今でも時々鮮明な光景が蘇る程の
社会人時代の思い出があります。

術後4ヶ月もすると、ずいぶんと元のように戻る
もので、長距離ドライブも出来る気持ちに
なっていました。

夏休みを利用して、北海道の東側を巡るドライブを
妻に計画して貰いました。
車はフェリーに載せて、苫小牧を基点にして、
ちょっと楽をすることにしました。

あらかじめ走行距離を決めて宿を予約して、
紙のマップを頼りに走りました。

先ずは、襟裳岬を経由して、
帯広の東にある池田町に向かいました。
日高町の牧場を横目で見ながら海岸沿いの道を
ひたすら走りました。

浦川町を楽勝で通り過ぎ、目的地の襟裳岬へ
やってきました。
このあたりは道もよく舗装されていて、
疲れることも無く余裕でした。

襟裳岬での休憩を終え、
地図を頼りに東海岸の道路を走りました。
標識には「ナウマン国道」と書いてありました。

そのまま国道を走ることにして、
暫く走ると、なんと未舗装の道路に変わりました。
直ぐに舗装路になるだろうと期待して走っても、ずーっと未舗装のままでした。


おまけに、地図上では橋が描かれている様に
見えたところに橋は無く、
大きく迂回する羽目になりました。

ガタガタ道を2時間くらい走った後だったので、
メンタルも体も疲労MAXになっていました。

北海道の国道を甘く見ていました。反省!

何とか池田町のワイナリーにある宿に
たどり着いたときには、
日も暮れて真っ暗になってしまいました。
その日の宿では、美味しいワインを楽しみに
していましたが、ドライブ初日から
北海道旅の現実を知らされました。

明日は根室経由で知床まで行く予定だったけど、
道路、大丈夫?って不安な夜を過ごしました。