栗の渋皮煮(簡単な栗の皮むきの方法から) | フードコンサルタント 今井一代

フードコンサルタント 今井一代

カフェプロデュース、レシピ開発、メニュー提案、料理撮影、など
フードコンサルティングの会社をしています。

昔に紹介した記事ですが、再度アップしますね!

この時期に是非作ってみてね!!


この時期になると出回ってくる栗、とっても美味しいですよね。

 

私は栗メニューの中で一番好きなのが渋皮煮。

 

ただ・・・、その皮むきが難儀なんですよね~~

面倒くさいし!

 

でも!!

 

 

簡単に出来るやり方をご紹介しますね。

 

 

用意して頂くのは、

 

 

 

・栗(←当たり前)
・圧力鍋

 

・作業用ゴム手袋

・ペティナイフ

 

 

作業用ゴム手袋というのは

 

 

これ。

こんなやつです。

これはどこのホームセンターでも売っています。

栗をむく作業で大活躍するよ~。

 

 

 

 

まずは、

 

 

 

 

栗を洗いまして・・・水と栗を圧力鍋に入れます。栗がしっかり浸かるくらいまで。


圧力鍋の蓋を閉めて火にかけます。

加圧が始まったら2分加圧して下さい。

 

2分経ったら火を止め、圧力が抜けたら蓋を外します。

 

 

で、熱いうちに栗をむく!!!

 

ここで活躍するのが作業用ゴム手袋!!

 

 

アツアツの栗を持っても熱くなーい♪♪

 

 



この栗の鬼皮(固いつるつるの皮)に

ペティナイフの刃を当てて手前に引くように剥いています。

(この写真撮れなった、ごめん~)

 

簡単にペロリン!と剥けます。

 

 

 

渋皮煮にする場合は

 

 

このように渋皮(鬼皮の下にある繊維みたいな皮)と座の部分を残します。

座っていうのは、栗のお尻のザラザラした部分の事。

ここで注意!

①座まで剥いちゃうと、煮ている時に渋皮がはがれ易くなっちゃいます。
②鬼皮をむくときに渋皮も剥いてしまうと

(黄色い部分が出てしまうと)そこから煮崩れます。

 

つまり、剥くのは鬼皮だけね。

 

 

この時の作業は、栗が熱いうちに素早く!!

 

軍手だと、熱いのが染みてきちゃうし、普通のゴム手袋だと薄いし。

こんな感じになります。

 

※ここで、もし剥き栗にして

栗ごはんなどに使いたい場合は、渋皮も座も全部むいちゃってOK!



さて、ここから渋皮煮の作り方です。

 

【渋皮煮のつくり方】

まずは、あく抜き。

 

 

水に栗と重層(小さじ2くらい?適当でOK)を入れて、火にかけます。

 

アクを取りながら、10分くらいコトコト煮ます。

 

10分くらい煮たら、優しくザルにあけて、

 





水洗いします。

 

この時、座を優しく取り除き、なでる様に余分な皮を剥きます。

 

 

で、また水と栗と重層を入れてコトコト10分。これを2回繰り返します。

 

メンドクセーーー!!

 

 

最後に、水で栗を煮て、重層を抜きます。

 

 

2分ほど沸騰させて重曹を抜き、ゆで汁を捨てる。この作業×2。

メンドクセーーーーーーーー!!!

 

 

で、メンドクセー処理した栗を、

 

 

今度は水、栗、砂糖(栗の重量の50%くらい)を入れて

これまたコトコト煮ます。

砂糖は2~3回に分けて入れます。

紙で落し蓋を作り、

コトコト弱火で煮て、煮汁が半分くらいになったところで

ブランデーを50ccほど入れてます。

ひと煮立ちしたら火を止めて、煮汁に浸したまま一晩置きましょう。

 

保存は

 

煮汁ごと容器に詰めて冷蔵庫で一週間位です。

 

このめんどくさい処理をした渋皮煮、

 

めんどくさい分だけ、美味しいですよ♪

是非お試しあれ~~。


栗の渋皮煮

 

食べるのはあっという間!!!
まるでディズニーランド!