猫とタオル、どちらも私にとって欠かせない癒しの存在。猫とタオルと片づけにまつわる暮らしの記憶を、ふんわりと綴った備忘録。\さらにインスピレーションするキーワードは毎回違う音で始まる『ことわざや慣用句』に/
五十一音から始まるキーワードのは『な』から始まる…

名は体を表す
『名は体を表す』
タオルって、漢字で書くと?どうなるか調べてみた。
辞書に載ってるわけじゃないけれど、洒落っ気たっぷりの当て字がこれ。
多織留(たおる)
たくさん織って、留まる。
なんだか、人と人とのご縁やつながりを感じさせる不思議な字面。
そういえばご挨拶のタオルに「御多織留」って見たことがあるのを思い出した!
お祝いの席が『お開き』を御披楽喜と読ませたり、
終わるや折るなど忌み言葉を使わない日本人らしく、祝意を込めた意味があるらしい。
なぜ人は「タオル」を贈るのか?
お中元でもお歳暮でも、引っ越しのご挨拶でも、法事のお返しでも。
気づけば「はい、どうぞ」と手渡されるものの代表格は、やっぱりタオル。
たしかに、いくつあっても困らないけど。
サイズも、費用も、きちんと感も無難。
そして何より、誰でも使う。
花より主張がなくて、お菓子より消えにくくて、
形が残るけど、思い出にはなりすぎない。
もしかしたら
気を遣いすぎず、でも手を抜いてるわけでもないという微妙な距離感の贈り物かもしれないけど(笑)
名は体を表す
でも、
多織留。たおる。タオル。
たくさんの織りを、暮らしに留める贈り物。
選んでくれた気持ちをありがたく大切に受け止めて、
いただき物のタオルたちも、これからはしまい込まずにちゃんと使って行こう…。
5月のチャリティイベントでは、タオルをテーマにしたワークショップもお楽しみに~