無庵日録 (1063) ピアニスト務川慧悟 | 無庵日録

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 会津八一先生の「学規」を規範としたい。▲ふかくこの生を愛すべし▲かへりみて己を知るべし▲学芸を以って性を養うべし▲日々新面目あるべし

2024/01/19

  ピアニスト務川慧悟のインタビュー記事が毎日新聞(1月17日)に掲載されていた。エリザベート国際音楽コンクール3位入賞で演奏活動幅を大きく広げ出したピアニストの一人と思える。

 

 「今後は好きな作品を深めていきたい 。今、演奏活動前面に取上げたい作曲家はバッハである。自分にとって努力する感覚がなく自由に弾ける作曲家の一人と思っている。

 

 バッハ作品は数多く弾き演奏技法を自由に変えられる位に体に沁み込ませなければいい演奏は出来ない。音楽に対する考え方を極めて自分のメッセージが伝わるようにしたい」

 

 以上のインタビューに個性的なピアニストを感じ今後の新しい演奏活動を期待したい。バッハという比類ない個性を伝えて欲しい思いがある。