猫とタオル、どちらも私にとって欠かせない癒しの存在。猫とタオルと片づけにまつわる暮らしの記憶を、ふんわりと綴った備忘録。\さらにインスピレーションするキーワードは毎回違う音で始まる『ことわざや慣用句』に/
五十一音から始まるキーワードのは『か』から始まる…

可愛い子には旅をさせよ
~ 可愛いタオルには旅をさせよ~タオルに感情移入し過ぎたお話
うちにはお局様のようなタオルがある。
洗面所の一軍メンバーで、使いすぎて色は薄れ、端っこは糸がタコの足みたいに何本か踊ってる。
だけど、ふしぎなことに…これがいちばん水を吸う。
ふわふわの新入りが入ってきても、結局はこのタオルに戻ってしまう。
そんな絶対王者タオルと私の蜜月を終わらせるきっかけになったのが、
ある日見かけたSNSの投稿。
「保護猫施設では、古いタオルを必要としています」
なに!?
うちのタオル、ついに第二の人生(タオル生)を歩めるのか。
わが家でも猫を飼っているので保護猫活動をされている方には頭が下がりっぱなし。
<4/14昨日めでたく13歳の誕生日を迎えた♂猫・名前は会長>
「これは…運命なのでは?」と謎の使命感に駆られ、
さっそく使い捨ての雑巾にでもと、溜めておいた古タオルたちを
押入れのケースから招集。
きっと狭いわが家の掃除なら5年分はある。
雑巾になれるタオルはまだ良しとして、
結局何のお役にも立てず陽の目を見ないままならば…。
いっそ猫のおしりに敷いてもらった方がタオル冥利に尽きるに違いない。
問題は、例の古いお局タオル。
そう、あの絶妙な吸水力…
顔を包むとほっとするあの安心感。
もはや精神安定グッズの域。
しかし私は決断した。
可愛い子には旅をさせよ
タオルをたたみ、そっと箱に入れ、メッセージを添えた。
「どうか、猫たちのお役に立てますように」
使い古したタオルを見送る瞬間は、
子どもを新生活に送り出す母親のような気分だった。
元気でね…できれば帰ってこなくていいからね…みたいな。
こうして、私のお局タオルは、
保護猫たちのお友達として第二のタオル人生を歩むことになった。
これからは、新入りタオルと心機一転。
でも正直なところ、ちょっと寂しい。
今頃はどこかの猫のおしりを柔らかく包んでいるかもしれない…。
《5月は暮らし最適化月間》
《自分にちょうど良い暮らし》を見つけに来てくださると嬉しいです。
5/11(日)母の日に、眺めも素敵なおりづるタワーエソール広島研修室でお待ちしています。
イベント当日は不要なタオルの回収ボックスも設置して、保護猫施設へと寄付させていただきます。
《GOMONTH2025日本ライフオーガナイザー協会主催チャリティイベントin広島のお知らせ》
~持つ・しまう・手放すをラクにする~
『暮らしが変わる片づけ』
