「妖怪カサカサ女」になりませんように。

今回は油について触れてみます。

まじめな記事だよ～(笑)。

油と言えば、カロリーが高い、ダイエットや美容の敵、と

思っている人も多いと思います。

それは、正しくもあり、間違ってもいます。

油を一切摂らない「油抜きダイエット」では、

便秘がちになり、肌や髪も乾燥でカサカサになってしまいます。

ダイエットでお肌ボロボロ、では本末転倒ですよね。

そのポイントは油の質とその摂り方、なんですね。

悪い油・脂はやっぱり、美容やダイエットの敵です。

逆に良い油は、キレイなダイエットや美肌に欠かせません。

そこで油の摂り方を知って、

美しくなるために欠かせない『良質な油の選び方』をご紹介していきます

（１）良い油と悪い油、って何でしょう。

油には大きく分けて、飽和脂肪酸と、不飽和脂肪酸に分けられます。

●飽和脂肪酸

肉や乳製品などの動物性の脂肪を指し、常温で固まるのが特徴です。

●不飽和脂肪酸

魚類やオリーブ油、ゴマ油、などの植物油に多く含まれている脂質。

常温で固まりにくく体内で液体であるというのが特徴であり、

血中の中性脂肪やコレステロール値を調節する働きがあるといわれています。

この「飽和脂肪酸と」いうのが、体に良くないとされる油・脂です。

飽和脂肪酸は体内で合成できるため、必ずしも食事から摂る必要はなく、

摂りすぎによる弊害のほうが大きいんです。

中性脂肪や、悪玉コレステロールの増加、

高血圧を引き起こす要因とも言われています。

（２）不飽和脂肪酸だけ摂ってればいいの？

不飽和脂肪酸は

オメガ3系不飽和脂肪酸とオメガ6系不飽和脂肪酸という主な2種類に分類されます。

オメガ3系が良質な油、に該当するのですが

ここで専門的な用語を並べるよりは、端的にわかりやすく！言いますと、

αリノレン酸

【含まれる食材】

シソ油・えごま油・アマニ油などに多く含まれています。

【働き】

善玉コレステロールを増やす働きがあり、肌や髪にハリや潤いを与えます。

アレルギー疾患、高血圧を予防すると言われています。

【食べ方】

熱に弱く酸化しやすいので、ドレッシングなど生で食べたほうが良いです。

酸化を防ぐためにビタミンCやビタミンE、βカロテンと一緒に摂るのがオススメ。

DHA・EPA酸
【含まれる食材】

青背の魚（まぐろ、鯖、かつお、ブリ、イワシ、さんま、アジ、など）に

多く含まれています。

【働き】

脳の活性化や血液サラサラ効果が有名で、

美容効果としては、乾燥や肌荒れ防止効果などがあります。

中性脂肪や体内の悪玉コレステロールを減らす働きがあるといわれています。

【食べ方】

DHAとEPAは、体内で合成されない必須脂肪酸であるため、食事で摂らなければなりません。

魚の油に含まれる成分ですが、熱に弱い成分なのでお刺身が効率よく摂れる方法です。

オレイン酸

【含まれる食材】
オリーブオイル、アーモンドオイル、グレープシードオイル、マカダミアナッツ、

ヘーゼルナッツなどなどに多く含まれています。

【働き】

悪玉コレステロールを下げ、

人の皮脂を構成する働きで乾燥や外敵からも肌を守ります。

【食べ方】

酸化しにくく熱に強いという特徴があり、加熱調理もOK。

食材で言うと、

★たくさん摂りたい油・油を含む食品

・サーモン / マグロ
・イワシ / サバ / ブリ / サンマ
・亜麻仁油 / エゴマオイル / ココナッツオイル / オリーブオイル
・大豆製品
・アボカド
・ナッツ類（クルミ / アーモンド / ピスタチオ / カシューナッツ / ヘーゼルナッツ / マカダミアナッツ）　など。

★摂るのを控えたい油

・動物性脂肪（肉や乳製品）
・ラード

・ひまわり油／コーン油／サラダ油
・マヨネーズなど。

油といっても一口に「太る」のではなくて、

もちろん摂りすぎはダメだし、適量があるけれど

良質な油は代謝を促す効果があるのです。

その結果、体脂肪が落ちやすくなり体脂肪が増えるのを抑えてくれます。

また、お肌にハリと潤いを与えてくれるなどの効果があります。

冒頭に触れた、「油抜きダイエット」では、

乾燥の他、肌荒れ、生理不順、抜け毛などを引き起こすことにも繋がります。

量に関しては、もちろん個人差がありますけれど

ダイエット中とかで意識的にコントロールしている場合でも

「全く摂らない」というのは絶対ダメです。