子供の頃から食べ慣れている海藻類って、
美味しさの素で健康的だって
普通に感じていましたけど、
こんなふうに具体的に知れると
実感できますね。

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海藻のパワーの秘密はヌルヌルにあり

 豊富に含まれる水溶性食物繊維の
 アルギン酸やフコイダンが
 血圧や総コレステロール値を下げる。



●モズク、メカブなど褐藻類の驚きの有効成分

昔からコンブは血圧を下げるといわれています。

これは、
海藻のなかでもコンブや
ワカメ、モズク、メカブなど、
褐藻類と呼ばれる海藻に多く含まれている、
水溶性食物繊維のアルギン酸やフコイダンの
働きによることがわかってきました。

特有のヌルヌルした成分がこれで、
海藻多糖類とか粘質多糖類といわれます。


アルギン酸はカリウムと同様、
ナトリウムを吸着して排泄し、
血圧を下げる働きをもっています。

さらに、
小腸内で胆汁酸も吸着して排泄するため、
肝臓は新たなコレステロールを原料に
胆汁酸を合成することになり、
その結果、
総コレステロール値も下げるのです。


また、
フコイダンは、
血圧の上昇を抑えるだけでなく、
肝機能の向上、抗がん、免疫賦活など、
さまざまな働きがあり注目されている成分です。


これら水溶性食物繊維は、
血液の凝固作用を抑えて血栓をできにくくし、
血液の流れをサラサラに保ち、
動脈硬化になりにくい状態にしてくれます。


この他、
コンブ特有アミノ酸の一種アラニンにも、
血圧を下げる作用があり、
カリウム、カルシウム、マグネシウムなど、
血圧調整に深く関係するミネラルが
豊富に含まれています。


●食後の血糖値の上昇も抑える

水溶性食物繊維に限らず、
十分な食物繊維を摂ると、
食べた物の胃から腸への移動時間が長くなり、
食後の血糖値の急上昇を抑えます。

血糖値が急激に上がらなければ、
インスリンを分泌する膵臓にかかる負担が
少なくてすみます。

糖尿病やその予備軍の人が、
血糖値をコントロールするうえでも
効果的な食品といえます。


海藻には、
食物繊維の他にも、
抗酸化作用のあるビタミン類や
クロロフィル、タウリンやオメガ3系の
脂肪酸も含まれています。
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わかめの味噌汁が、長年の朝の定番です😋
知らず知らずのうちに
体調を整える習慣が出来ていたと思うと、
日本の文化・習慣の奥深さを感じてしまいます。