猫とタオル、どちらも私にとって欠かせない癒しの存在。猫とタオルと片づけにまつわる暮らしの記憶を、ふんわりと綴った備忘録。\さらにインスピレーションするキーワードは毎回違う音で始まる『ことわざや慣用句』に/
五十一音から始まるキーワードのは『ほ』から始まる…

骨折り損のくたびれもうけ
骨折り損のくたびれもうけ?
ある日ふと、タオルの匂いが気になった。
長年使ってきたお気に入り。
だけど…なんだか、うっすら“生乾き臭”がする。
思い切って新しいタオルに買い替えてみたけれど――
1ヶ月も経たないうちに、またもやあのイヤ〜な匂いが再来。
そしてまた気分が凹む。
■ 意地と鍋と、火傷寸前
「負けてたまるか…!」と意地になった私は、
はやくもタオルを大鍋で煮洗いするという荒業に出た。
ぐらぐらと煮える鍋。
立ち上る湯気。
キッチンはまるで温泉地帯。
結果――
・火傷しそうになる
・ガス代がかかる
・湯気で部屋がこもる
・へとへと
骨折り損のくたびれ儲け
ドイツ製の洗濯機では60度洗いがスタンダードらしいけど、
今となっては、洗濯機を買い替える時に、日本製でも60°の高温で洗える機種の
数万円をケチってダウングレードしたことが悔やまれる。
骨折り損のくたびれもうけ、ここに極まれり。
■ タオル、ただ新しければいいってもんじゃない
生乾き臭の元は、濡れた状態で長時間放置されることによる雑菌の繁殖。
つまり、新しいかどうかよりも、
「濡れたままの時間が長いかどうか」が運命の分かれ道。
特に最近のお高め・厚めのタオル。
ふわふわで肌ざわり最高だけど…高温多湿の日本では芯まで乾きにくいのが悩みの種。
■ 夜の洗濯、家族のタイミングはバラバラ
「じゃあ風呂の後、すぐ洗えばいいじゃない」って?
そう思ったけど、うちの家族はみんな風呂の時間がバラバラ。
夜中に誰かが入っていると、夜のうちに洗濯スタートはなかなか難しい。
■ ならば「ちょっとだけ干す」という選択
それならせめて、朝までタオルをかごに放置しないようにしよう。
そう思って、脱衣所の風呂ドアにステンレスのタオル干しバーを取り付けた。
これなら、使い終わったタオルをとりあえずひと晩干しておける。
湿気がこもらず、雑菌の大好物「濡れたまま」が回避できる!
ちょっとした工夫…。
■ 煮洗いの頻度が激減。
この出来るだけ乾かす、このひと手間を始めてから、
あの壮絶な鍋バトル(煮洗い)は、季節に一度ほどに激減。
気づけば、匂いも気にならないし、タオルも元気にふわっとしてる。
■ 小さな工夫、大きな手間の回避
かつては、
「新品なのに臭う!」
「よし、煮よう!」
という、体力と気合の戦いを繰り返していたけれど――
ちょっと干すだけで、ぐっとラクになる。
これぞまさに、
「骨折り損のくたびれもうけ、からの卒業」。
「丁寧な暮らし」とまではいかなくても、
タオルひとつで気づく、小さな快適さ。
日々のほんの少しの意識が、
あの“くたびれもうけ”を救ってくれるのかもしれません。
《5月は暮らし最適化月間》
是非《自分にちょうど良い暮らし》を見つけに来てくださいね。
5/11(日)母の日に、眺めも素敵なおりづるタワーエソール広島研修室でお待ちしています。
イベント当日は不要なタオルの回収ボックスも設置して、保護猫施設へと寄付させていただきます。
GOMONTH2025日本ライフオーガナイザー協会主催チャリティイベントin広島
~持つ・しまう・手放すをラクにする~
『暮らしが変わる片づけ』