全くの妄想です。
現実の二人は休止後もんかよく旅行や食事にいったりしてますが全て無視していますのでよろしくお願いします
~雅紀ちゃん目線~
「懐かしいなあ・・」
数年ぶりに訪れた地で思わず口から出た言葉
嵐が休止してからここに来ることはなかった
来たいけど来たら想いがあふれ出しそうで怖かったから・・
それでも今年は何故かここに来なきゃって思ったんだ
一人ハンドルを握り想い出の地をあの時と同じ順番で巡ってきた
懐かしい磯の香り、砂浜、あの時と全く同じ景色とはいかないけど、俺なりに一つ一つ心に焼き付けながらもうここに来ることはないだろうと・・・
そう、決意の一人旅だった
俺と翔ちゃんはあの俺千葉がきっかけで付き合い始めたんだ
最初はメンバーにも内緒・・・って言いたいけど速攻で皆にバレた
三人が言うに俺たちはバレバレくらい分かりやすく言動に出ていたんだと。隠してたつもりなんだけど長年一緒にいるメンバーには敵わないね
それでも皆の協力もあって事務所にバレても沢山の想い出を重ねてきた
でも、休止が決まって自分たちの環境が大きく変わっていくな中で俺は怖くなったんだ
このまま二人が付き合っていても良いのか?
嵐としての活動がない中何かあったときに誤魔化せる?
そんな俺にしてはマイナスな思考が膨らみすぎて翔ちゃんに別れを切り出した
もちろん翔ちゃんは納得するはずもなくて、何回も話してるうちに俺の決意がかたい事に翔ちゃんが折れる形になった
その気に翔ちゃんに言われたのは
「とりあえず今は雅紀の気持ちを優先する。でも俺が雅紀を嫌いになることないし、きっと雅紀だって俺を嫌いにはならない。それだけは誰が何と言おうと絶対的な自信があるんだ。だから俺は諦めないからな」
だって・・・
その言葉の通り、嵐が休止中でも翔ちゃんは俺を食事に誘ってくれる。毎回断るのは申し訳ないからたまには一緒に食事したりする。その都度俺は翔ちゃんへの気持ちがなくならない事を思い知らされる
それを翔ちゃんに悟られないように振る舞うのって結構大変なのに、翔ちゃんは俺への想いをまっすぐにぶつけてくるんだ
けどこのままじゃダメだよなって思って、ちゃんと翔ちゃんへ想いを断ち切らなきゃって決意して、今日こうやって一人旅をしているんだ
そして最後のこの場所あの時のベンチはもうない。落とし穴だって花火だってない・・
そう、全ては変わっていくんだ
景色も気持ちも・・・翔ちゃんだってきっとそのうち頑固な俺に愛想を尽かすだろう
俺はきっと怖くなったんだ。めまぐるしく変わる環境、その中で大切な人を亡くしたことも・・・
いつか翔ちゃんも俺の前から消えちゃうんじゃないか?
皆に知られて悲しい思いをしなくちゃならなくなるかも・・・とかとにかく怖くて、誰かの力で離れる事になるなら自分から手を離そうって・・
俺は臆病で勇気がなくて・・・
今日も綺麗な夕日
俺は最後に自分の気持ちを吐き出したくて誰もいないのを良いことに声に出しいた
「翔ちゃん、今までありがとね。今も翔ちゃんの事大好きだよ。
だけどそれも今日でおしまいにするね。明日からは翔ちゃんの事をメンバーで友達って・・・。」
そこまで言ったら涙が溢れてきた。こんなんじゃダメじゃんね
「グス・・、ホントに最後にするね・・グス・・翔ちゃんへの・・大好きな・・・気持ちはここに置いていくね・・・。二人でいた時間は・・・最高に楽しくて・・幸せ・・・だったよ・・・グス・・ありがとう・・・・」
言い終えて立ち上がったその時
長くなったのでⅡに続きます