無庵日録 (1212) 遺伝子と科学と仏法 | 無庵日録

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 会津八一先生の「学規」を規範としたい。▲ふかくこの生を愛すべし▲かへりみて己を知るべし▲学芸を以って性を養うべし▲日々新面目あるべし

2024/06/16 (日)

 近代科学が発見した遺伝子の働きについて、いつしかこんな事を思っている。人類が経験してきた事も、現在経験している事も将来経験することも全て遺伝子の働きそのものである。 

 

 人間は心の持ち方による行動で、無意識(本能・個性・遺伝子)に人生と称する生存面と生活面を営んでいる。その全てに科学が見出した遺伝子の働きと思える。

 

 仏法が人間は五種類に別れて存在していると説いた事は科学が発見した遺伝子の働きを先んじて受けとめている。人類が五種類の人間で成立っている観方に人間の勉強の必要性を覚える。

 

 人間は心の持ち方による行動で、個々人に生まれつき内在している五種類の遺伝子がON/OFFの働きをしている。この無意識の働きに戦争も平和も関わっている流れを思わずにいられない。

 

 五種類の遺伝子を自己流に、優性・良性・従順・劣性・悪性と

受けとめている。人間は変り続けてやまない、自分はどの遺伝子のON/OFFの働きで存在してきたのかと独り語ちる。