昨日更新した記事はこちら。
綺麗に着飾ることで自分の居場所を得ていたヒロインくるみ(川口春奈)とシンプルに生きたい駿(横浜流星)。
男女5人がひとつ屋根の下で暮らしながら、恋をしたり、友情を深めるというストーリー。
リアルタイムでも観ていたけれど、不思議なもので2周目も面白い(´◡͐`)

舞台は青山。
街そのものが主人公のように輝いて見えるのは、さすが“おしゃれな街の代名詞”と呼ばれるだけある‼︎
表参道に、骨董通りに、青山通り。
映るたびに「あそこね!」と嬉しくなるロケ地の数々。
おしゃれして、仕事して、恋して、インスタ映えも欠かさない。
“キラキラ”という言葉がぴったりなアラサー女子くるみ。
当時はまだコロナ禍。
好き勝手遊びに行けない時期だっただけに、ドラマの中の世界が眩しかった‼︎
画面の中のくるみを見ながら、
「ああ、私もあの頃はこうだったな〜」
と、つい自分と重ねてしまう。
当時の私だって、仕事に恋に、おしゃれにも全力投球。
振り返れば、息つく間もなく駆け抜けていた日々だった。
深夜残業に休日出勤。
ようやくオフィスを出たのは21時過ぎ。
そこからデートに直行、なんてことも日常茶飯事。
なんなら、24時まで働いて、朝まで飲むことだってあったもん。
今思うと「体力どうなってたの?」と自分にツッコミたくなるほど。笑
毎日睡眠不足だったけれど、それでも翌朝はヒールを履いて会社へ。
クマをコンシーラーで隠し、ガムで眠気を誤魔化し、恋のトキメキで全部チャラにしていた。笑
そして、失恋した時は、「仕事は裏切らない」
呪文のように唱えてたっけ。笑
あの頃の自分は、体力・気力・肌の回復力までフル装備。
いわば“若さという最強バッテリー”を持っていたんだと思う。
当時、それが“若さの特権”だなんて思いもしなくて。
こんな毎日がこの先もずっと続くんだと、どこか当たり前のように信じていたし。
でも現実は、楽しいだけではない。
仕事では壁にぶつかっては悩み、恋では泣いて泣いて、心がぐちゃぐちゃになったこともあった。
だけど、あの頃は“若さの勢い”で立ち上がれたし、悩みも涙も、自分を成長させてくれるエネルギーに変えられたのだ。

今の私から見たら、あの頃の私は眩しいくらいに輝いていた…。
当時の私は毎日必死過ぎて、そんなことに気付きもしなかったけれど。
でもだからといって、もう一度あの時代に戻りたいかと問われれば、答えは「ノー」。
だって今の私は、あの頃よりもずっと幸せだから。
たしかに若さには若さの美しさがあるけれど、年齢を重ねたからこそ見える景色もある。
どちらもかけがえのない時間だ。
最終回のエンドロールが流れる頃には、心にぽっかり穴が空いてたのも正直な気持ち。
くるみは会社を辞めて結婚し、やがて子どもが生まれる…。
「もう終わっちゃったんだ」
そう感じたのは、最終回を観終えたドラマに対してだけではなくて、
仕事に恋におしゃれに、全力でキラキラしていたくるみのあの時間に対しても。
さらに言えば…
「私のキラキラも、とっくの昔にエンディングを迎えてたんだな」
と、冷静に突きつけられたような気持ちにもなったのだ。
私のキラキラタイムはすでに最終回どころか、遠い昔のこととなって、記憶すら怪しくなっているのが現実なんだけど。笑

若さの煌めきは、”打ち上げ花火“みたいなもの。
一瞬で消えるけど、心にはしっかり残ってる。
今の私は“線香花火”のようにじわじわ静かに燃えている感じ。
決して派手ではないけれど、目を凝らすととても綺麗。
しかも長持ちするし。
若さのキラキラも良かったけど、今のじんわり幸せな日々もやっぱり“よき”ってことで、この記事を締めたいと思います‼︎