猫のおみやげ | どっこい生きてる山の中 ぽちのブログ

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癌と介護と資格試験と私。
どんより幸せの毎日が
私を支える山の中。
明日はどっちだ、多分こっちだ。
5年生存率10%を無視して延命中の私が送る
後ろ向き人生のススメ

我が家には、クルミと言う猫さんがいます。

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彼女は、5年前の夏に
ふらりと現れたニャンコだった。

そのクルミさんのおみやげ持参率が
近頃高い。

いや、おみやげがドーナツとか
アイスだったら、大歓迎なのですが、

ほぼ100%ネズミの遺体です。

鳴き声で、口になにか咥えているのが
わかるので、

気づいた時は、遺体の搬入を阻止できるのですが、

たまに、部屋に持ち込まれ、
仕方なく私が外に運び出すことも
多いのです。

今年の頭に、彼女は一度食べたネズミさんを、
事もあろうか、部屋の中で吐き出すという失態をかましたことがあります。

その吐瀉物の、おぞましかった事と言ったら…。

母の入院で、疲れ果てていた私に、
あまりにもの仕打ち。

1番気の毒だったのは、クルミさん本人、じゃなった本猫で
しばらく、具合が悪く、明け方にゲロしまくっていました。
その度、その吐瀉物をなんとか
雑巾で拾い
布団やラグへの被害を避けようとして、
よく悪戦苦闘してました。

と、どうでもいい思い出話はさておき、

良く言われる、おみやげを持って帰っても、怒ってはいけないと言う話。


向こうは、良かれと思う気持ちも
こっちは、no", thank youなケース。

これは、人間社会にも有りがちです。

ここ何年間、この状況の対応に
随分と鍛えられた気がします。


結果、人とのやりとりに
余裕のある対応力が身に付いた
気がします。

これは、まさにニャンコパワー。

猫のおみやげは、ネズミさんの遺体ではなく、

人間としての成長だったのかもしれません。


今、彼女は気持ちよさそうに寝ています。


これから、私は彼女の事を
師匠と呼ばせていただきます。