自分に良いイメージを感じて貰うことで、
説明をポジティブに聞いてくれると前の記事で話されていました。
自分に好感を持って貰うための
簡単な方法はあるようです。
それは、
繰り返し見てもらうこと
と言われていました。
繰り返し見続けると、
高感度が上がるだけでなく
ちょっとしたキッカケで、
思い出しやすくもなりそうです。

相手から信頼を得るコツは、
次の2つのステップです。
①相手のことを気にしてよく見る。
②相手と継続的な接点を作りつづける。
①は前項で説明したので、
ここでは②について話しましょう。
社会心理学者ザイアンスは、
その実験で、
人は何度も会うほど親近感を
得やすくなることを証明しました。
まず、
何枚もの写真を見せる実験をしました。
特定の人物の写真を繰り返し見せ、
一度しか見せない人物と
好感度を比べたところ、
繰り返し見せた写真の人物のほうが
好感を持たれることがわかったのです。
さらに、
2つに分けたグループで、
次のような実験をしました。
1つのグループには同じ人物の写真を
一定の頻度で見せ、
別のグループには同じ類度で
毎回違う人物の写真を見せました。
すると、
同じ人物の写真を
見せられたグループのほうでは、
その人物に対する好感度が毎回上昇し、
もう一つのグループでは
変化がなかったのです。
たしかに接点が多ければ多いほど、
親近感を持つことは事実ですよね。
ただ、
この接点を多くすることが、
なかなか難しいのです。
「物理的に同じオフィス空間にいる」
とか、
オフィスは違っていても
「同じプロジェクトに取り組んでいる」
といった環境でなければ、
仕事で特定の人と継続的な接点を
作り続けるというのは
簡単なことではありません。
相手が忙しい人であれば、
なおさらのことです。
継続的な接点を作るうえで、
ぜひ覚えておきたいポイントがあります。
それは、
「自分から話題を提供する」
ということです。
たとえば、
相手の会社と
はじめての打ち合わせをするような場合、
同じ会社の名刺を
何枚ももらうことがあります。
そんなとき、
皆さんと同じ場にいて、
それぞれと話をしているはずなのに、
記憶に残る人と残らない人がいます。
なぜでしょうか?
もちろん、
役割・役職の重要度の差による記憶、
というのはあるでしょう。
自分の仕事に直接関係する人であれば、
自分から努力して覚えようとしますよね。
しかし、
中には仕事の関係性を別にして、
記憶に残っている人もいると思います。
そして、
その多くは、
その相手とどんな会話をしたか、
エピソードがセットで
記憶に残っていることが多いものです。
継続的な接点を作るのがうまい人は、
「自己開示」
のうまい人です。
自己開示とは、
自分の身の上話など
プライベートな情報を伝えることです。
つまり仕事の話の合間に、
さりげなく自分の話をする。
アイデアを出したり、
たとえ話をするときに
ちょっと身の上話を入れたりするのです。
それが、
エピソードとして、
相手の記憶に刷りこまれます。
私が以前、
とある家電機器を担当し、
アニメのコンテンツメーカーに向けて
協業の提案をしていたときのことです。
私の同僚が、
自分の彼女がアニメオタクで、
アニメのDVDやグッズに
多くのお金をかけ、
どれだけ新しいコンテンツを
楽しみにしているかを、
ことあるごとに喋っていました。
一見すると、
ムダな情報のようでありますが、
これがビジネスの自己開示なのです。
「背景情報をカット」するほうがいいと
以前述べました。
ただ、
これはあくまでも、
自分のことをよく知っている人に対して
説明するときの話です。
自分のことを
まず知ってもらわないといけない場合は、
このような情報が有効になってきます。
協業の交渉には、
相手の事業への理解と、
どれくらい理解できているかを
相手に伝えることがたいへん重要です。
その担当者の自己開示は、
次のようなことを暗示しているわけです。
①
仕事ではハードウェアを
担当しているけれども、
コンテンツビジネスについても
ある程度は理解している。
②
だから、
あなたたちが心配しているポイントも
よくわかっていますから、
ビジネスパートナーとして信頼してほしい。
この自己開示が、
相手に親近感を持たせ、
協力的な気持ちにさせるものなのです。
実際、
そのスタッフがいないところでは、
相手側の人たちが、
頻繁に
「あの、
彼女がアニメオタクだって言ってた人」
という言い方で彼のことを
話題にしていました。
親近感はそのようなところから
芽生えてくるのです。
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親近感を感じてもらうのは、
説明に限らず、
個人的な付き合い方でも
大切なことですね。
人の性格にもよりますけど、
ちょっとした小さな嫌われごとが
全部を嫌われるまでに広がりそうな
不安もあります。
なるべく、
変な自慢話は避けて
微笑ましいエピソードを話すように
気を付けたいと思います。