家について考えるとき、それが新築であるかリフォームであるかに関わらず
間取りや住宅設備に目が行きます。
使い勝手のよい動線・配置、そしてデザイン。
主にこれらの計画は図面を元に考えられます。
紙に書いた直線でその家や部屋をイメージしていくのです。
図面に慣れている人には頭の中で立体に変換して考えることができます。
でも仕事でそのような関係でない場合、思いのほかこの作業自体が難しかったりします。
「イメージがなかなか分からない」
そんなことが起こります。
それを解消するために3Dのイメージ図なんかもずいぶん進歩してきました。
けれど
満足いく家づくりのためにはやはりそれだけでは足りないような気がします。
特にそれまでの住まいを引継ぎつつ変化させていくリフォームはなおの事です。
なぜなら家族のステージを形作るのは壁・床・天井だけではないからです。
子供たちの成長を一緒に見守ってきてくれたお気に入りの家具や
結婚式のなつかしい写真、大好きな本達・・・
そんな小さな家族の歴史たちも、「我が家」にとっては欠かせない演出だったりします。
家族が一番落ち着く場所
自分にとって最高に安らげる場所
そんな住まい作りのために、本来脇役である家具や小物にもちょっと脚光を当ててみる
のも意外と効果的かもしれません。(^∇^)
