臍下の1点に集中すると
どのような働きが起きて落ち着くのでしょうか。
臍下の1点は
魔法の壷のようなものと
語られていました。
今風に例えるなら
ブラックホールでしょうか。

昔の物語に
「魔法の壺」
という話があります。
ある商人が古めかしい壺を売りにきました。
その値があまりに高いので
文句を言うと
「これは少しも高くはない、
魔法の壺ですから」
と言います。
何の魔法かと聞くと
「何でもその中へ
放り込んでごらんなさい」
と言います。
そこで手当たり次第いろいろなものを
そこへ放り込んでみましたが、
スウーと消えて見えなくなってしまいます。
底なしの魔法の壺だったのです。
ずいぶん便利な壺です。
そして、
この便利な壺を私たちは、
下腹に持っているのです。
無限小の一点、
底なしの魔法の壺です。
誰かがあなたの悪口を言ったとします。
これを耳に聞いて頭脳に報告するから、
すぐカッカッとしてくるのです。
これを
臍下の一点に放り込んで流してしまえば、
胸中に何も残りません。
我慢などする必要もありません。
大体、
我慢というものは、
いつか必ず破れるものです。
健康上もよくありません。
底なしの壺に放り込んで
いつもニコニコしていたらよいのです。
かたわらに雷が落ちても、
その大音響が、
臍下の一点に
スウーと吸収されてしまうから、
悠々とお茶を飲んでいられるのです。
びっくりして飛び上がる必要はありません。
日常いつも臍下の一点を保持するから、
常にリラックスすることができ、
万山崩るるとも動ぜざる腹、
何事も包容して
濁らざる大海の度量ができるのです。
世の中の人々は、
「力が抜けた状態」
をリラックスと思っているから、
いざ大事というときに
心配でリラックスできないのです。
そして反対に
身体がコチコチになってしまいます。
リラックスした状態が
最も自然で安定した状態で
あることがわかって初めて、
大事に臨んでリラックスできるのです。
また、
私たちの病気の多くは、
神経より引き起こされています。
イライラ、
カッカッ、
クヨクヨして
ストレスを起こし、
毛細血管を収縮して
生命力の発揚をさまたげ、
諸々の病気を引き起こしているのです。
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嫌なことや悪口を魔法の壷に
吸い取ってもらえれば
我慢するストレスが減って
ありがたいですね。
身体の中に
ブラックホールをイメージして
そこに嫌なものを
どんどん放り込めれば
気分が晴れやすいかも知れません。