今でも時々鮮明な光景が蘇る程の

社会人時代の思い出があります。


 会社員生活の中で、

5年ほど大阪での単身生活を
していました。 


 仕事面では変化無く、

場所が変わるだけでしたので

何の問題もありませんでした。 


 住む場所は、

会社指定の不動産屋さんからの
紹介でしたが、


会社負担の家賃上限の規定があって

限度を超えないようにすると、 

それなりに古い案件しかなくて、

築古のマンション
を借りました。 



 駅近だったので、便利な場所でした。 


隔週で帰宅していたのですが、 

帰宅しない休日は、

自転車で梅田へ出かけ、 

梅地下ダンジョンを徘徊したり、 

阪急や阪神電車で三ノ宮へ出て、 

元町高架下で古いCDを物色していました。 



 家族の方はと言えば、

最初のうちは毎夜電話を
していたのですが、

電話代が勿体無いからと、 

必要なときにFAXくれればいいってことで、 

電話は早々に拒否られました。


 夏の暑い時期は、仕事終わりの夕方に、

 近くの河川敷を自転車でよく走っていました。 

 夕暮れ時の河川敷は、虫を食べるコウモリが

沢山飛んでいて、顔面スレスレを飛びまくるので

ヒヤヒヤしながら走っていました。



 コウモリがぶつかって来る事は無いので

心配は不要でしたけど、

ほんとに目の前まで来る
ので恐怖でした。


 夏でも、夕暮れ時の河川敷は、

風が涼しくて
気持ちよかったです。 


 5年ほど経って、工場の面倒も見ろとのお達しで、
また関東へと戻されました。


 移動先の工場長からは、

設計からスパイが来たって
言われて、

ちょっと問題が起きると

私に文句をつけて来るような環境でした。 


 文句は言われましたけど、工場での改善活動は

新鮮な経験で面白く仕事をさせてもらいました😀