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こんばんは。





私の母は、教育熱心でした。
ただし、教育ママとはちょっと違う。



あなた達に残してあげられるのは、教育だけだから


時々、そう言っていた。
だから、教育費は惜しみなく出してくれました。




45年前、まだお受験なんて言葉がない時代に、私立幼稚園の受験をした私。


小学校の時は、付属の中学校に行くのが当たり前と思ってたし、中学校に入学すると、当然のように付属の高校を目指した(中高一貫だったため、目指すも何も、フツーに上がれたんだけど)。







さて、どうしよう?!


そう思ったのは、高2の春。


それまで、親が敷いてくれたレールの上を歩いてきた私だったから、その先はノープラン。
自分の人生を自分の頭で考えることなんてなかったし、将来の夢もなかった。



周りは、大学受験をする子ばかり。

私も受験かな〜
こうして塾に通うことになるわけですが、成績がヤバかった。笑

全教科まんべんなく出来が悪く、英語に至っては、希望してたクラスに入れず、一番下のクラスという有り様。



努力の甲斐あって、早慶には届かなかったものの、それなりの大学に入学。
私の中では、人生一発逆転!だった。笑

で、のほほんと生きてたら大学3年に。

進路を母に相談すると


就職なんてまだしなくていいから、大学院か留学したら?

そう言われて、留学を選んだ。

やっぱり、まだまだ親の敷いたレールを歩いてたんだと思うだけど、留学中は楽しくてたまらなかった。





今と同じ、1ドル145円だった時代。
2年間の留学費用は高額だったに違いないし、幼稚園からオール私学だった教育費も含めれば、相当な額を出してもらったに違いない。



帰国後は、金融業界で働くことになるわけですが、結婚や妊娠を機に退職する人たちを見送るたびに

勿体無いな〜

って思ってたのが正直な気持ちです。

私自身、専業主婦になることに大きな躊躇いを感じていたから。


大学だけでなく、留学までさせてもらって専業主婦だなんて勿体無いし、申し訳ない。
だから、働くんだ!


いつも自分に言い聞かせてました。







今思えば、表面的なものしか見えてなかったし、「勿体無い」という気持ちに縛られ、人生の選択肢を自ら狭めていたのかもしれない。とさえ思うのです。
とは言え、仕事は好きだったし、これまでの自分の選択に後悔はない。





仕事を辞めて専業主婦になった今思う。
全然、勿体無くない!と。

全ては、私をここに連れてきてくれるために必要不可欠だったのだから。
そして、今が幸せと思えるのだから。


どれかひとつでも欠けていたら、夫や息子に出会えなかったでしょう。





教育費は負担ではなく、子供への投資。
リターンは、子供の自立や幸せ。

だとしたら、母の投資は成功だったと思う。


もう「ありがとう」と伝えることはできないけれど、これからも私が幸せで居続けることが親孝行だと思ってます。