今でも時々鮮明な光景が蘇る程の
社会人時代の思い出があります。
私の営業テリトリーは商店街、住宅地が混在した
地域でした。
商店街には、いろいろなお店がありました。
板金やさん、本屋さん、古物商、喫茶店・・・
板金やさんは、とっても優しい職人さんで、
お茶やお菓子を度々頂きました。
本屋さんは、意地悪な店主でした。
地図を買う為、手にとって開いて見ていたら、
無言で手から取り上げられて棚に戻されました。
たぶん、道を調べていると思ったみたいでした。
居酒屋の女将さんと商談をしたことがありました。
お店が開いている時に来て下さいと言われたので、
上司と2人で行くことにしました。
お店での商談当日、他のお客さんも居る中で、
いい感じで商談を進めました。
お酒を飲みながらの商談なんて、
そんな上級スキルは持ち合わせていないので、
上司にお任せ状態でした。
商談を終えて、ほぼ商談成立の感じで
お店を出ました。
後日、本契約の為、お店へ伺ったのですが、
キャンセルされてしまいました。
理由は、はっきり言われませんでしたが、
上司の想像では、こうでした。
商談していた時に、
端の方で商談の様子を伺っていた"おっちゃん"が、
焼餅を焼いて、横槍を入れたのではないか。
さすが上司、経験豊富!
なるほど、居酒屋アルアルってやつか。
女将さんとしては、お得意さんには逆らえない。
様子を伺っていた"おっちゃん"
いくら注ぎ込んでいたのでしょう(笑)