問題を考えるとき、
基本的な「構図」というよりどころを元に考えを進めると、
考えがまとまりやすいそうです。
そのよりどころとして、
3つ用意しておくと
どんな問題にも対処できるそうです。

考えるポイント
「動あれば反動あり」
「慣性の法則」
「鹿威(ししおど)し」
でものごとを考えると整理しやすい。
自分に合った考え方のセオリーを、
3つほど用意しておくと、
どんな問題にも慌てなくてすむ。
問題を考える取っ掛かりとして、
1つの考え方の原理を
当てはめる方法がありますが、
当てはめる原理を3つまで
増やしてみましょう。
人間は、
自らを「万物の霊長」などと
称していますが、
それは
人間が勝手にいっているだけで、
じつは
人間の知的・精神的営みは
欠陥に満ちています。
そのため、
1つの問題を
集中していつまでも
考えていることができません。
何らかのよりどころがないと、
取りとめもない考えや
ワンパターンの発想が
頭の中を堂々めぐりするだけに
なってしまいがちです。
考える取っ掛かりとしては
1つの原理で十分ですが、
こうした欠陥を少しでも取り除き、
より問題を考えやすくするには、
原理が最低3つは必要になります。
これをかりに「3つのセオリー」
と呼ぶことにします。
セオリーとは、
一般には「理論」と訳されますが、
多くの場合に当てはまるような
基本的な「構図」と
考えたほうがいいでしょう。
ものごとを
正確にとらえようとするとき、
あらかじめ
用意しておいたセオリーを利用すると、
より少ないエネルギーで
うまくいくことが多いのです。
私が考えるのは、
「動あれば反動あり」に加えて、
「慣性の法則」と
「鹿威し」の3つです。
これらを用意しておけば、
とりあえず
たいていの分野の問題に
対応できるでしょう。
たとえば、
選挙とか国内政治の派閥争いとか
という問題には、
「動あれば反動あり」というセオリーで、
真相が見えてくるはずです。
1つの現象を見たときに、
必ず逆の動きがあるぞ、
という予測ができます。
2つ目のセオリーは
「慣性の法則」です。
これもニュートンの運動法則の1つで、
「静止または、
等速直線運動をする物体は、
外部から力を受けないかぎり、
その状態を変えない」
ことをいいます。
簡単にいえば、
ある質量を持って動き出したら、
その質量が大きかろうと小さかろうと、
止まることがないということです。
たとえば、
何かとてつもなく大きな
開発計画があったとしましょう。
大きいブロジェクトですから、
たくさんの審議会や各省庁も
加わってきます。
その計画は、
動き出したら、
そのスケールの大きさのまま
止まることがありません。
これを止めようとするならば、
その質量の何倍もの力で
さえぎらなければなりまぜんから、
よほどの覚悟がないとできない芸当です。
前長野県知事が、
公約どおりダムの建設を
中止しようとして失敗しましたが、
おそらくダム建設の「質量」の大きさに、
前知事の力や覚悟が及ばなかった
ということではないでしょうか。
そしてもう1つが「鹿威し」です。
「鹿威し」というのは、
竹筒に少しずつ水を注ぎ入れていき、
水が溜まったときに
その重みで傾いて水がこぼれ、
竹筒が元に戻るとき
石を打って音が出るようにした
装置のことで、
もともとは鳥獣を
追い払うためのものでした。
これを社会問題に置き換えると、
いろいろなものが見えてきます。
景気問題、
国際情勢、
日中関係など、
ここ数年、
同じような状況や議論が続いています。
どれも同じ状況に見えますが、
じつは
「鹿威し」の竹筒の水のように、
しだいに溜まっていきます。
それがあるとき、
バランスを崩すほど重くなって、
局面の大転換が起きるのです。
バブルの真っ最中、
日本中が右肩上がりの好景気に
浮かれていました。
それが突然崩壊し、
その後の「失われた十年」が始まりました。
おそらく、
竹筒の水が溜まっていることに
気づかなかった結果でしょう。
まさに、
大きく傾いたわけですから、
「鹿威し」の原理が起きたといえます。
この原理で
世の中を仔細に観察し続けていれば、
水の量や溜まり具合で
「そろそろ来るぞ」
というタイミングが見えてきます。
現に、
バブルに浮かれて、
どの銀行も、
土地神話を背景に
貸し出し競争にあけくれていたとき、
「おかしいぞ」と
気づいた銀行もありました。
静岡銀行は、
そうした銀行の一つです。
静岡銀行は、
その名をもじって
「シブオカ銀行」
と揶揄する向きがあったにもかかわらず、
貸し出し競争に参加しませんでした。
期せずして
「鹿威し」のセオリーで、
竹筒の中に
水が溜まっていってる状況を
察知していたといえるでしょう。
どんな問題を見ても、
この「3つのセオリー」に
当てはめて吟味すると、
いろいろな予測を
筋道立ててできるのではないか、
と思います。
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日々湧いてくる様々な問題を
3つのよりどころに照らして考えると
考えがまとまり易いのは助かりますね。
「動あれば反動あり」(作用反作用)
「慣性の法則」(エネルギー不変の法則)
「鹿威(ししおど)し」(相転移)
って、なんだか自然法則みたいです。
これら3つの公式に当て嵌めて解くと
素早く解答できそうかな^^