私の姑が大家さんをしています。
築30年をこす鉄筋コンクリートのアパートですが、不動産投資をしたのはバブルのころ。
流行のアパートのタイプだったので、いつも満室で経済的にも潤っていたと聞きました。
しかし、築25年を経過したころから、アパートの空室が目立つようになりました。
現在は8戸あるうちの入居で埋まっているのは5戸です。
不動産収入が以前に比べると減っているということですね。
そのため、オーナーで大家である姑は何とか入居者をふやしたいと思って管理会社と話し合いはしているのですが…なかなか新しい入居者は入ってきません。
ボロ物件投資に失敗する人はやるべきことをやらない人
なぜこの築30年を超えた物件に新しい入居者がこないのか?
あまり姑は耳を貸しませんが、分析してみました。
あまり姑は耳を貸しませんが、分析してみました。
キャッシュフローがマイナスにならないように、家賃を調整
まず一つ目に、家賃が高いということがあげられます。
アパートの経営をする上で家賃というのはとても重要な要素になります。
入居者がこないから、家賃を下げるというのも簡単にはできないでしょう。
いったん引き下げたものはあげることは難しいですし、現在入居中の家賃はどうなるかという問題も発生するからです。
しかし、空室になっていれば収入は減る一方ですね。そのため、家賃対策はとても重要な要素です。
しかし、空室になっていれば収入は減る一方ですね。そのため、家賃対策はとても重要な要素です。
少なくともこの10年は家賃に変化がないので、管理会社と相談して家賃を検討する必要があるでしょう。
そうすれば少しは入居を検討し見学する人も来るのではないでしょうか。
リフォームも面倒くさがらずにやって空室リスクを下げる
次に問題なのは、老朽化をそのままにしているという点です。
姑が管理していますが、ベランダや外壁といったところを注意深く見ているはずはありません。
住民からテレビの映りが悪いと言われ続けてやっと点検をしたら破損していて交換することになったということもありました。
また長年の結露が原因で窓枠の下側の木が腐っていて交換になった家もありました。
こういった風に、やるべきことをやらず、楽して不動産投資をしようと企んでいる人は、確実に失敗する人です。
ボロ物件投資に向いている人は、やるべきことをきちんとやれる人
アパート経営というのは、快適に住んでもらうために住民の声に耳を傾け、定期的にメンテナンスをすることが重要です。
それが出来なければ、快適に生活をすることが出来ず、もっと良い条件のアパートに転居するのは当たり前ですね。
不動産のオーナーとは別に管理会社があるといっても、やはりオーナー、大家の意識が重要だと思います。
その部分が欠けているので、老朽化してもそのまま、そして家賃の見直しもせずここまで来たので、アパートの空室が目立つようになってきたのでしょう。
その部分が欠けているので、老朽化してもそのまま、そして家賃の見直しもせずここまで来たので、アパートの空室が目立つようになってきたのでしょう。
不動産のオーナー、大家も歳をとっていきます。
考えも老朽化していくので経営というのはとても難しいのではないかと思います。
このように、きちんとするべき対応ができない人は、ボロ物件投資は向いていません。
コツコツと、やるべきことの積み上げができる人が、ボロ物件投資に向いている人です。