ソウル 仁川空港でのこと | タイで日本食堂やってます

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タイのとある地方都市で日本食堂をはじめて10年以上。 なのにタイ語もまともに話せずタイ人の友達もいない。でも不思議になんとかなってる50代独身、猫二匹との生活のお話です。

ソウルの梨泰院で大変な事故が起こりました。

 

ニュースで見るとまったく身動きのできない状況の中で亡くなられた方は本当に無念だったでしょう。

 

この光景で思い出したのが数年前の1月3日にインチョン空港で乗り継ぎをしたときのこと。

 

あの時は千歳~仁川、乗り継ぎで仁川~チェンマイの行程。

 

仁川空港は乗り継ぎがとてもスムーズなのでそれまでは一時間以内の乗り継ぎ時間でも問題なかったのでお正月だからと言って心配はしていなかった。

 

そのころの仁川空港は世界のハブ空港を目指しており実際成田や羽田などよりも乗り継ぎ客は多かった。

 

しかも乗り継ぎ時間に無料で体験できるアトラクションもあるし、空港内の施設も充実しており免税店も安い。

 

確かそのころにアジアの空港ではじめてルイヴィトンが仁川空港に出店したはず(多分今はもうないと思う)

 

日本の地方都市、北海道ならば千歳だけじゃなく函館や旭川からのインチョン便もあり日系を使うよりも安くて快適な面が多かったのだ。

 

当時(最近乗っていないのでわからない)同じターミナルであれば大韓航空便の最低乗り継ぎ時間はたったの45分あれば発券できたので空港での待ち時間が無駄と思う人にはうってつけであった。

 

私の乗り継ぎ時間も一時間ちょっとだったと記憶しているがいつものようにスムーズに行くと思っていた。

 

でもお正月だったせいか乗り継ぎ便の手荷物検査がすごい人でごった返している。

 

にもかかわらず列はまったく進まない。

 

乗り継ぎの荷物検査場は空港内に何か所もあるのにたまたまその一か所に客が集中したのかあるいはどこも大混雑だったのかはわからないが、検査レーンが二か所しかなかった。

 

10分経ってもほとんど進まないのに後ろにはさらに並ぶ人が増えておりどんどん押してくる。

 

みんな多分乗り継ぎ時間が少ないのだろう(私も含めて)

 

1人が柵を乗り越えるとその人に続いてダダダッと何人もが一緒に前方の列に横入りする。

 

それに対して罵声を浴びせる人・・・「乗り継ぎ時間がないんだよ!」と誰かが答えると「俺もだ」 「私も」「俺の便はもう出発時間を過ぎてる」など様々な怒号が飛び交う。

 

それでも少し前まではその列を整理する係員が居て大声で指示してたのにいつの間にかいなくなっていた。

 

それがいけなかったのだと思う。

 

その係員がうまく客をさばいて、ナカナカ列が進まないとしても言葉で安心させてくれていればそれほど混乱しないですんだのだと思う。

 

私も焦ってはいたがこんなに混乱しているのなら飛行機は遅れて出発するだろうし、もし乗れなくても航空会社が翌日の便やホテルなど手配してくれると思ったので日本人らしくおとなしく並んでいた。

 

結局、一時間近くかかって手荷物検査を終え、私の飛行機も一時間くらい遅延して出発した。

 

仁川空港は今も私のお気に入りではあるがイザと言うときの対応が残念であった。

 

そういう点が今も変わらないのかもしれない・・・