
なぜ料金値上げに至ったかとご説明申し上げますと、
ひとことで言えば需給バランスの再調整でございます。
営業写真館という商売の性質上、一定の時期・季節に撮影が集中するため、
ご予約をお断りせざるを得ない心苦しい状況が近年急上昇しており、
そのあたりの歪みを是正するための料金改定です。
また最近は県内外で出張フォトグラファーも急増している状況であり、
需要と供給のバランス理論に基づいて値下げ方向へ動くと、
カメラマン業界に対してあまりポジティブな流れではないかな、
という、あくまでも内々の状況を鑑みての判断です。
お客さんにとってはそんな店側の都合など関係ないということは重々承知の上ですが、
かすかな思いを汲んでやっていただければ幸いでございます。
説明になっているような、なっていないような。
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スタジオサークルは、当初は”こどもカメラマン”というキャッチコピーをたずさえて、
約9年前から撮影活動をスタートしました。
こどものナチュラルで可愛い表情を撮る、という、極めてシンプルな動機と意気込みです。
しかし撮影を続けていくうちに、子どもの写真を撮る、という
商業行為へのモチベーションがいまいち湧きづらくなっていきました。
その理由は、
「こどもだけの写真よりも、家族みんなが写っている写真のほうが、よくね？」
ということ。
こどもの写真はたくさんあるけれど、親が入った写真は1枚もない、
そういうファミリーがほとんどだからです。
この10年でスマートフォンが人々に完全に浸透し、
・こどもの成長記録はスマホで撮る
・写真はスマホの画面で見るもの
という2つのパラダイムシフトが起こりました。
さらにここ最近は撮影機材の進化や低価格化、
そして技術・知識・テクニック・ノウハウの流通により、
プロが撮っても、親が撮っても、たいした違いを出しづらい時代です。
「プロが撮ると表情が違う」「自然な感じに撮ってくれる」というのは幻想であり、
たまたま子どものご機嫌が良く、運良く撮れたにすぎません。
(もちろん、その”たまたま”の頻度をわずかに上げるスキル、
そして1回こっきりのチャンスをどうにか切り取る瞬発力があるから、プロなのですが)
ひとことで言えば、良くも悪くも、成長記録だろうと記念写真だろうと、
こどもの写真は親がスマホで撮る写真で十分、という時代なのです。
そのような自己商売否定の上で、
「お客が本当に求めている写真は何か」
「プロにお金を払ってでも撮ってもらいたい写真は何か」
ということを突き詰めて考えると、
最終的な結論は”家族写真”になります。
パパもママも家族みんなが1枚のフレームに入った写真、
これは(物理的に)親ではぜったいに撮れません。
特にこどもが小さいうちは、セルフタイマーで強引に撮っても、
いい写真(＝みんながカメラ目線で笑顔)にはなりません。
すなわち家族写真は、他人に撮ってもらうしかないのです。
単純明快な理屈ですが、スタジオサークルの存在理由は、そこにしかありません。
スタジオサークルの記念撮影は、
カメラマンの個性だとか、唯一無二の作品だとか、クリエイティブな表現だとか、
そういった情緒や感性を重視した刺激的な写真は1枚もありません。
”想いをカタチに”や”一瞬を永遠に”といった煌めきのあるコンセプトもナッシングです。
あくまでも
「家族みんなが揃った、イイ表情の1枚を撮る」
という極めて単純かつワンパターンな写真を、単純な構図と方法で毎回撮り続けることが
スタジオサークルにとっての至上命題であり、唯一の存在理由であると考えています。
こどもだけの写真よりも、家族写真のほうがいいに決まっている。
ファミリーフォト・イズ・ベストフォト。
その考えはこれからも変わりません。
どうかひとつ、今後ともよろしくお願いいたします。
スタジオサークル
年中無休／10:00〜20:00
徳島県徳島市北常三島町3-40
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